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2023年6月の9件の記事

2023年6月26日 (月)

「レコ芸」サンプルCDより(16)(2000年-1)

雑誌「レコード芸術」(「レコ芸」)の付録として付いていたサンプルCDの中から、自分が“気になった”音源を挙げてみるシリーズである。
今回は、2000年に発売されたCDから、今回はその1。

92<ベートーヴェン:「ピアノ協奏曲ニ長調~第1楽章」/フランソワ=ルネ・デュシャーブル(pf)、ユーディ・メニューイン(指揮)シンフォニア・ヴァルソヴィア>20000214

お馴染み?作曲者によるヴァイオリン協奏曲の編曲版。カデンツァもベートーヴェンによる。
作曲者がわざわざピアノ版に編曲した背景は何だろう?

(付録)ベートーヴェンの書いたカデンツァ(バレンボイム(pf&指揮)/イギリス室内管弦楽団)

93<ヴィヴァルディ:歌劇「テンペーのドリッラ」より「そよ風のささやきに」/バルトリ(Ms)、イル・ジャルディーノ・アルモニコ>20000221

例の「四季」の編曲版かと思ったら、オペラの1曲だという。ヴィヴァルディにもオペラがあったか・・・

94<ヨゼフ・スーク:交響詩「夏の物語」op.29 - 第3楽章 間奏曲-盲目の楽士たち/マッケラス(指揮)チェコpo>20000223

「同名だが有名なヴァイオリニスト、ヨゼフ・スークの祖父。ドヴォルザークの娘と結婚、死別。これは1907~9年の作品」とのこと。
初めて聞く音楽だが、聴いていて、大島ミチルの映画「失楽園」の音楽(ここ)を思い出した。

95<J.S.バッハ:「パルティータ イ短調」~シャコンヌ/アンドルー・ローレンス=キング(hp)>20000230

バロック・ハープによる「無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番ニ短調~シャコンヌ」である。

96<J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番ニ短調~シャコンヌ」/福田進一(g)>20000611

同じ曲のギター演奏版である。
やっぱりヴァイオリンがいいな・・・

97<リムスキー=コルサコフ:「 熊蜂の飛行」/クルト・マズア(指揮) ニューヨークpo>20000303

この曲は今までに何度か採りあげているが、名人芸を表す格好の曲。オーケストラという多人数の合奏で、ここまで“合わせる”のは、これもやはり名人芸!?

98<リスト:メンデルスゾーンの「結婚行進曲」による変奏曲/アルカディ・ヴォロドス(pf)>20000313

リストは何でもピアノに編曲してしまう!?
当時、オーケストラの曲を演奏するのは大規模で大変だったので、ピアノで気軽に演奏できるようにピアノ版への編曲の要求は多かったのだろう。

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2023年6月23日 (金)

「レコ芸」サンプルCDより(15)(2001年-2)

雑誌「レコード芸術」(「レコ芸」)の付録として付いていたサンプルCDの中から、自分が“気になった”音源を挙げてみるシリーズである。
今回は、2001年に発売されたCDから。この年は気になる音源が多かったので2回に分けてみた。今回はその2。

86<パガニーニ:「カプリース第24番」/萩原貴子(fl)>20010528

フル-ト超絶技巧の曲である。

87<J.S.バッハ(レーガー編曲):「管弦楽組曲第3番~アリア」/エクトル・モレノ&ノルベルト・カッペリ(ピアノ・デュオ)>20010724

ピアノ・デュオ編曲版の「アリア」。ちょっと珍しい!?

88<マスカーニ:「アヴェ・マリア」/中丸三千繪(S)、ボールドウィン(pf)>20010906

よく聞く旋律。歌詞の訳は下記だそうだ・・・
「アヴェ・マリア、聖なる母よ、
あなたに懇願する哀れな人間の足を支えて下さい、
苦しむ罪悪の道の上に
そして信仰と希望を彼の心に呼び覚まして下さい。」

89<ヴェルディ「歌劇≪ナブッコ≫第3幕」~「行け、わが思いよ、金色の翼に乗って」/クラウディオ・アバド(指揮)ミラノ・スカラ座管弦楽団、同合唱団>20010918

