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2026年2月19日 (木)

78歳で3度目の痔の手術を受けた話

吾輩は「痔」主であ~る。それにしても、人生で3度も痔の手術を受ける事になろうとは・・・
今日はその体験談。自分用の備忘録である。

最初に痔に気が付いたのは入社3年目。独身寮のトイレで便器の赤いのにビックリ。24歳の時だった。
痔の本を読み、静岡の井上医院という著者が、東京に毎週出張で来ているという所に行ったのが29歳時。当時はひどいもので、トイレで息んで、それを医者に観察された。結果は、手術が必要と言われ、自由診療代1万円だった。
何とか言う有名な力士が手術を受けたという東京の有名な前田病院にも行った。同じく手術が必要と言われた。
そして痔の先輩の親父から紹介されたのが、東京日本橋人形町の山本医院。親父の友人がそこで受けたという。そしてその病院に受診したのが1977/7/29。やはり手術要の診断。
ここは痔の専門病院で、自由診療。金はかかるが専門の病院なので安心?
親父が金を出してやるから受けろ、と言うので、1977/9/3に入院、1977/9/5に手術、1977/9/19に退院。費用が393,500円だった。17日間の入院だった。
この時は肛門潰瘍。いわゆる切れ痔だが、とにかく痛くて、大変な毎日だった。
でも何とか治った。当時の39万円は、ChatGPTに聞くと、今の価値で72万円相当という。

次に気が付いたのは38歳の時。この時はいぼ痔だったので、徐々に出血がひどくなった。この時は10年間我慢をした。しかし、近所の行き付けの医院が肛門科も標榜しており、「手術してやろうか?」と言われて、やっとその気になった。
そして近所に入院して手術をしたのが48歳の1996/4/22だった。この時は5日間の入院で済んだ。
そんな所で良く手術を受けるね。とも言われたが、2度目なので甘く見ていた。
今から29年前の話だ。

そして2000年10月頃にはまた出血。それ以来、たまに出血があり、そして止まる。の繰り返し。
つまり今の痔は、25年間育てたものなのだ。つまり、痛みが無いので、放っておいても特に困らない。それで、またか・・・の繰り返しだった。
それが何で今手術??

やっと本題なのだが、今回手術を受けたのは八王子クリニック(ここ)という医院。
Img_7596 ここは昔から知っていた。カミさんの友人の娘さんが、結婚式の前に日帰り手術を受けたという話を聞いていた。それを聞いて「今は日帰りで手術を受けられる時代か・・・」と感心したもの。
それで、もし自分もその時はこの医院にしようと思っていた。

4年ほど前、ある友人がここで手術を受け、やはり半日で終わったとの話を聞いていた。
それが、10日ほど前から、一週間ほど出血が止まらなかった。それで、やっかいなのでこの際、治してしまおうか?と思ったのが始まり。
どうも近くの人が体験していると、自分も簡単に出来る気になってくる??

ネットで予約を取って、行ってみた。やはり手術が必要で自由診療になるという。費用は42万円。それで、今回手術をして貰った、という話。
初診の時は、血液検査の他にCTを撮った。CTで状態を見るというのはやはり現代的。
手術は主治医を選べるというので、院長の大先生をお願いした。息子の若先生も手術をするらしいが、やはり・・・ね。

手術当日の推移はこんな感じ。
Img_7600 12時半の予約だったが、12時ちょっと過ぎに行ったが、12時10分過ぎには部屋に案内される。
午後の手術は3つなので、個室が3つ。部屋に入ってちょっとビックリ。結構良い部屋。ビジネスホテルの感じ。12時20分点滴開始。12時28分麻酔注射(これだけは痛かった!!)。それから手術室に。
終わったのが1時0分。目が覚めたのが1時20分過ぎ。
何の事は無い。手術室に入って、ベッドで手と足の位置を確認した所までは覚えているが、その後は意識不明。つまり眠っていたので全身麻酔と同じ。
2回目の手術と同じように、うつらうつらと意識はあるのかと思っていたが、今回は意識は無かった。

麻酔が覚めていないせいか、痛みは無し。それからの時間がヒマ。
点滴を外して、3時半頃に主治医が来て、写真と共に手術内容の説明。
自分のいぼ痔は、それほど大きいという訳では無いが、3度目なので結果として難しい手術だった。肛門は機能を持った所なので、取れば良いという訳では無く、機能をちゃんと残して治すことが大事。機能をダメにしてやり過ぎてはいけない。ここが案配。1つ目の手術よりも2つ目の方が難しくて、3つ目はもっと難しい。
とのこと。
また、主治医の携帯番号を教えて貰い、24時間いつでも不安なことがあれば電話するように言われたのも安心材料。

麻酔が効いていると小水が出にくいことがあるので、小水が出れば帰れる、との事だったが、別に下腹が張っていることも無いので、そのまま4時前に退院した。帰ったらちゃんと小水も出たので、一安心。

さて、ここからが感想だが、とにかく痛くないのにはビックリ。手術から6時間後の自宅での夜。何と、まったく日常の生活。体調もいつもの通りで、夜中の12時前までいつもの読書をしてしまった。
ん?これが手術をした夜?という感じ。
30年前の手術では、導尿管を抱えて、一晩うなったもの。何で今回は??が感想。

改めて八王子クリニックのHP(ここ)を見ると、「痔の日帰り手術、2024年1700人。29年間で3万人」とある。
「クランプトレーザー法」という術式もこのクリニック独自のものだという(ここ)。
翌日と1週間後、3週間後も確認で受診するが、翌日にCTや血液検査の結果も教えてくれる。
「手術の夜は日常に戻ったが、何でこんなに術後が良いのか?何で痛みが全く無いのか?」を若先生に聞いてみた。すると、やはり経験に裏打ちされた手術の腕の問題らしい。
やっぱり30年と3万人の経験者の手術はダテでは無かったという話。

昔、インプラントの話を書いた(ここ)。
これも自由診療だったが、それなりの価値はあった。今回の痔の手術も同じ。高価だがそれなりの価値はある。
土日はやはり混むという。つまりサラリーマンにとって、会社を休まないで手術を受けられるのは、最大のメリット。自分も現役の時には、なかなか会社を休めず、5月の連休前に手術してもらった。
その当時とはまさに隔絶の感。繰り返すが、手術の6時間後には日常の生活に戻れる。翌日の通勤にも何の問題も無い。何で、何の痛みも無いのか?麻酔が効いている訳も無く、術式の問題なのだろう。
いやはや、結果オーライ。

今回は、もう歳なので墓場まで持っていこうと思っていた25年育てた痔の扱い。フトしたことからやってしまった。
今回のきっかけになった、先に書いた4年前に同じクリニックで手術をした友人の言葉。
「手術で治るのだから42万円も高くはないか。高齢だと普通は病気は治らないもんね」という返信が心に残る。

以上、墓場前の、老人のドタバタ劇の備忘録でした。

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