鈴木一平の「水鏡」
我が人生で貯め込んだ1万数千の音源を、たまにランダムに、夜ベッドに入ってから聞く。
すると、たまに耳に引っ掛かる歌に巡り会う。つまり、その音源を録音した当時はそれほどでも無かったが、今聞くと妙に心に引っ掛かる、という歌だ。
先日引っ掛かったのが鈴木一平の「水鏡」という歌。
タイトルの「水鏡」という言葉が、何とも品があってキレイ。
もちろん自分は鈴木一平などという歌手は知らない。
それが、先日何気なく見ていたTVに、今の姿で出て来てこの歌を歌っていたのだ。
番組はBS4Kの「歌える!青春のベストソング~今宵BAR昭和で~#10」(2026/02/27放送ここ)という番組。
ググると、この歌は1980年(昭和55年)の歌で、作者の鈴木一平さんは、以来ずっと活動をされているという。
先ずは1980年発売のオリジナル。
<鈴木一平の「水鏡」>
「水鏡」
作詞・作曲:鈴木一平
一生一度きりの別れならばいいものを
人は幾度となく 悲しみを繰り返す
手さぐりの中でふと抱かれるような
甘い思い出は通りすぎてゆく
振り返ることなく 明日だけをみつめながら
いつか来た道と気付かずに歩いた
そこは幸せと不幸の別れ道
悲しみおぼえた 出逢い道
私だけの貴方にはなってくれるはずがない
心のぬくもりも今は
わすれてみるわ わすれてみよう
揺れる二人の 夢もよう
水に浮かぶ枯葉に目を向けると
丁度今の私 同じようにみえた
風に打たれ雨に打たれ たどる道は
苦しみおぼえた迷い道
はかない恋の ほろにがさを知って
強がりはよせよと口ずさんでみます
あふれる涙はとめどなく流れて
とまどう私は 闇の中
私だけの貴方にはなってくれるはずがない
心のぬくもりも今は
わすれてみるわ わすれてみよう
揺れる二人の 夢もよう
それから45年後の今、74歳の「すずき一平」(芸名を変えたらしい)さんの歌。
<すずき一平の「水鏡」>
最近、特に昭和の歌の番組を見掛ける。上の番組でも、何と本田路津子が53年ぶりだという「秋でもないのに」を歌っていた。
前にも書いたが、往年の名歌手でも、ボイストレーニングを続けていないと声質は無残になる。
前に現役復帰した森昌子が、復帰に際し、昔の声を取り戻すべくボイストレーニングに大変な苦労をしたという話を聞いたことがあった。
自分的に言うと、自分の若い頃に聞いていた歌手で、立派に現役を張っているのは、布施明と森山良子くらい・・・
森山良子も、毎日専門のトレーナーによるボイストレーニングで声を保っているという。
その点、現役の歌手の歌は安心して聞ける。
オマケに、ジェロの同じ歌を。
<ジェロの「水鏡」>
昭和の歌謡曲全盛の時のTV画面を見るのは懐かしい。しかし、やはり幾ら往年の名歌手でも、半世紀経った自分と同じ今の老人の歌声は頂けない。昔の好印象を壊すだけ。
ひょんな事でTVで見掛けた今の「水鏡」ではあるが、やはり昔の音源がいいな・・・と浸っている自分である。
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コメント
昨年1月以来のお久しぶりの「時流」です。
「時流」は自分の本名をもじった音が鈴木一平さんの曲名の「時流」となったものです。
そうです私は昔から鈴木一平さんのファンでした。といってもポプコン好きなことで知ったデビューアルバム「北緯43度」を買ったくらいなんですが。水鏡以外にも好きな曲があります。無料のSpotifyとかでもいくつかは聞けますね。
大勢には知られてないかもしれませんが彼の歌(歌詞の世界、歌声)の空気感が好きで今でもたまに聞きたくなります。
【エムズの片割れより】
鈴木一平さんはマイナーな歌手かと思っていましたが、結構有名だったんですね。
失礼しました。
この歌は、歌詞と音符が合っていて、語りかけるような珍しい?歌ですね。
投稿: 時流 | 2026年3月 3日 (火) 12:36