自分はヴルディのオペラの合唱曲は、好きだな~

90<グラナドス:「スペイン舞曲集」~アンダルーサ/斎藤雅広(pf)>20011020

ピアニスト本人による編曲だという。

91<ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」~プロムナード/長谷川陽子(vc)、ミカ・ヴァェユリュネン(アコーディオン)>20011234

何と、チェロとアコーディオンによる「展覧会の絵」である。
世の中、色々なチャレンジをする人が居る。まあ、かつての富田勲もそうだったが・・・

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2023年6月18日 (日)

「レコ芸」サンプルCDより(14)(2001年-1)

雑誌「レコード芸術」(「レコ芸」)の付録として付いていたサンプルCDの中から、自分が“気になった”音源を挙げてみるシリーズである。
今回は、2001年に発売されたCDから。この年は気になる音源が多かったので2回に分けた。今回はその1。

80<グリーグ:「抒情小曲集」~小人の行進/イリーナ・メジューエワ(pf)>20010112

何とも軽快な音楽。

81<ラロ:「ノルウェー狂詩曲」/アンセルメ(指揮) スイス・ロマンド管弦楽団>20010223

何となく耳に馴染む音楽なのに、それほど演奏されない曲だという。1960年代の録音。

82<J.シュトラウス1世:「ラデツキー行進曲(オリジナル版)」/ニコラウス・アーノンクール(指揮) ウィーン・フィル>20010301

「ニューイヤーコンサート2001」で演奏された録音。
wikiには「自筆譜は紛失したとみられていたが、1978年4月に破棄されて断裁される寸前だった楽譜の山の中から発見された」とある。

83<ルイ・ガンヌ:「勝利の父」/富家秀則(指揮) 陸上自衛隊中央音楽隊>20010326

自分のクラシック人生が、中学2年の頃の、朝日ソノラマのソノシート「マーチ集」から始まった事もあり、マーチは大好き。
これもよく聞く曲である。

84<レーガー:「ショパンによる特別練習曲」~小犬のワルツ/フレドリク・ウーレン(pf)>20010410

ショパンの時は1匹だったが、どうやら子どもが生まれ、足下にじゃれついているようだ?

85<フォーレ:組曲「ペレアスとメリザンド」~シシリエンヌ/フランク・プゥルセル(指揮) ロンドンso>20010523

自分はフォーレの曲はほとんど聞かないが、この曲は印象に残る。

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2023年6月15日 (木)

「レコ芸」サンプルCDより(13)(2002年)

今日(2023/06/15)の朝日新聞の夕刊を見ていたら「CD展望~「レコ芸」育んだ論ずる文化」という記事があった。
230616rekogei いよいよ「レコード芸術」が廃刊か・・・
Amazonを覗くと、「2023年7月最終号」は6月20日発売だというのに、もう「現在品切れです。」とある。予約で一杯なのだろう。もちろん発売日には本屋に並ぶので、あとは本屋で買うしか無い。

さて、この「レコード芸術」(「レコ芸」)の付録として付いていたサンプルCDの中から、自分が“気になった”音源を挙げてみるシリーズである。
今回は、2002年に発売されたCDから。

74<ブルックナー:「秋の夕べの静かな思い」/白神典子(pf)>20020136

あの重々しい交響曲のブルックナーの作曲とは思えない静かな美しい曲。
ロマンチックな映画のバックに流れる音楽でも良いような・・・

75<文部省唱歌:「茶つみ」/江口有香(vn)、江口心一(vc)>20020142

文部省唱歌が現代によみがえった??

76<イギリス民謡:「グリーンスリーブス変奏曲」(フルーリー、オーウェンズによるフルートとハープ編)/ロマン・ノヴォトニー(fl)、ヤナ・ボウシュコヴァー(hp)>20020333

これも世の中に幾らでも編曲がある。これはフルートとハープへの編曲。

77<メンデルスゾーン:「弦楽四重奏曲第1番 第2楽章」/アルバン・ベルク四重奏団>20020512

この旋律を聴くと、クラシックを聞き出した中学校の頃の、NHKラジオのクラシック番組を思い出す。その番組のテーマ曲が、このメンデルスゾーンだった。NHKに手紙を出して曲名を教えて貰った。解説は堀内敬三だったか・・・。自分にとっては、何となく甘酸っぱい気持ちになる音楽ではある。

