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2023年7月の7件の記事

2023年7月28日 (金)

「レコ芸」サンプルCDより(22)(1997年-1)

雑誌「レコード芸術」(「レコ芸」)の付録として付いていたサンプルCDの中から、自分が“気になった”音源を挙げてみるシリーズである。今回は、1997年に発売されたCDから。
この年は気になる音源がたくさんあったので、2回に分ける。今回はその1。

136<作者不詳(伝承曲):「この世に喜びを(諸人こぞりて)」/ポール・ヒリヤー(指揮) シアター・オヴ・ヴォイシズ>19970134

代表的なクリスマス・キャロルだが、「プロが歌うとこうなる!」という感じて聞いた。

137<作者不詳(文部省唱歌)「虫の声」/藍川由美(S) 高須亜紀子(pf)>19970143

これも「プロが歌うとこうなる!」という感じ??

138<グノー:歌劇「ファウスト」~バレエ音楽より ヌビア娘の踊り/カラヤン(指揮) フィルハーモニアo>19970314

やっぱり楽しい音楽がいいね!?

139<シューベルト(リスト編):「魔王」/ヘルマン・プライ(Br) 岩城宏之(指揮) オーケストラ・アンサンブル金沢>19970324

「魔王」は何度か採り上げてきたが、これはオーケストラ伴奏である。

140<ブラームス:「4つの厳粛な歌」~人の子らに臨むところは/ナタリー・シュトゥッツマン(A) ゼーデルグレン(pf)>19970725

初めて聞く曲だが、伴奏の旋律に惹かれた。マーラーの葬送の音楽みたい??いやシューベルトのリート?

141<パガニーニ(シューマン編/ピアノ伴奏版):「24のカプリース」~第4番/デヴィッド・ギャレット(vn) ブルーノ・カニーノ(pf)>19970814

何か愛愁を秘めた旋律が良いな~。

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2023年7月24日 (月)

小学生に「ピンポンダッシュ」された話

先日、10日ほどの間に、2回「ピンポンダッシュ」をされてしまい、近くの小学校に電話で注意喚起をお願いしたら、今日校長からお詫びの電話をもらってしまった。

我が家の玄関のドアホンはPana製のテレビドアホン。カメラが付いているので、居ながらにして訪問者が分かり便利。
ところが先日から、ピンポンが鳴って出ても誰も居ないことがあった。前にも夜にドアホンが鳴り、録画を見てみるとキックボードに乗った子どもが写っていた。夜で、速く去って行ったので、どんな人がピンポンしたかは分からなかった。
230724pinpon しかし、今回は、録画にバッチリ。1度目は1人、2度目は2人連れが写っていた。黒いランドセルを背負った小学生。逃げる様子もなく、堂々と歩いて行く。しかし、超広角のカメラには、写っている。

さすがに2度あることは3度ある!? 近くの小学校に「苦情の電話ですが・・・」と事情を話し、注意喚起をお願いした。すると翌日、生活指導の先生から「録画を見に行きたいのですが・・・」という電話があり、家に来た。せっかくなので、録画データをCDに焼いて用意しておいたら、有り難い、と持って帰った。
その時の話によると、ピンポンの時間と我が家の位置から、おおよそ誰かは見当が付いたらしかった。
そして今日、また電話があり、「校長の**ですが、先日のピンポンダッシュの件ですが、ご迷惑をかけて申し訳ありません。子どもに注意し、保護者に話をしたところ、保護者がお詫びに伺いたいと言っているのですが」という。
「そんな大ごとにするつもりもないので、お詫びは結構です。注意をしてくれたのなら、それでオワリにしたいのですが」と言ったら、「分かりました。これから2人の保護者と面談をするので、その旨、話をします」とのことで終わった。

その時に出た「ピンポンダッシュ」という言葉が新鮮・・・。
ばるほど。うまい言葉だ・・・
Netのwikiを覗くと「ピンポンダッシュとは、他人の家屋の呼び鈴を鳴らして逃げる犯罪行為である。空き巣やストーカーなど犯罪行為にかかわる事前調査として、在宅・不在の確認手段に利用される場合もある。」とある。
また「ピンポンダッシュは子供が悪戯として行なう場合が大半である。少年法の都合から小学生は罪に問えないため、犯罪行為にはあたらないと思われがちであるが、この行為は住人の生活を侵害するれっきとした犯罪行為である。各自治体の定める条例や犯行頻度など、状況にもよるが、過去には18歳の少年が「平穏を害する行為」として書類送検された事例もある。罪刑としては、「押し掛け行為」の他、住居侵入罪、迷惑防止条例違反などが考えられる。また、深夜にこの行為を繰り返すことで住人の安眠を妨害し、身体に著しい悪影響を及ぼしたと認められる場合は傷害罪が適用される可能性もある。2022年7月には高校生グループが逮捕される事例が発生した。」とあり、「犯罪行為」という強い表現に、かえってこっちがビックリ!!(まあ、wikiの記事なので、完全に信用出来るかは疑問だが・・・)

