「ザ・ベストテレビ2022」
NHK「ザ・ベストテレビ2022」の放送予定が分かった。
<<ザ・ベストテレビ2022>>BS1
第1回 2022年12月6日(火)午前9:00~10:58 BS1
・放送文化基金賞「妹が生まれなかったかもしれない世界」NHK
・民放連賞・テレビ教養番組 「おひさま家族~りんくん一家の17年~」静岡放送制作
第2回 2022年12月7日(水)午前9:00~10:05 BS1
・「地方の時代」映像祭グランプリ 「忘れてはいけないこと~認知症受刑者が問いかけるもの~」岡山放送制作
第3回 2022年12月8日(木)午前9:00~11:00 BS1
・文化庁芸術祭賞 「たゆたえども沈まず」テレビ岩手制作
第4回 2022年12月9日(金)午前9:00~10:11 BS1
・ギャラクシー賞 「1Fリアル~あの日、原発の傍らにいた人たち~」福島中央テレビ
第5回 2022年12月12日(月)午前9:00~10:07 BS1
・日本民間放送連盟賞・テレビ報道番組 「すくえた命 ~太宰府主婦暴行事件~」テレビ西日本
第6回 2022年12月13日(火)午前9:00~10:17 BS1
・ATP賞テレビグランプリ 「“玉砕”の島を生きて~テニアン島 日本人移民の記録~」NHK
自分が毎年楽しみにしているドキュメンタリー番組の優秀作をまとめて放送する「ザ・ベストテレビ」。
毎年11月までには放送されていたが(ここ)、今年は、サッカーワールドカップ開催のため、12月の放送となったという。
自分は「予定」について、スマホの「Yahoo!カレンダー」を使っている。先の予定は忘れるので、あらかじめその頃(年月)の項に書いておく。
この「ザ・ベストテレビ」も11月初めの日に入れておいた。そして「11月になったので、そろそろ放送があるかな?」とNetで「ザ・ベストテレビ2022」を検索してみる。
それなのに、出て来ないのである。ヒットしないのである。
さすがに、昨年放送された11月21日になって、NHKに電話で問い合わせてみた。しかし、やはり情報は無いという。何らかの事情で、昨年で放送が取り止めに??
念のため、昨日メールでNHKに放送予定を問い合わせてみた。
すると、やっと返事が来て、12月6日から放送されるという。
「今年度は、サッカーワールドカップ開催のため、12月の放送となっています。
いずれも予定ですので、確定放送日は番組表でご確認ください。」
サッカーW杯の影響か・・・
でも、日本対ドイツ戦の昨夜の番組表を見ても、BS1ではサッカーを放送していない。BS4Kと地上波では放送していたが・・・
たぶん、サッカーをBS1で放送する予定が、急遽「NHK総合」に変えたのかも知れない。
昼過ぎ、昔の同僚からLINEが来て、こんなやりとりをした。
同僚「昨夜の日本対ドイツみましたか?
以前よりドリブルスピードがかなり速くなり全盛期の清武は格下ですね。彼は足技が中心の選手だから」(注:「清武」が出てくるのは、オヤジが同じ会社の同僚だった為)
自分「最初見ていたけど、日本がコテンパにやられていたので、見るのやめてしまった。
でも、寝る前に見たら2対1で勝っていたので、慌ててタイムシフトでゴールシーンだけ見た。
そもそもサッカーは、点がほとんど入らないので、少々退屈」
同僚「たしかに前半は格差でこりゃムリだとおもったけど後半選手を5人代えて動きが変わったのでいけるかなと思ったら点がとれた。終了後興奮していてなかなか眠れなかった」
自分「若いネ~」
同僚「気持ちはね」
自分「残りの試合も、充分に楽しんで!」
同僚「そうですね。次勝てば決勝進出です。**さんも見てくださいね!!」
案の定、今朝からTVはサッカーで大騒ぎ。
これで日本は良いのかな??と思えるほどの大騒ぎ。
こんなニュースもあった。
「サウジアラビアのサルマン国王は、サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会で、22日にサウジが1次リーグ初戦で強豪アルゼンチンに勝利したことを記念し、23日を急きょ休日にするよう指示した。」(ここ)
一方では、こんなニュースも・・・
「氷点下のW杯サッカー、熱気乏しく 人権重視しボイコットの動き ドイツ
サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会で日本の最初の対戦相手となったドイツはサッカー大国だが、盛り上がりはいまひとつだ。
カタールの人権問題を重視して観戦をボイコットする動きが出ている上、気温が氷点下になることもある時期の開催で、ビール片手に屋外モニター前に集結というおなじみのスタイルで観戦できないことも大きい。