78<ドビュッシー:「シランクス」/ヴォルフガング・シュルツ(fl)、アドリアン・コックス(pf)>20020833

まさに「牧神の午後への前奏曲」を連想させるような音楽・・・

79<カッチーニ:「アヴェ・マリア」/竹松舞(hp)>20021012

またまたカッチーニ。今度はハープへの編曲である。

(関連記事)
雑誌「レコード芸術」が2023年7月号で休刊へ 

●メモ:カウント~1410万

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2023年6月13日 (火)

「レコ芸」サンプルCDより(12)(2003年)

雑誌「レコード芸術」(「レコ芸」)の付録として付いていたサンプルCDの中から、自分が“気になった”音源を挙げてみるシリーズである。
今回は、2003年に発売されたCDから。

67<ヴァイオリン・コンチェルト・メドレー(メンデルスゾーン/チャイコフスキー/パガニーニ/ブルッフ/サン=サーンス)/高嶋ちさ子(vn) 、めざましカルテット>20030205

これはある種、冗談音楽かも知れない。
伴奏は、今野均(ヴァイオリン)、榎戸崇浩(ヴィオラ)、荒庸子(チェロ)、古川展生(チェロ)、安宅薫(ピアノ)ほか、とある。

68<フォスター:「故郷の人々」による変奏曲/サラ・デーヴィス・ブチナー(pf)>20030226

聞き慣れた歌も、変奏で聞くと、結構新鮮!?

69<滝廉太郎:「荒城の月」/幸田聡子(vn)、山田武彦(pf)>20030305

「荒城の月」は当サイトで凝って何度も採りあげている楽曲。
あらゆる形で演奏されているが、自分はイージーリスニング的には上海交響楽団の編曲(ここ)が好きで、合唱では平井康三郎編曲による東京レディース・シンガーズの演奏(ここ)が大好き。
それにしても、よく聞くと実に単純な旋律。それがどうしてこうも、心に沁みるのか・・・

70<プレトリウス:「ルネッサンス組曲」~クーラント/近藤久敦(指揮)、つの笛集団>20030528

自分はミヒャエル・プレトリウス - Michael Praetorius (1571-1621)という作曲家を知らない。でも何となく気になったので挙げてみた。
「つの笛集団」とは、総勢14名からなるホルンアンサンブルだそうだ。

71<シューベルト:「魔王」(ベルリオーズ編曲)/アンネ・ゾフィー・フォン・オッター(S)、アバド(指揮)ヨーロッパ室内管弦楽団>20030616

この「魔王」は色々な編曲で聞いてきたが、今回はオーケストラの伴奏である。ベルリオーズの編曲だそうだ。

72<グリーグ:「リッカルド・ノルドロークの想い出のための葬送行進曲」/沼尻竜典(指揮)大阪市音楽団>20030710

グリーグの作曲による吹奏楽だそうだ。
葬送行進曲というと、エロイカ、巨人、ジークフリート、ショパンなどが頭に浮かぶ・・・

73<カッチーニ:「アヴェ・マリア」/本田美奈子(S)>20030729

今回は、何ともリズミックな編曲である。
本田美奈子は、白血病のために38歳で亡くなったとか・・・

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2023年6月10日 (土)

「レコ芸」サンプルCDより(11)(2004年-2)

雑誌「レコード芸術」(「レコ芸」)の付録として付いていたサンプルCDの中から、自分が“気になった”音源を挙げてみるシリーズである。
今回は、2004年に発売されたCDから。この年は気になる音源が多かったので2回に分けてみた。今回はその2。

62<ムソルグスキー(アレクセイ・ポジン編):交響詩「禿山の一夜」/ロシアン・ブラス(サンクトペテルブルグ・フィル金管五重奏団)>20041016

金管五重奏団による、「はげ山」である。
「ロシアン・ブラスは、1996年サンクトペテルブルグ・フィルの首席トランペット奏者のイゴーリ・シャラポフと、首席テューバ奏者のヴァレンティン・アヴァクーモフを中心に結成された金管五重奏団です。編成は2本のトランペットとホルン、トロンボーン、そしてテューバです。」とのこと。