それにしても、カメラに写ったあんな小さな姿でも、子どもの特定が出来る「学校の面倒見の良さ」に感心。
それに、保護者が直ぐにお詫びき来るという反応にも感心。

今回、先生から「ピンポンダッシュ」という言葉を教わったが、そのクイックな対応に、「まだまだ日本は大丈夫!?」と思った今回の事件ではあった。

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2023年7月21日 (金)

「レコ芸」サンプルCDより(21)(1998年-3)

雑誌「レコード芸術」(「レコ芸」)の付録として付いていたサンプルCDの中から、自分が“気になった”音源を挙げてみるシリーズである。今回は、1998年に発売されたCDから。
この年は気になる音源がたくさんあったので、3回に分ける。今回はその3。

129<ラモー:「タンブーラン」/御喜美江(アコーディオン)>19980938

よく聞く旋律だが、アコーディオンの演奏というのが珍しい。
CDの解説には「アコーディオンというシンプルな楽器をパイプオルガン並みの迫力と多様な表現力で聴かせる、世界の第一人者、御喜美江。アコーディオンの常識と先入観をまったくくつがえすような演奏である。」とある。

130<ベートーヴェン:「マカベウスのユダ」の主題による12の変奏曲~主題/アンナー・ビルスマ(vc)スタンリー・ホーホランド(fp)>19980940

バロック・チェロとフォルテピアノによる演奏。「ヘンデルの「ユーダス=マカベウス」の「見よ勇者は帰る」の主題による12の変奏曲ト長調」という曲名紹介もある。
CDのタイトルが「プロシア王とチェロの音楽」。CDの解説に「18世紀後半のプロシア王で音楽家のパトロンであったF.ヴィルヘルムを巡ってのチェロ作品を集め、当時の音楽の在り方を浮き彫りにする。」とある。

131<シューベルト(リスト編):「さすらい人幻想曲」(ピアノ&管弦楽版)/ボリス・ベレゾフスキー(pf)、クルト・マズア(指揮)ニューヨークpo>19981140

リストによるオーケストラ曲のピアノ編曲版はよくあるが、これはリストによるピアノの「管弦楽伴奏編曲」版である。
ヘエーとうなる録音ではある。

132<クーラウ:ソナチネ第3番 イ短調 作品88~第3楽章/大井和郎(pf)>19981143

クーラウ(1786-1832)という作曲家は自分は知らないが、実に軽快な親しみやすい旋律。
CDの解説には「クーラウのソナチネといえばピアノ入門者のための曲。演奏者も子供たちに教えるうちにこの作曲家の面白さに気づいたという。たどたどしい指運びでは表わしにくい豊かなメロディ・ラインがあり聴いて楽しめる。世代としてはシューベルトの少し上。」とあった。

133<ベートーヴェン(ワーグナー編曲):交響曲第9番「合唱」より第4楽章/鈴木雅明(指揮) バッハ・コレギウム・ジャパン、小川典子(pf)>19981207

この演奏を聞いて、昔入社した当時に、第九を歌ったときの練習風景を思い出した(ここ)。
リストの編曲による「第九」のピアノ編曲版はよく聞くが、合唱と独唱はそのままで、オーケストラだけをピアノ編曲での録音といのは珍しい。

134<バッハ(ブゾーニ編):「シャコンヌ(無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番より)」/エフゲニー・キーシン(pf)>19981237

先にハープ、ギターの編曲版を挙げたが(ここ)、これは「シャコンヌ」のピアノ編曲版。

135<日本古謡:「さくらさくら」/スティーヴン・イッサーリス(vc) アデス(pf)>19981238

最後に「お口直し」?に穏やかな音楽を・・・!?

