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2025年8月24日 (日)

菅原洋一の「今日でお別れ」のオリジナル盤

先日も書いたが(ここ)、自分の持っている音源のほとんどは、CD音源を手に入れて上書きしてきた。しかし中にはCD音源が手に入っていない音源もある。
その中で最大のナゾが下記の菅原洋一の「今日でお別れ」の音源。このCDが見付からない。
それがオリジナルの編曲・録音の音源であることが分かった。

<菅原洋一の「今日でお別れ」のオリジナル盤>

「今日でお別れ」
  作詞:なかにし礼
  作曲:宇井あきら
  編曲:早川博二

今日でお別れね もう逢えない
涙を見せずに いたいけど
信じられないの その一言
あの甘い 言葉を
ささやいた あなたが

突然さよなら 言えるなんて

最後のタバコに 火をつけましょう
曲がったネクタイ なおさせてね
あなたの背広や 身のまわりに
やさしく気を配る
胸はずむ仕事は
これから どなたが するのかしら

今日でお別れね もう逢えない
あなたも涙を 見せてほしい
何も言わないで 気安めなど
こみあげる涙は
こみあげる涙は

言葉にならない さようなら
さようなら

菅原洋一の「今日でお別れ」は、もう20年も前に「編曲者「森岡賢一郎」」(ここ)という記事で、布施明の「霧の摩周湖」と共に紹介した。
250824sugawara 上の音源は昔買った1969年発売の「菅原洋一魅力のすべて(MR-3054)」というLPの音源。
このレコードを買ったのは昭和45(1970)年4月7日とある。新入社員として会社の寮に入った直後に買って聞いた。懐かしいレコードだ。
ところが、このCDが手に入らなかった。

ふと菅原洋一のwikiを見ると、「森岡賢一郎編曲」の前に「早川博二編曲盤」がある事が分かった。
・「今日でお別れ」(1967.3月新譜:SDR-1252)作詞:なかにし礼/作曲:宇井あきら/編曲:早川博二
・「今日でお別れ」(1969.12.25)−−1967年盤とは別のアレンジ 作詞:なかにし礼/作曲:宇井あきら/編曲:森岡賢一郎

Netで1967年盤を検索してみると、あった!
250824kyoude1 45回転のドーナツ盤で発売されていた。何よりの証拠は、曲の長さ。
2年後の森岡賢一郎盤は3分51秒だが、早川博二編曲盤は3分23秒。辻褄が合う。
それと、LPを買った1970年4月には、既に森岡賢一郎盤が発売されており、自分はそれが欲しくてLPを買った。しかし曲が違っ250824kyoude2 てガッカリした記憶がある。それもそのはず、この初のベスト盤のLPが出た1969年には、森岡賢一郎盤はまだ発売されていなかった(年末の発売)のだ。

改めて森岡賢一郎編曲盤を聞いてみよう。

<菅原洋一の「今日でお別れ」の森岡賢一郎編曲盤>

やはり格段の差。森岡賢一郎の編曲の何とゴージャスなことか!
これだけヒットし、レコード大賞を受賞したのも、この森岡賢一郎の編曲の役割が非常に大きいと思った。
逆に元の早川博二編曲盤は、森岡賢一郎盤が出たお陰で世の中から忘れ去られ、ドーナツ盤とこのベスト盤だけに収録され、森岡盤が発売された以降は、「今日でお別れ」と聞けば全て森岡盤になって、どんなアルバムにも収録されなかったものと思われる。

相変わらず小説三昧(宮尾登美子)の毎日だが、ノドに刺さったトゲがひとつ取れたような気がした。

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