63<バッハ(ブゾーニ編):「トッカータとフーガ ニ短調」/アレッシオ・バックス(pf)>20041024

ピアノ編曲版「トッカータとフーガ ニ短調」である。
これを聴くと、オルガンが如何に低音が充実しているかが分かる。オルガンに比べて、何とピアノが“か細い”ことか・・・

64<ワーグナー:歌劇《タンホイザー》~「巡礼の合唱」/オリヴィエ・ラトリー(org)>20041112

オルガンによるタンホイザーである。やはり低音が豊か。
この曲は、ショルティ/ウィーン・フィルの1961年版(ここ)が何と言っても圧巻。
60年も前の録音だが、自分の人生(!?)で最高に評価している録音ではある。

65<作者不詳:王のパヴァーヌ(信長公ご所望の南蛮音楽)/平尾雅子(ヴィオラ・ダ・ガンバ) >20041133

これは何とも不思議な音楽である。南蛮好きな信長が聞いたかも知れない音楽とは・・・
「~空想 安土城御前演奏会~
ポルトガルやスペインの宣教師や商人達が伝えた西洋文化の一つとして、音楽は当時の日本で大変珍重されました。これらの曲目は、ちょうど信長公が活躍した1550年 から1580年代に、ヨーロッパ各地で人気のあった美しい歌や変奏曲、そしてパヴァーヌやガリアルドといった舞曲等を厳選してたものです。
 この録音において、沢山のルネサンス楽器を用いましたが、そのサウンドはバロック楽器とは違ったストレートな心地よさを持っています。これらの楽器に適時打楽器を加え、当時の演奏家に習って即興風に自由なアレンジを試みました。(平尾雅子)」とのこと。

66<カッチーニ:「アヴェ・マリア」/ヴォーチ・アルモニケ>20041237

ヴォーカルアンサンブルによるカッチーニ。(VOCE ARMONICAは千葉県の混声合唱団で松戸市を中心に練習しているとか)
当サイトで何度も採りあげているカッチーニだが、確かに「アヴェ・マリア」の繰り返しだけであり、数々の編曲が持ち味の曲でしか無いことが分かる。

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2023年6月 7日 (水)

「レコ芸」サンプルCDより(10)(2004年-1)

雑誌「レコード芸術」(「レコ芸」)の付録として付いていたサンプルCDの中から、自分が“気になった”音源を挙げてみるシリーズである。
今回は、2004年に発売されたCDから。この年は気になる音源が多かったので2回に分けてみた。

57<プッチーニ:歌劇「ジャンニ・スキッキ」~ 私のお父さん(吉川武典編)/ヤナ・ボウシュコヴァー(hp)、トロンボーン・クァルテット・ジパング>20040105

あの有名な「私のお父さん」をハープとトロンボーン四重奏で演奏する。何とも不思議な音楽に・・・
この曲は、自分にとって映画「異人たちとの夏」での挿入歌として印象強い。

58<リスト(コンウェイ・ブラウン編):交響詩 前奏曲/朝比奈隆(指揮)、大阪市音楽団>20040107

ブラスバンドによる交響詩「前奏曲」である。
なるほど・・・。オーケストラの演奏とは趣が事なるが・・・

59<E.シュエッカー:「マズルカ」/ヨゼフ・モルナール(hp)>20040231

知らない作曲家だが、ハープによるこの音楽は、録っておきたくなる。

60<チャイコフスキー:「アンダンテ・カンタービレ」(弦楽編成版)/ソンデツキス(指揮)、リトアニア室内管弦楽団>20040315

言うまでもなく、弦楽四重奏曲第1番の第2楽章の合奏編曲版。
先日紹介したシューベルトの「死と乙女」の弦楽合奏版(34)と同じだが、シューベルトのほうが低音の厚みによりダイナミックに聞こえる。

61<タルレガ:「ヴェニスの謝肉祭による変奏曲」/村治佳織(g)>20040904

音楽は知らなかったが、ギターの音色が気になり挙げてみる。
ギターの音色が何とも美しい。

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2023年6月 4日 (日)

「レコ芸」サンプルCDより(9)(2005年)

雑誌「レコード芸術」(「レコ芸」)の付録として付いていたサンプルCDの中から、自分が“気になった”音源を挙げてみるシリーズである。
今回は、2005年に発売されたCDから。

