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2024年12月の3件の記事

2024年12月28日 (土)

石丸幹二の「ダンスはうまく踊れない」

先日、こんな歌を発見!?した。
石丸幹二の「ダンスはうまく踊れない (feat.塚越慎子)」という歌である。

<石丸幹二の「ダンスはうまく踊れない」>


「ダンスはうまく踊れない」
  作詞・作曲:井上陽水

ダンスは うまく 踊れない
あまり 夢中に なれなくて
ネコは 足もとで踊り
私 それを ながめている
夏の夜は すでに暗く蒼く
窓に見える 星の光近く
誰も来ないし 誰も知らない

ひとりきりでは ダンスはうまく踊れない
遠い なつかしい あの歌
私 夢色のドレス
あなた 限りない 笑顔で
足を前に 右に 後 左
風の様に 水の様に ふたり
時を 忘れて 時の間を
La La・・・・・・

今夜ひとりで ダンスをうまく踊りたい
丸いテーブルのまわりを
私 ナイトガウンのドレス
歌は なつかしい あの歌
部屋の中で 白い靴をはいて
ゆれる ゆれる 心 夢にゆれる
夜を忘れて 夜に向って
La La・・・・・・


言うまでも無く、この歌は井上陽水の作品であり、wikiによると「井上陽水の妻となる石川セリと付き合い始めの頃、気を引くために目の前で30分ほどで作ってプレゼントした曲」だという。

241228friends 1977年のその名曲を石丸幹二がカバーしたのがこの楽曲。
恥ずかしながら、実は自分は石丸幹二という「歌手」を知らなかった。しかし、Netでググってみてビックリ。その顔はいつもテレビのドラマで見慣れた顔・・・。
そもそも自分は俳優の名前もなかなか覚えられないし、覚えようともしていない。しかし顔だけは何とか覚えている・・・
石丸幹二の経歴を読むと、芸大の声楽科出身とのこと。いやはや本格的なプロだった!

この歌を聞いた時、なぜ自分にフィットしたかというと、その伴奏。編曲。
(feat.塚越慎子)とあるので、塚越慎子をググってみると、マリンバの世界的名手だという。

曲を聞いて分かる通り、縦横無尽に走り回るマリンバと、これも自由なドラムス。それをしっかりと支えるベース。それで楽曲が成り立っている。
この心が躍るようなリズム感は天才陽水の真骨頂だが、特に惹かれたのがドラムス。

前にも書いた記憶があるが、自分は音楽大好き人間だが、楽器の演奏はからきしダメ。子どもの頃のハーモニカがせいぜい??
その楽器の中で、最も惹かれているのがドラムス。
これは多分にピンク・フロイドの影響だと思う。
ピンク・フロイドのアルバム「ライヴ・アット・ポンペイ」の「吹けよ風、呼べよ嵐」を演奏するドラマーのニック・メイスン。
YOUTUBEにも(ここ)にアップされているが、この1972年の若き日のメイスンの演奏は、すごかった。途中持っていたスティックが飛ぶ・・・(下記の動画の4:46)

話は飛ぶが、実は小5の孫娘が、小学生の小編成のバンドでドラムスを担当しているとか。そして音楽教室でドラムスを習っているとか・・・
自分の憧れの楽器を小学生の孫娘が演奏している、というこの夢のような?話。
それも相当のレベルらしい。自分は何もしていないで、噂を聞くだけの存在だが、なにやら誇らしい気がする。
この孫の”生の演奏”は聞いた事は無いが、ビデオでは見ている。

こんな歌を聞きながら、楽譜がどうなっているのかは知らないが、自在にあやつるドラマーの演奏に感心した一曲ではあった。

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2024年12月24日 (火)

小澤征爾の「100年インタビュー」より

あれよあれよという間にもう年末である。
先日、いつも聞いている「カルチャーラジオ 保阪正康が語る昭和人物史」を聞いていたら、小澤征爾を特集していた。
その中で、2009年6月25日にBSで放送された「100年インタビュー 小澤征爾~西洋音楽と格闘した半世紀~」を取り上げていたが、指揮についての興味深い話だった。

