心房細動の2度目の手術
心房細動の2度目の手術をしてしまった。今日はそんな話。
blogは備忘録としては便利なもので、「心房細動」でサイト内検索すると、12件ヒットする。つまりなかなか「心房細動」からリタイア出来ないで居る、ということ。
「心房細動と心房粗動をカテーテルアブレーションで退治してきた話」(ここ)という記事を書いたのが、2020年7月12日。
結局、退治できていなかったらしく、再発したのが2022年4月3日の夜だった。夕食前、風呂に入っていたとき、心房細動が1年9ヶ月ぶりに発症。残っていたシベノールを飲むが止まらない。病院に電話して様子を話す。薬を飲んだので、しばらく様子を見るように言われたが、血圧が下がったらしく苦しい。再度病院に電話して、当直医に診て貰える事になり、タクシーで病院に。
やはり脈拍が200近くあり、看護婦さんから「来て正解だった。心臓に負担がかかっているので」とのこと。
脈拍を下げる点滴で、何とか止まった。
当直の先生は専門では無いので、不整脈の医師の診察予約をして貰って、4月12日に診察を受けた。前回の主治医は転勤されていたので、これからの主治医はカテーテルアブレーションのボス。まさに1回目の手術の中心の医師だった。
改めて、全部を診るという。造影CT、エコー、ホルター・・・
「手術、もう一回やる? 前回の冷凍凝固でまだやっていない部分があるので、もうちょっとやったら、もう出なくなるかな、という所まで持って行けるかも知れない。
心房粗動は治っている。今から予約するならしておいた方が良くて、今予約しても11月になる。後で取り消しは出来るので、今予約しておかない? 後で予約するとどんどん半年先になっちゃうから」
とのことで、何と7ヶ月先の11月16日の手術予約をして貰った。
再手術の決心は、今度の主治医の力強い言葉に感激した面も・・・??
「治してしまおうよ。もう治りました、大丈夫です。って言う方が良いじゃない。爆弾抱えて薬飲んでいても、いつ出るか分からない、というのはイヤじゃない。治そうよ。せっかく手を付けているわけだから、治してしまおうよ。俺も協力して治してあげたい気になるから」
そして7ヶ月待って。来週入院という11月8日の診察日。何と「病棟の関係者にコロナの感染者が出て、手術が延期になるかも知れない。」との話。
それが現実となって、11月10日に主治医から家に電話があり、「病棟がロックダウンになったので、全手術は延期。本当は来年3月位に延期になるが、たまたま12月14日で良ければ空きがあるので、そこに入れる?」
とのことで、無理矢理そこに押し込んで貰った。
それで、12月13日~16日の3泊4日の入院をして、昨日退院してきたという話。
病院と手術については、1回目の記事(ここ)と同じなので書かないが、前回と異なっていたことだけ書くと、「口腔外科」と「麻酔科」の事前の診断があった。
聞くと、全身麻酔では口からチューブを入れて人工呼吸をするので、歯や口の中に細菌が居て、それが肺に入ると非常にやっかいなことになるので、事前に口腔内をチェック、清掃するのだという。麻酔科は、全身麻酔の説明と合意書のサイン。
どうも数年前から、全身麻酔は必ずこれをやるようになったとか・・・。
14日の手術は8時45分スタート。前回の時にイヤだった食道へのセンサー挿入。今回も鼻から管を入れて「ゴクンして」と言われて挿入し、ベッドに横になって麻酔・・・
予定通り、2時間ほどの手術だった。夕方主治医が来て言うには「やって良かった、と思う。やはり起源があった。それに、心配なところは全部焼いたからもう不整脈は出ないと思う」とのこと。
入院から退院まで、特に異常なことは無く、予定通り、しごく順調に事は進んだ。それは良かった。
話は飛ぶが、昔、義母の老人ホームを探しに、幾つかのホームを見学したことがあった。そのひとつで、ホールにおばあさんが列を作っている。「あれは何ですか?」と聞いたら「夕食を待っているんです。他に楽しみが無いので」とのこと。
今回の入院でも同じ事を思った。手術時の絶食を除くと、やはり楽しみは食事だけ。
配膳の時間が待ち遠しい。しかし・・・だ。
何と、自分が嫌いなモノ・オンパレード!?
小松菜和え物、カリフラワー、野菜サラダ、菜の花和え物、春菊和え物・・・
ご飯そのものはおいしかったが、おかずは味が薄く、もちろん種類も選べない。
個人の好き嫌いなど容赦もしない。
それで、今回の入院で悟ったこと・・・。
自分は老人ホームには入れない。唯一の楽しみの食事がたぶんキライな物ばかりで、食欲が無くなり、結局老人ホームで餓死!?
ともあれ、これで「不整脈」という言葉から解放されると良いのだが・・・
お疲れさまでした!?
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コメント
エムズの片割れ様
心房細動の手術無事に終えられた由本当に良かったですね お慶び申し上げます。
寅から兎に変る時を心おきなくお迎えに成られる事と存じます
また老人ホームでの事は母が入所していた時毎日の様に通いましたが一番気になったことはやはり食事でした 自分に置き換えてみて「あー無理」
と痛感致しました 今まさに介護直前となりつつあり 一層強く思っています
先日息苦しく脚の痺れ血圧200/102となり夜救診 のお世話になりました 「過換気症候群」との事先月にも同じ症状がありましたが耐えていました(血圧測らず)今後も心の持ち様で起きる事もあるでしょう、、、との医師の言
今も血圧上昇の渦中です
何も出来ない新年を迎える様です
エムズの片割れ様 どうぞ良いお年をお迎えくださいます様に
来る年もお元気なすてきな記事を愉しみにさせて頂きたく願っております
【エムズの片割れより】
ありがとうございます。
一病息災という言葉がありますが、全身麻酔の手術の場合、当然のPCR検査も含め、全身をくまなく調べることを知りました。
麻酔や手術に耐えられることの確認。
結果として詳細な人間ドック!?
何も言われなかったのは、手術のご褒美??
自分も前に、医師から自律神経のせいだと言われたことがありますが、自分でコントロール出来ないだけに困りますよね。
お大事に・・・
投稿: ふるかわ かずえ | 2022年12月21日 (水) 12:38