お酒に弱い人々の分布
この歳になると「ヘエ~」と感じる話題が少なくなってくる。もちろん自分の興味のある話題の範囲に限定しての話で、エリアを広げれば、「ヘエ~」は無数にあるのだが・・・。
そして、たまに「ヘエ~」に出くわすと、つい人に伝えたくなる。
それで今日の「ヘエ~」は、“酒の弱い人の割合は地域によって異なる”という話。
先日、NHK「ヒューマニエンス 40億年のたくらみ」「“肝臓”毒と戦う勇者」(初回放送:2021年7月8日)の録画を見た。
たまたまBDレコーダーの未視聴の番組を検索していたら見付かった番組。もう3年も前に録画した番組だった。
その番組の中で、お酒に弱い体質の人についての話があり、2つの図が気になった。
曰く「お酒に弱い体質の人の割合」は、中国52%、日本44%、韓国30%で、アメリカ、ヨーロッパ、アフリカは0%だという。
そして「お酒に弱い人々の分布」では、遺伝的にアセトアルデヒドの分解がされない(酒に弱い)人が、日本、朝鮮半島、そして中国南東部など東アジア地域に多いという。
特に台湾が面白い。西海岸部では酒に弱く、東海岸では強いらしい。
番組で解説をしていた東大の太田博樹教授によると、「アセトアルデヒドがたまることで感染症との戦いで有利に働いた」のではないか、とのこと。
<NHK「ヒューマニエンス 40億年のたくらみ」「“肝臓”毒と戦う勇者」から>
自分がお酒を「卒業」してから5年ほどになる(ここ)。
風呂を出た後は、ビールでは無くてノンアルコールの「ドライゼロ」を飲んでいる。それもいつも半分位。
歳と共に胃の動きが悪くなっており、過食を控えるように心掛けていることもある。
自分の周囲にもお酒に弱い人は結構多い。ウチのカミさんもそうだし、弟も同じ。同僚にも多かった。今は止めてしまったが、前は、そんな同僚と会うときは、夜の飲み会ではなく、ランチの会食だった。
ふと昔の上司の事を思い出した。プロジェクトのリーダーとして、海外のお客との会食が避けられないため、毎日少しずつお酒を飲んで訓練した所、お酒が飲めるようになった。という話を聞いたことがある。
仕事で飲む酒をマズイ。それに酔わない。
しかし、自宅で楽しむ酒はうまい。
でも、グラフによると、日本人の4割以上の人が弱いという。つまりはお酒が楽しめない。
ウチのカミさんは、酒が楽しめない人生は残念!という。
たまたま自分は飲めた。でも、夕食後にゆっくりと酒を楽しむ・・・とかいう習慣はなかった。
酒に弱い人がいるのは知っていたが、それが南アジアに偏在しているとは知らなかった。
しかも日本人の4割・・・
たまに見付ける「ヘエ~」ではある。
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コメント
こんちわ、お久しぶりです。
「耳鳴りのするオーマニ」から「老齢難聴のオーマニ」になった杉ちゃんです。
年を重ねるごとに身体の機能が失われてゆきます。
まず、冒頭の老齢難聴ですね、そして白内障に、
脳血管動脈溜(予備軍)、とどめに慢性膵炎ですわ(涙)
医者からアルコールは絶対辞める様に言われました。(辛いです。)
【エムズの片割れより】
これはこれはご無沙汰しています。
最近の口癖は「加齢はイヤだな~」。
でもこれだけは避けられない・・・
当方、ハイレゾをあきらめてだいぶん経ちます。
区別が付かないので・・・
音楽を卒業してもっぱら小説に凝っていますので、今一番怖いのは眼の健康。
幸い、まだ白内障の症状は無いのですが、まぶたが落ちてきて、たぶん眼瞼下垂ですね。
アルコールも卒業して、風呂上がりに飲むのはもっぱらドライゼロ。これ、結構行けますよ!
まあお互い、もう少し頑張りましょうね。
投稿: 杉ちゃん | 2024年5月16日 (木) 21:00
私もアルコールに弱い体質で若いころは先輩に強要されて辛いこともありました。モンゴロイドが最後の氷期にシベリアで寒冷地適応能力を身に着ける際にアルコール分解能力を失ったというのを何かの本で読んだことがあります。年を取ると(といってもエムズさんより5歳ぐらい年下だと思いますが)アルコールどころか食べるものも偏って焼肉などはもう10年以上食べていないです。年取るというのは嫌ですが誰にも訪れるものでうまく付き合っていくしかないと思う今日この頃です。
【エムズの片割れより】
歳を取って衰えるのは、体力だけではありませんね。
当方、昔から胃が弱く、胃もたれに悩まされています。
特に油物がダメなようで、いつも胃を気にしながら食べています。
一方、ウチのカミさんは胃を持っていないようで、胃のトラブルは経験したことが無いという猛者。
でも腸は弱い・・・
それにしても、アルコールだけでなく焼き肉もダメとは、悲しいですね。
段々と食べることのみが楽しみになってくる年代。
何とか上手く付き合っていきましょうや。
投稿: 中田孝司 | 2024年5月18日 (土) 09:58
欧米人(白人)は誰もアルコールは飲めるので、酒を飲んで車を運転してはいけないという法律はアメリカにはないのではないでしょうか。日本映画には酔っ払いが出てくる場面がたくさんありますが、あちらにはそういう映画は私の記憶するかぎりありません。その代わり、アルコール依存症(アル中)の人間がたくさんいて、昼間からアルコールを飲まないと生きていけない人が多い。私が好きなアメリカのリーガルドラマに「グッドワイフ」というドラマがあり、WOWOWで放送されていたのでよく見ていたんですが、主人公の女弁護士は昼間からワインをよく飲んでいました。
ところで、ここでのお話はNHKBSで放送されていた「ヒューマニエンス」という番組(MCは俳優の織田裕二と藤井彩子アナウンサー)からの引用ではじまりますが、我が家ではこの番組を毎週見るのを一番の楽しみにしていました。「ヒューマニエンス」は3年前(2021年4月)にはじまり、毎週1回のペースで放送され、今年の3月で一応終了。今後は不定期に放送されるということでしたが、今年度にはいってまだ1度も放送されていませんね。これまでの放送は毎回欠かさず視聴し録画もしてあります。「ヒューマニエンス」という番組は人間の生物学的側面を科学的に明らかにし、明らかになった研究成果や現在進行中の研究内容をわかりやすく視聴者に伝えることを趣旨としていると思いますが、人間についてずいぶんいろいろのことがわかりつつあるのだと、教えられることが多く、感心しながらこの番組を視聴していました。
投稿: KeiichiKoda | 2024年5月25日 (土) 11:22