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2023年7月21日 (金)

「レコ芸」サンプルCDより(21)(1998年-3)

雑誌「レコード芸術」(「レコ芸」)の付録として付いていたサンプルCDの中から、自分が“気になった”音源を挙げてみるシリーズである。今回は、1998年に発売されたCDから。
この年は気になる音源がたくさんあったので、3回に分ける。今回はその3。

129<ラモー:「タンブーラン」/御喜美江(アコーディオン)>19980938

よく聞く旋律だが、アコーディオンの演奏というのが珍しい。
CDの解説には「アコーディオンというシンプルな楽器をパイプオルガン並みの迫力と多様な表現力で聴かせる、世界の第一人者、御喜美江。アコーディオンの常識と先入観をまったくくつがえすような演奏である。」とある。

130<ベートーヴェン:「マカベウスのユダ」の主題による12の変奏曲~主題/アンナー・ビルスマ(vc)スタンリー・ホーホランド(fp)>19980940

バロック・チェロとフォルテピアノによる演奏。「ヘンデルの「ユーダス=マカベウス」の「見よ勇者は帰る」の主題による12の変奏曲ト長調」という曲名紹介もある。
CDのタイトルが「プロシア王とチェロの音楽」。CDの解説に「18世紀後半のプロシア王で音楽家のパトロンであったF.ヴィルヘルムを巡ってのチェロ作品を集め、当時の音楽の在り方を浮き彫りにする。」とある。

131<シューベルト(リスト編):「さすらい人幻想曲」(ピアノ&管弦楽版)/ボリス・ベレゾフスキー(pf)、クルト・マズア(指揮)ニューヨークpo>19981140

リストによるオーケストラ曲のピアノ編曲版はよくあるが、これはリストによるピアノの「管弦楽伴奏編曲」版である。
ヘエーとうなる録音ではある。

132<クーラウ:ソナチネ第3番 イ短調 作品88~第3楽章/大井和郎(pf)>19981143

クーラウ(1786-1832)という作曲家は自分は知らないが、実に軽快な親しみやすい旋律。
CDの解説には「クーラウのソナチネといえばピアノ入門者のための曲。演奏者も子供たちに教えるうちにこの作曲家の面白さに気づいたという。たどたどしい指運びでは表わしにくい豊かなメロディ・ラインがあり聴いて楽しめる。世代としてはシューベルトの少し上。」とあった。

133<ベートーヴェン(ワーグナー編曲):交響曲第9番「合唱」より第4楽章/鈴木雅明(指揮) バッハ・コレギウム・ジャパン、小川典子(pf)>19981207

この演奏を聞いて、昔入社した当時に、第九を歌ったときの練習風景を思い出した(ここ)。
リストの編曲による「第九」のピアノ編曲版はよく聞くが、合唱と独唱はそのままで、オーケストラだけをピアノ編曲での録音といのは珍しい。

134<バッハ(ブゾーニ編):「シャコンヌ(無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番より)」/エフゲニー・キーシン(pf)>19981237

先にハープ、ギターの編曲版を挙げたが(ここ)、これは「シャコンヌ」のピアノ編曲版。

135<日本古謡:「さくらさくら」/スティーヴン・イッサーリス(vc) アデス(pf)>19981238

最後に「お口直し」?に穏やかな音楽を・・・!?

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