<「保阪正康が語る昭和人物史~小澤征爾」2(2024/12/09放送)>

指揮者の小澤征爾は昭和34年フランスのブザンソン指揮者コンクールで優勝したあと、カラヤンやバーンスタインに学び、26歳でニューヨーク・フィルの副指揮者に就任。日本では山本直純とともに新日本フィルを立ち上げ、国内外で目覚ましい活躍をしていきます。平成21年6月にBSで放送された「100年インタビュー 西洋音楽と格闘した半世紀」では指揮者の役割とは何か、また人を育てることの大切さについて語っています。ここより)

<「保阪正康が語る昭和人物史~小澤征爾」3(2024/12/16放送)>

指揮者の小澤征爾は昭和48年、38歳の時にボストン交響楽団の音楽監督に就任し29年に及ぶ任期を務めました。その後平成14年67歳で東洋人初のウィーン国立歌劇場の音楽監督に就任して、世界のオザワとして名声を広めていきました。平成21年6月にBSで放送された「100年インタビュー 西洋音楽と格闘した半世紀」では、音楽の真髄を追求する指揮者の勉強や、人間の感情を表現する音楽の方法について語っています。ここより)

小澤征爾が亡くなったのは今年の2月6日。当時自分も「小澤征爾さん死去~1972年の日フィルとの「復活」」(ここ)という記事を書いた。

上の12月9日の放送で、小澤さんが「運命」の冒頭の“ダダダダー”を例に、説明されていたが、自分も最も分かり易い例として、「運命」の冒頭が指揮者によって、また同じ指揮者でも時期によって、こんなにも違う!と、71の音源を集めて、記事を書いたことがあった(ここ)。
我ながら凝ったものだ。

年末といえば、上野の東京文化会館で大晦日に行われる「ベートーヴェンは凄い!全交響曲連続演奏」を思い出す。
自分も2012年と2013年の大晦日の2回行った(ここ)。翌日の2014年1月1日にお袋が亡くなったので、鮮明に覚えている。あれからもう11年も経ったが、それ以来行っていない。この名物コンサートも、今年は第22回だという。よくも続いているものだ。
本当は自分も、一年の総決算で毎年行きたいところだが、何せ片耳がダメなので、行かなくなってしまった。

年末といえば「第九」。それも最近は聞かなくなってしまった。
ふと、クラシック音楽で自分が一番よく聞いているのは何かな?と思い出してみると、いわゆる「ウラニアのエロイカ」だ。
他の演奏、たくさんの音楽の音源はあるが、なぜかこの演奏ばかり聞いている。
まさに小澤さんの言っていた、音符の奥にある何かが、自分にフィットしているのだろうと思う。

この放送を機に、今年亡くなった小澤征爾を思い出した年末ではある。

上の放送の1回目の「「わたしが子どもだったころ スペシャル 指揮者 小澤征爾」(2009年6月3日放送)からの番組も下に置いておきます。

<「保阪正康が語る昭和人物史~小澤征爾」1(2024/12/02放送)>

 

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2024年12月 3日 (火)

マイナ保険証のひも付け解除をせずに「資格確認書」を貰う手続きをした話

昨日の12月2日から、新規の紙の健康保険証の発行が停止され、TVではそれに伴う話題が多い。
自分もマイナンバーカードに健康保険証を紐付けしてあるが、都度マイナンバーカードを持ち歩きたくないので、健康保険証と同じ機能だという「資格確認書」をもらうつもりでいた。
なぜなら、今の保険証は月1回病院で確認して貰うことで済むが、マイナ保険証は受診の都度毎回認証させる必要があるし(ここ)、3回パスワードを間違えると、ロックがかかってしまい、市役所まで行って、解除をして貰う必要がある。つまり、いつも持って歩くことが求められる。
また、受入側の病院も、例えば近くの500床の大学病院でも、カードリーダーは4台だけだという。これから増強されるだろうが、現時点では1日千数百人の外来患者の全員に、建前としてカードリーダーに通せと言う。どうも現実的では無い。

それで、自分はカードと保険証の紐付けの解除をすると「資格確認書」が送られてくるというので、解除するつもりだった。
しかし、解除をしなくても「資格確認書」が貰えることが分かり、市のHPからダウンロードした申請書を書いて、さっき市役所に持って行ったら、何の問題も無く受け付けて貰え、「今持っている健康保険証の期限が切れる前に資格確認書が送られてくるので、それまでは今の保険証を使っていて下さい」と言われてチョン!
マイナ保険証はそのままなので、今後ずっとマイナカードでの受診もできるし、政府の言っているマイナ保険証のメリットも享受できる。そして日常は、今後「資格確認書」という名の今まで通りの「紙の保険証」で受診する事が出来ることになった。