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2023年7月17日 (月)

「レコ芸」サンプルCDより(20)(1998年-2)

雑誌「レコード芸術」(「レコ芸」)の付録として付いていたサンプルCDの中から、自分が“気になった”音源を挙げてみるシリーズである。今回は、1998年に発売されたCDから。
この年は気になる音源がたくさんあったので、3回に分ける。今回はその2。

122<バッハ:無伴奏ヴァイイオリンのためのパルティータ第1番より~サラバンド/竹松舞(hp)>19980520

ハープでの演奏が珍しい。

123<ブラームス:「パガニーニの主題による変奏曲」/エフゲニー・キーシン(pf)>19980539

なかなかエネルギッシュで元気の良い演奏。

124<ヴェルディ(カルテット・ジェラート編):「リゴレット」~女心の歌/カルテット・ジェラート>19980544

アコーディオンによる伴奏は珍しい。「92年にカナダ・トロントで結成、ob、vn、va、vcという編成(適宜マンドリンやアコーディオンなども使用)」とのこと。

125<モーツァルト:「ピアノソナタ第11番~第3楽章「トルコ行進曲」/ペーター=ルーカス・グラーフ(fl)コンラート ラゴスニク(g)>19980615

フルートとギターによる「トルコ行進曲」である。

126<タルレガ:「涙」/イョラン・セルシェル(g)>19980806

初めて聞く曲だが、ちょっと引っ掛かった。

127<ショパン:変奏曲「パガニーニの思い出」/関孝弘(pf)>19980840

CDのタイトルが「知られざるショパン(遺作集)」とあるので、珍しい曲かも知れない。

128<カベソン:「パバーナとその変奏」/ニカノール・サバレタ(hp)>19980923

CDのタイトルが「イスパニアの音楽<16,17世紀スペインのハ-プ音楽>」とあるので、あまり聞く機会が無い音楽かも・・・。

今回は、少々ゲテモノ的!?な音楽が多かった。

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2023年7月11日 (火)

「レコ芸」サンプルCDより(19)(1998年-1)

雑誌「レコード芸術」(「レコ芸」)の付録として付いていたサンプルCDの中から、自分が“気になった”音源を挙げてみるシリーズである。今回は、1998年に発売されたCDから。
この年は気になる音源がたくさんあったので、3回に分ける。今回はその1。(このシリーズも少々アゴが出てきたが、もうすぐ終わるので頑張る!?)

114<滝廉太郎:組曲「四季」月/中村邦子(S)中村浩子(Ms)中村健(T)平野忠彦(Br)三浦洋一(pf)>19980142

「秋の月」として歌われているが、組曲「四季」の「花」「納涼」「月」「雪」のうちの第3曲「月」が正式らしい。

115<ビゼー:歌劇「美しきパースの娘」~誠実な恋人の声が聞こえたら/ロベルト・アラーニャ(T)、F&D・アラーニャ(g)>19980204

実の弟2人のギター伴奏による演奏。

116<ウェーバー:コンツェルトシュテュック/ミハイル・プレトニョフ(pf・指揮)ロシア・ナショナル(o)>19980212

よく聞く旋律だが、曲名は知らなかった。「ピアノとオーケストラのためのコンツェルトシュテュック(小協奏曲)」という4つの部分からなる曲らしい。

117<バッハ:「2台のピアノのための協奏曲第1番」第1楽章/アンドラーシュ・シフ(pf、指揮)、p・ゼルキン(pf)、カメラータ・ベルン>19980216

自分がこの旋律を聴いて曲名が浮かばなかった曲。もともとは「2台のチェンバロのための協奏曲」らしい。

118<ロッシーニ(ガンバロ編):「アルジェのイタリア女」序曲/イタリア合奏団>19980310

弦楽合奏用に編曲したもの。やはりオーケストラ版が良い。

119<シューベルト:「ハンガリー風ディヴェルティメント」第3楽章/アンドレアス・シュタイアー、アレクセイ・リュビモフ(pf)>19980435

初めてこの曲を聞いて、直ぐにCDを購入した。それこそ一目惚れの曲(ここ)。
この歳になっても、こんな発見!もまだあった・・・。

120<ワーグナー(タウジヒ編):楽劇「ワルキューレ」第3幕~「ワルキューレの騎行」/タール&グロートホイゼン(pf)>19980514

121<ワーグナー(タウジヒ編):歌劇「タンホイザー」序曲/タール&グロートホイゼン(pf)>19980515

2曲とも、4手のためのピアノ編曲版である。この音源を聞いて、直ぐにCDを買いに走った。(ここ)にも書いたが、これ以来、しばらくピアノ編曲版に凝って、色々なピアノ編曲版のCDを買い集めたっけ・・・

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2023年7月 5日 (水)

「レコ芸」サンプルCDより(18)(1999年)

雑誌「レコード芸術」(「レコ芸」)の付録として付いていたサンプルCDの中から、自分が“気になった”音源を挙げてみるシリーズである。
今回は、1999年に発売されたCDから。