「焼きソーセージ、ビールなし。(天然)芝が自然に生えない国で、4週間後には不要になるスタジアム」。東部ライプチヒのパブ「タンテ・ロジ」は、フェイスブックにこう投稿し、店内で今大会を放送せず、開催中は代わりに過去大会の名勝負の録画を放映すると説明した。店主の男性は、取材に「商業主義が行き過ぎた。こんなサッカーには耐えられない」と語った。
英紙ガーディアンによると、カタールではスタジアム建設などに従事した外国人労働者6500人以上が、過酷な労働で死亡したとされる。・・・」(ここより)
そして、ウクライナでは・・・
「ウクライナのインフラ狙った攻撃で安保理会合 ゼレンスキー氏「エネルギーテロ」
国連の安全保障理事会では、ロシアによるウクライナのインフラ施設などを狙ったミサイル攻撃をめぐり、緊急の公開会合が開かれ、ゼレンスキー大統領が「エネルギーテロだ」と訴えました。
ウクライナ ゼレンスキー大統領
「きょう1日だけでエネルギーインフラ施設に対して約70発のミサイル攻撃があったほか、住宅も被害を受けました」
(2022年11月)23日、国連・安保理の緊急会合にオンラインで出席したゼレンスキー大統領は、ウクライナ全土で停電していることなどに触れ、ロシアによる攻撃を「エネルギーテロだ」と述べ、安保理が非難決議を採択するよう求めました。
アメリカの国連大使が「ウクライナを凍らせて服従させようとしている」などと非難すると、各国から攻撃の即時停止を求める声が上がりましたが、ロシアの国連大使は「西側諸国による武器供与に対抗して行っている」と反論しました。」(ここより)
停電が続き、いつ爆弾が降ってくるか分からないウクライナ。一方では、サッカーで浮かれている日本を含めた国々・・・。
何ともやりきれないこの頃である。
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コメント
ザ・ベスト・テレビは録画して私も見ています。ドキュメンタリー番組は私もよく見ますが、日本の近現代史についての番組とか、最近だとウクライナ情勢についての番組が多く、ここに収められている類の番組はほとんど見ていません。さすがドキュメンタリーの分野で最優秀賞を得た作品ばかりなので、全部見ごたえがありますね。たとえば、第1回で放送された「おひさま家族」では色素性乾皮症という難病をかかえた子供のいる家族の17年を追ったドキュメンタリー番組ですが、こんな難病が存在すること自体知る人は少ないのではないでしょうか(私自身この番組を見るまで知りませんでした)。
見逃された方は再放送が12/20の午前零時(12/19の深夜)から毎日1作品ずつ6日にわたってありますので、どうぞ。
【エムズの片割れより】
最近、ドキュメンタリーを見るのがツラくなりました。
悲惨な現実を直視する体力が無くなってきた気がします。
そうですか。再放送があるんですね。
確か、昨年までは無かったのでは?
優秀な番組は、一地方だけの放送だけではなく、全国で見られる機会は貴重だと思います。
投稿: KeiichiKoda | 2022年12月17日 (土) 08:07
ザ・ベストテレビの第1部から第5部まで見終わりました。最後の第5部は「"玉砕"の島を生きて テニアン島 日本人移民の記録」というNHKのドキュメンタリーですが、担当したディレクターは、このドキュメンタリーが出来上がるためには何人かの生存した人たちとの交流とインタビューで、20年ぐらいの時間を要したと語っていたのが印象的でした。よいドキュメンタリーというのは簡単にはできていないんということですね。
なお、テニアン島については、アメリカ側の角度からとった映像があります。NHK総合で放送中の「映像の世紀バタフライエフェクト」の、2022/7/11放送の「太平洋戦"言葉"で戦った男たち」をご覧ください。当時テニアン島には1万人以上の日本からの移住者が暮らしていて、アメリカ軍の上陸とともに自決した島民・家族も少なくなかったという悲惨な一面(それがベスト・テレビ第5部の主題)があるのは事実ですが、同時に、9500人ぐらいの島民(うち2000人ぐらいが子供)は捕虜として収容されています。アメリカ軍のテルファー・ムックという日本語情報将校が中心となって学校(テニアン・スクール)を作って、子供たちの将来のために教育したんですね。1991年には沖縄でそこで学んだ子供たちが同窓会をひらき、ムック氏も招待され、戦後はじめて当時の子供たちと再会するという、ちょっと感動的なシーンもあります。
【エムズの片割れより】
どの番組も現実を直視させられます。
その悲惨さが分かっている戦争が、今でも・・・と思うと、やりきれません。
投稿: KeiichiKoda | 2022年12月24日 (土) 09:59