厚労省の「資格確認書について(マイナ保険証を使わない場合の受診方法)」ここ)というページにこんな記述がある。

「当分の間、マイナ保険証を保有していない(マイナンバーカードの健康保険証利用登録をしていない)方全てに、現行の健康保険証の有効期限内に「資格確認書」が無償で申請によらず交付されます。

【交付対象者】
<申請によらず交付する方>
・マイナンバーカードを取得していない方
・マイナンバーカードを取得しているが、健康保険証利用登録を行っていない方
・マイナ保険証の利用登録解除を申請した方・登録解除者
・マイナンバーカードの電子証明書の有効期限切れの方
・令和6年12月2日以降に新たに後期高齢者医療制度に加入された方や、転居等により有効な後期高齢者医療被保険者証をお持ちでない方(令和7年7月末までの暫定措置)※

<申請により交付する方>
・マイナンバーカードでの受診等が困難な配慮が必要な方(ご高齢の方、障害をお持ちの方など)であって、資格確認書の交付を申請した方<更新時の申請は不要>
・マイナンバーカードを紛失・更新中の方」

つまり、「マイナ保険証の利用登録解除を申請した方・登録解除者」でなくても「マイナンバーカードでの受診等が困難な配慮が必要な方(ご高齢の方、障害をお持ちの方など)であって、資格確認書の交付を申請した方」であれば、登録解除をしなくても申請で「資格確認書」が送られてくるということ。

(前提として、実は大きな声では言えないが、我々夫婦は二人とも、病院で受診する際、物忘れが激しいので、暗証番号を正確に入れる自信が無いのであ~る!?)

カミさんは国民健康保険。自分は高齢者健康保険である。それぞれ手続きの申請書用紙が違う。

市(一例)の「国民健康保険」のHPを見た。するとこんな記述があった。
「国民健康保険 資格確認書交付申請について
 マイナ保険証を保有している方であっても、マイナンバーカードでの受診等が困難な要配慮者は、申請により資格確認書を交付します。

241203kokumin2 【申請できる方】
**市国民健康保険に加入中の74歳以下で以下のいずれかに該当する方
・マイナンバーカードを紛失したまたは更新中で、有効なマイナンバーカードが手元にない方
・マイナンバーカードを返納する予定である方
・介助者等の第三者が高齢者または障害者である被保険者本人に同行して本人の資格確認を補助する必要があるなど、マイナンバーカードでの受診が困難である方
・その他マイナンバーカードによるオンライン資格確認を受けることができない事情がある方」

そして「後期高齢者医療制度」では、
「マイナンバーカードの保険証利用について(後期高齢者医療制度)
241203koureisya2 ・・・
<資格確認書の交付申請について>
 マイナ保険証を保有している方であっても、マイナンバーカードでの受診等が困難な要配慮者(高齢者、障害者等)は申請により、令和7年7月中旬頃、資格確認書を郵送します。
 令和7年7月31日までは、現在お持ちの後期高齢者医療被保険者証をご利用ください。」

市役所で何か聞かれた時は、「忘れっぽくて」と言おうと思ったが、何も聞かれず、ただ自分のマイナンバーカードで本人確認をしただけ。
あっけなく終わってしまった。
カミさんのマイナカードも不要だった。

実は前段階として、昨日役所に聞いてみた。「物忘れが・・・」と言うと「申請書を出してくれれば資格確認書を発行できます」と言ってくれた。
他の件でも経験したことだが、役所はキチンとした書類が提出されると、いちいち疑ったり尋ねたりしない。提出された書類に基づき、淡々と処理するだけ。

ともあれ、これで我が家は実質紙の保険証である「資格確認書」が自動的に送られてくることになったし、何かあった時は、マイナカードでの医療情報の共有もOK。
カミさんには「もうこの手のニュースは見なくて良いから」と言ってある。

今後も従来通りの受診が出来る事になり、ホットした。やれやれ・・・

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