51<J.シュトラウスⅡ(E.シュッツ編曲)/コンチェルト・パラフレーズ~美しく青きドナウ/ドリス・アダム(pf)>20050230

ピアノによるウィンナ・ワルツであるが、だいぶ編曲されてしまっている。

52<ポンキエルリ:オペラ「ジョコンダ」~時の踊り/ブルーノ・カニーノ(pf)>20050426

聞いていて楽しくなる音楽だ。

53<チャイコフスキー:「眠りの森の美女」~ワルツ/アナスタシア・チェボタリョーワ(vn)、ペーター・ラウル(pf)>20050830

ヴァイオリンの独奏によるチャイコフスキーのバレエ音楽である。

54<サラサーテ:「カルメン幻想曲」/小林美恵(vn)、尾尻雅弘(g)>20050923

ギターの伴奏とは珍しい。

55<ベートーヴェン:「エロイカ変奏曲」~フィナーレ/クリフォード・カーゾン(pf)>20051015

知らなかったが、この曲はベートーヴェン自身の作曲だという。wikiによると、この主題は「エロイカ」を含め、4つの作品に使われているという。

56<ショパン:「ピアノ協奏曲第1番」(ピアノ六重奏版)/近藤嘉宏(pf)、千葉紘子、東海千浪(vn)、長谷川弥生(va)、林峰男(vc)、堤俊作(cb)>20051017

オーケストラ伴奏部分を弦楽五重奏で演奏するピアノ六重奏版である。ショパン自身の編曲かどうかは分からない。

ともあれ、有名な曲は、色々に形を変えて永遠の命を得る。

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2023年6月 1日 (木)

「レコ芸」サンプルCDより(8)(2007年/2006年)

雑誌「レコード芸術」(「レコ芸」)の付録として付いていたサンプルCDの中から、自分が“気になった”音源を挙げてみるシリーズである。
今回は、2007年と2006年に発売されたCDから。

45<チャイコフスキー:「くるみ割り人形(クリストフ・シュトラートナー編曲)」~序曲/アハト・チェリステン(ウィーン交響楽団のメンバーによる8人のチェリストたち)>20070127

なかなか珍しいチェロのアンサンブルである。
何か楽しそう・・・

46<マルティーニ: 愛の喜び/アンジェラ・ゲオルギュー(S)、アンジェラ・ゲオルギュー(pf)>20071001

よく聞く旋律ではある。

47<ヴィヴァルディ:協奏曲集「四季」~「冬」第2楽章/ミカラ・ペトリ(リコーダー)、ギルドホール弦楽Ens>20060121

何と、イタリア・バロックのリコーダーによる「四季」である。
やっぱりイ・ムジチのアーヨが良いな・・・。

48<ドヴォルザーク:交響曲第9番『新世界より』~第1楽章(編曲:A.バールタ)/アレシュ・バールタ(org)>20060224

先日、(31)(41)で紹介したが、今回は同じく第9番のオルガン・ソロ版である。(録音年代は逆で、これが一番古い)
なおこの編曲は、「ジグムンド・サットマリーによる編曲版を参考にバールタが改編したもので、ターリヒ、アンチェル、ノイマンなど歴代のチェコ・フィル音楽監督たちが『新世界より』を演奏し続けてきた由緒ある名ホール、『芸術家の家』ドヴォルザーク・ホールのオルガンを使用」とのこと。

49<ビゼー:歌劇「真珠採り」~耳に残るは君が歌声/ローランド・ヴィリャソン(T)、ミシェル・プラッソン(指揮)、ミュンヘン放送管弦楽団>20060325

この旋律はいつ聞いても心に沁みる。
よく聞くと非常に単純な旋律の繰り返しであることが分かる。でも、なぜ沁みるのか・・・

50<わらべうた:「通りゃんせ」/藍川由美(S)、ヴァイチュレーナス=ピス(pf)>20050130

冒頭のピアノが何とも元気!で良い。ウィーンでの録音だとという。
鮫島有美子のアルバムのヘルト・ドイチュのピアノ伴奏もそうだが、日本人以外の伴奏者は、日本の古い歌をどんな気持ちで演奏しているのだろう?

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