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2023年3月 3日 (金)

林部智史の「恋衣」

先日、こんな歌を見付けた。
林部智史の「恋衣」という歌である。この歌手の名は知らない。でも、なかなか透き通った声で好ましい。

<林部智史の「恋衣」>

「恋衣」
 作詞:阿木燿子
 作曲:来生たかお

ふと目を窓にやれば
花水木の葉が揺れてる

いつでもあなただけを
見つめてたい僕なのに不覚だね

幼いという文字の斜めの一筆
ためらい傷のように隠せば幻

恋をして 素顔のあなた
守らなきゃ そう思う
恋衣 身に纏うたび
透き通る 白い肌

まだ目を覚まさないで
僕が描く絵心のない似顔

儚いという字にも人と夢が棲む
ならば恐くはないさ すべて越えてゆく

恋ゆえに あなたの笑みは
薄紅の花霞
恋心 日毎に募り
指で梳く 長い髪

恋焦がれ やっと逢えても
大粒の砂時計
恋衣 そっと脱ぐ日は
痛いほど 抱き締める

恋をして 虹を見た朝

この歌が気になったのは、最初のフレーズ。
「ふと」「目を」「窓・にやれば」という切り方が気に入ったのである。
この不自然な?区切り方で、ふと徳永英明の「青い契り」(ここ)を思い出した。

「あ・るこうとしてたの?」「でも今はき・みの全てを」という切り方がユニーク。
小椋佳だったか、さだまさしだったか忘れたが、日本語のアクセントを考えると、自然に旋律が出来るという。つまり、日本語のアクセントを無視した旋律はNGだという。
でも「歩こう」が「あ・るこう」という旋律になったとき、自分にとっては印象が強くなり、聞きたくなる。

作詞:阿木燿子、作曲は来生たかお。まさにゴールデンコンビ。
そんな作品を、自分が知らなかった林部智史という歌手が歌っている。
ともあれ、この歳になると、聞きたいと思う新しい歌はなかなか見つからない。
そんな中で、久しぶりに開拓した?歌であった。

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コメント

「ためらい傷のように隠せば幻」
「恋焦がれてやっと逢えても 大粒の砂時計」
私の胸に突き刺さりました
こんなに素敵な歌を(開拓)???して下さってありがとうございました。✨
「恋衣」初めて拝聴しました。「林部智史」さん
初めて知りました。
早速YouTubeを訪ねました。詩と歌声が素晴らしく溶け合って久しぶりで「詩」の世界に漂わせていただいた時間でした。カバーもされているのですね。本当に有難うございました。
60年の昔をふと思いだせていただきました。春ですね花粉症にお気を付けください(どうしょうもないですが、、、)私は今日クリニックへ行きました。

【エムズの片割れより】
当方も目がしぶくて参っています。

投稿: ふるかわ かずえ | 2023年3月 9日 (木) 14:10

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