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2023年5月29日 (月)

「レコ芸」サンプルCDより(7)(2009年/2008年)

雑誌「レコード芸術」(「レコ芸」)の付録として付いていたサンプルCDの中から、自分が“気になった”音源を挙げてみるシリーズである。
今回は、2009年と2008年に発売されたCDから。

38<グリーグ:「ソルヴェイグの歌」/アンナ・ネトレプコ(S)、エマニュエル・ヴィヨーム(指揮)・プラハpo>20090213

これは別に変わった演奏では無いが、ちょっと残しておきたかった歌である。

39<ルペルト・チャピ:「ファンタジア・モリスカ」~終曲/ホセ・ラモン・エンシナール(指揮)・マドリード・コミュニティ管弦楽団>20090233

これは正真正銘に珍しい曲?
CDのライナーノーツには「1851/3/27スペイン出身のチャピは23才で奨学生としてローマに留学。帰国後はサルスエラ(スペインのオペレッタ)作曲家として150余のサルスエラや管弦楽曲等を作る一方、軍楽隊隊長も務め1893年スペイン音楽著作権協会を設立しました。ファンタジア・モリスカ(ムーア風幻想曲)は軍楽隊のために作曲されたものです。」とあった。

40<ショパン(F.タレガ編曲):「夜想曲 第2番」/村治佳織(g)>20091209

ギターによるショパンである。

41<ドヴォルザーク:「交響曲 第8番」~第4楽章(編曲:A.バールタ)/アレシュ・バールタ(org)>20091219

先日、(31)でドヴォルザーク交響曲第7番のオルガン・ソロ版を紹介したが、今回は同じく第8番から。

42<ウェーバー:「魔弾の射手」~魔弾の射手(序奏、狩人と村人の合唱)/ベルリン・フィル8人のホルン奏者たち>20100525

43<ウェーバー:「魔弾の射手」~狩人の合唱/ベルリン・フィル8人のホルン奏者たち>20100526

ホルンという単一楽器で、こんな演奏が出来る・・・

44<モーツァルト(ホフマイスター編):「四重奏曲 第5番」~第3楽章(原曲:ピアノ・ソナタ イ長調 K.331)/ヴォルフガング・シュルツ(fl) ヴェロニカ・シュルツ(vn) イルゼ・ヴィンコール(va) フランツ・バルトロメイ(vc)>20080924

ホフマイスターがモーツァルトのピアノ・ソナタ(「トルコ行進曲」付き)をフルート四重奏曲に編曲したもの。
つまりヴァイオリン、ヴィオラ、チェロの伴奏によるフルート四重奏曲である。
何とも・・・

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コメント

42<ウェーバー:「魔弾の射手」~魔弾の射手(序奏、狩人と村人の合唱)/ベルリン・フィル8人のホルン奏者たち>20100525
43<ウェーバー:「魔弾の射手」~狩人の合唱/ベルリン・フィル8人のホルン奏者たち>20100526

コンサートの前奏曲というのか、1番最初に演奏される曲としてよく聴きますが、オペラ自体は私はまだ見ていません。ウェーバーといえば、モーツアルトの妻のコンスタンツェの旧姓はウェーバーですが、最近コンスタンツェと「魔弾の射手」の作曲者のカール・マリア・フォン・ウェーバーは父方の従姉弟の同士だということを知りました。モーツアルトが失恋したコンスタツェの姉のアロイジアも、コンスタンツェもソプラノ歌手ですから、このウェーバー一族は音楽の才能がある家系なんですね。

【エムズの片割れより】
ヘエー!そうなんですね。
wikiで改めて読みました。
超有名な作曲家が親戚とは・・・ビックリ!?

投稿: KeiichiKoda | 2023年6月 5日 (月) 19:50

モーツアルト(1756-1791)、ウェーバー(1786-1826)ですから、モーツアルトが亡くなったとき
ウェーバーはまだ5,6歳ですから、「親戚」の超有名な音楽家モーツアルトに会ったことがあるのか、指導を受けたことがあったのか、どうなんでしょうか?むしろ、モーツアルトの4男で音楽家になったフランツ・クサヴァー・モーツアルトと歳が近いので、2人の間に交流があったのか、なかったのか、音楽学者というのはそういうことを調べるのが専門ですから、あるいは調査結果があるのかしれません。

投稿: KeiichiKoda | 2023年6月 7日 (水) 09:26

38<グリーグ:「ソルヴェイグの歌」/アンナ・ネトレプコ(S)、エマニュエル・ヴィヨーム(指揮)・プラハpo>20090213

ネトレプコの出演したメトロポリタン・オペラというと、ヴェルディ「アイーダ」、チェレア「アドリアーナ・ルクヴルール」、チャイコフスキー「エフゲニー・オネーギン」等があって、これらをMETライブ・ビューイングで見ましたが、ネトレプコは2021-22シーズンもメトロポリタン・オペラに出演が決まっていたんですが、ロシアのウクライナ侵攻で降ろされてしまいました。ネトレプコ・ファンとしては残念ですが、仕方がありません。しかし、皮肉なことに、つい先日はサントリーホールでチャイコフスキー「ピアノ協奏曲第1番」、「交響曲第5番」を聴いたばかりだし、今週もラフマニノフ「パガニーニの主題による狂詩曲」リムスキー・コルサコフ「スペイン狂詩曲」をミューザ川崎で、グリンカ「ルスランとミュードラ」、チャイコフスキー「バイオリン協奏曲」、ラフマニノフ「ピアノ協奏曲第2番」を県民文化センターで、という具合にロシアの音楽家作曲の曲ばかりを聴く予定になっています(笑)。

【エムズの片割れより】
いやはや、聞けば聞くほどうらやましい!!
まさに「ナマ音楽三昧」!
コロナで「オレは不要不急の存在か!」と嘆いた音楽家たちの励みになりますね。

投稿: KeiichiKoda | 2023年6月 8日 (木) 08:56

上で書いたことの追記です。毎月1回日テレで放送される「読響プレミア」という番組を欠かさず視聴しているのですが(どこかで書いておられたがclassicalsさんも視聴されているようです)、この番組の公開収録に応募し、当選したので、一昨夜(6/8)、ミューザ川崎シンフォニーホールまで出かけ、読響の演奏を生ではじめて聴きました。曲目は、グリンカ「歌劇ルスランとリュドミラ序曲」、ラフマニノフ「パガニーニの主題による狂詩曲」、チャイコフスキー「幻想序曲ロメオとジュリエット」、リムスキー=コルサコフ「スペイン奇想曲」。ピアノは三浦謙司、指揮米田覚士でした。日テレでの放送は8月と9月、2回にわたって放送とか。

投稿: KeiichiKoda | 2023年6月10日 (土) 08:40

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