106<ブラームス(ヨアヒム編):「ハンガリー舞曲」 第5番/諏訪内晶子(vn)、ボリス・ベレゾフスキー(pf)>19990134

おなじみ、「ハンガリー舞曲」 第5番のヴァイオリン編曲版。

107<ベートーヴェン:「トルコ行進曲」の主題による6つの変奏曲/ジャンルカ・カシオーリ(pf)>19990305

これもおなじみ。ベートーヴェンも結構変奏曲を作っているようだ。

108<シューマン:「流浪の民」/H.ノイマン(指揮)、ライプツィヒ放送合唱団>19990744

これは自分の好きな歌。ウィーン少年合唱団でよく聞くが、正式な名称は「合唱曲≪三つの詩≫~流浪の民」というらしい。

109<ショパン(タルレガ編):「ワルツ第3番」/福田進一(g)>19990937

タルレガも色々な曲をギターに編曲している。

110<レハール:喜歌劇「メリー・ウィドウ」~とざした唇に/リント、ロスト(S)、カレーラス、ドミンゴ(T)、ヴィオッティ(指揮)ブダペストpo>19991004

よく聞く旋律だが、オペラの中で歌われるのを初めて聞いた。

111<歌劇「カルメン」~アラゴネーズ/熊本マリ(pf)>19991026

ピアノという楽器は、万能!
どんな曲も、ピアノの演奏は何の違和感も無い。

112<シューベルト:「子守歌」/アンゲリカ・キルヒシュラーガー(S)、ヘルムート・ドイチュ(pf)>19991029

ポピュラーな歌も、こうして“正式に!?”聞いてみると、なかなか良いものだ。

113<シャブリエ(シュヴィヤール編):狂詩曲「スペイン」/アルド・チッコリーニ(pf)>19991034

どうも自分は、オーケストラ曲の編曲版になると、つい挙げてしまう。

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2023年7月 1日 (土)

「レコ芸」サンプルCDより(17)(2000年-2)

雑誌「レコード芸術」(「レコ芸」)の付録として付いていたサンプルCDの中から、自分が“気になった”音源を挙げてみるシリーズである。
今回は、2000年に発売されたCDから、今回はその2。

99<マーラー:カンタータ「嘆きの歌」~第3部 婚礼の出来事/サイモン・ラトル(指揮)バーミンガム市so & cho>20000424

「マーラー20歳の作「嘆きの歌」は、一部に青春時代の「大地の歌」と称されているほどの注目作」という解説があるが、この手の音楽は、全曲聞くのは疲れる・・・

100<ワーグナー(レーガー編:2台ピアノ版):「ニュルンベルクのマイスタージンガー」前奏曲/永井幸枝、ダグ・アシャツ(pf)>20000524

自分は、オーケストラ曲のピアノ版には興味があり、前にCDを随分と集めた。最初に手に入れたのは、グールドの「運命」のLPだった。それから色々集めた・・・。
この音源は、ピアノ編曲版に凝りだしたきっかけだったかも・・・!?

101<ドボルザーク:「交響曲第9番「新世界より」~第2楽章」/加羽沢美濃(pf)>20000609

同じくピアノ編曲版だが、これは演奏者自らの編曲らしい。

102<作者不詳:「グリーンスリーヴス」/アンドレアス・マルティン(lute)>20000633

「リュート」と聞くと、直ぐに前に書いたレスピーギの「リュートのための古風な舞曲とアリア」(ここ)を思い出すが、この曲にリュートの音は出て来ない。
改めて当時書いた自分の記事を読んでみると「正確には“リュートの為に書かれた作品による”」とあった。なるほど・・・
バロックの時代を連想させるリュートの音色である。

103<ショパン・メドレー(別れの曲、幻想即興曲、ピアノ協奏曲第1番・・・)/高嶋ちさ子(vn)、古川展生(vc)、安宅薫(pf)>20000711

何とも言いようが無い・・・!?
解説に「俳優高嶋忠夫の姪でもある美人ヴァイオリニスト、高嶋ちさ子とフジテレビのアナウンサー、軽部真一のプロデュースによる大好評シリーズ“めざましクラシックス”のパワーアップ版」とある。・・・

104<エルガー:行進曲「威風堂々」第1番/アンドルー・デイヴィス(指揮)ロンドンpo>20001022

いつも聞いているのはオーケストラ版だが、この演奏は合唱が入っている。
wikiを覗くと、この旋律は国王からの要望で歌詞を付けたりと、色々事情があるらしく、イギリスでは「希望と栄光の国」として第2の国歌の扱いらしい。

105<レスピーギ:「リュートの為の古風な舞曲とアリア」~イタリアーナ/関孝弘(pf)>20001131

上にも書いた通り、この曲についてはオーケストラ版しか聞いたことが無かった。
レスピーギのピアノ曲はまだまだ埋もれており、発掘はこれかららしい。そしてピアノ版のこの音源は、世界初録音とのこと。

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