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2023年5月27日 (土)

「レコ芸」サンプルCDより(6)(2011年/2010年)

雑誌「レコード芸術」(「レコ芸」)の付録として付いていたサンプルCDの中から、自分が“気になった”音源を挙げてみるシリーズである。
前にも書いたが、レコ芸の付録のCDは1996年3月号から2017年5月号まで21年間。平均の収録曲が39曲程度なので、合計1万の音片が入っていたことになる。
たぶん、その間に発売されたクラシックCD全部のサンプルだろう。しかし中止になる前には、特にソニー・ミュージックは毎月同じ音源だったので、まあ1万弱か・・・
その音源の中から自分が“嬉々として”「変わった音源」を見繕っているのである。

30<リスト:「愛の夢 第3番(おお、愛よ)」/幸田浩子(S)、新イタリア合奏団、ダヴィデ・ブラーニ(hp)>20110111

いつもピアノ独奏で聞いている「愛の夢 第3番」。
元々は「3つの夜想曲」という歌曲で、1850年頃にリスト自身によりピアノ曲に変奏されたんだって・・・。

31<ドヴォルザーク:「交響曲第7番~第3楽章」(編曲:A.バールタ)/アレシュ・バールタ(org)>20110304

オルガンによる交響曲とは珍しい。

32<ポール・デュカス:「ラ・ペリ」~ファンファーレ/フィリップ・ジョーンズ・ブラス・アンサンブル>20100305

有名なブラスバンドだが、あまり聞く機会が無いこんなファンファーレも楽しい。

33<タレルガ:「アルハンブラの想い出」/グザヴィエ・ドゥ・メストレ(hp)>20100505

ハープによるアルハンブラも、違和感が無い。

34<シューベルト(マーラー編曲):「死と乙女」(弦楽合奏版)/イ・ソリスティ・ディ・ペルージャ>20100526

マーラーによる弦楽合奏版は、コントラバスも加えられ、弦楽四重奏版よりも低音の厚みが増し、よりドラマティックに聞こえる。

35<アントニオ・サルトリオ:「エジプトのジューリオ・チェーザレ」から「私は望めば」/パトリシア・プティボン(S)、アンドレーア・マルコン(指揮)、ヴェニス・バロック・オーケストラ>20100625

初めて聞く曲だが、イタリアで開花してヨーロッパ全土へ広がった初期オペラのひとつだという。

36<シューマン:「幻想曲 イ短調」/レフ・ヴィノクール(pf)、ヨハネス・ヴィルトナー(指揮)、 ウィーン放送交響楽団>20100806

この「ピアノと管弦楽のための幻想曲 イ短調」はピアノ協奏曲の原曲だそうで、世界初録音とのこと。
先日聞いた、マーラーの「復活」の原曲、交響詩「葬礼」(24)と同じく、シューマンのピアノ協奏曲の第1楽章と同一のようだ。

37<ヘルメスベルガーⅡ世:「悪魔の踊り」/小澤征爾(指揮)、ウィーンpo>20101007

「ヨーゼフ・ヘルメスベルガー2世(1855-1907)はオーストリア出身の音楽家。
 作曲家としてはウィンナ・オペレッタ、バレエ作品、舞曲や歌曲を作曲し、その一連の中に「悪魔の踊り」があります。この作品は2009年のウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の“ニューイヤーコンサート”で小澤征爾が指揮したことでも知られています。」だって。
どうも、この時の録音らしい。

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