「80歳の壁は乗り越えられるか?」~精神科医…和田秀樹氏の話
iPad で「サンデー毎日」(2022/11/06号)を眺めていたら「和田秀樹」という人の記事があった。
どこかで聞いた名・・・? そうだ、先日ラジオ深夜便で話を聞いた人だ・・・
ラジオ深夜便「明日へのことば「80歳の壁は乗り越えられるか?」高齢者専門の精神科医…和田秀樹」(2022/10/05放送)を聞いた。
<「80歳の壁は乗り越えられるか?」高齢者専門の精神科医…和田秀樹>
Amazonの氏の略歴を見ると「一九六〇年、大阪府生まれ。東京大学医学部卒業。精神科医。東京大学医学部附属病院精神神経科助手、米国カール・メニンガー精神医学校国際フェローを経て、現在、和田秀樹こころと体のクリニック院長。高齢者専門の精神科医として、三十年以上にわたって高齢者医療の現場に携わっている。『70歳が老化の分かれ道』(詩想社新書)、『六十代と七十代 心と体の整え方』(バジリコ)、『老後は要領』(幻冬舎)、『バカとは何か』『感情バカ』(ともに幻冬舎新書)など著書多数。」とある。
この放送のテキストは(ここ)に詳しいが、健康寿命を延ばすには「意欲」「肉を食べる」「人付き合い」「趣味」・・・が大切とか。
ついでに、気になった言葉を記すと、「血糖値は高い人も低い人も生存曲線は変わらない」「血圧は130ぐらいと150ぐらいでは変わらないが、180を超えると生存率が低い」・・・
自身については、「灘中に5番で入った」「何かを始める時にやり方を勉強してからやらないと、何にもできない」「時間の使い方はうまいと思っている」と語る。
健康的には、普通の人間的にはかなりヤバイ状況らしい。
「時たま血圧が200を超えると思っていて、友達が心臓専門のクリニックを開業したので、心臓ドックを受けて、冠動脈は大丈夫でしたが、200の血圧を放って置いたおかげで、心臓の筋肉が分厚くなってしまっていました。心肥大。筋肉が内側に広がると心室が狭くなる。このまま放っておくと心不全になると言われました。血圧を下げる薬を飲んで、正常の値まで下げてしまうと頭がクラクラするので170ぐらいに下げています。人間は高血圧の時の方が頭が冴えていて、低血圧の時は頭がボンヤリする、というのは良く知られている。自分のように動脈硬化で血管が分厚くなっている人は、正常まで下げてしまうと、自分にとっては低血圧になってしまってだるくなる。
3年前に喉が渇くので血糖値を測ってもらったら660ありました。インスリンを使うとやめられなくなってしまうのでこれは避けて、薬を飲んだが下がらなくて、スクワットをやったら血糖値が下がり歩くようになりましたが、300ぐらいはあります。眼底とか腎臓は引っ掛からないので良いかなと思っていた。
170の血圧は放っておいたら、ある時飛行機から降りる時にピューピュー喘息みたいな音がして病院にいったら心不全だと言われました。一寸歩くと息が切れるようになるんだろうなとがっかりしていましたが、利尿剤を飲んで尿は近くなりますが、信号を渡るのにダッシュできるのでまだ大丈夫かなと思っています。
早死にするよと言われていたが、今思うと、この性格のおかげで年取っても元気で居られるのかなと・・・。僕自身が人体実験だと思って、このくらいの血圧や血糖値でどの位まで元気で居られるかを試してみたい。」
wikiをみると、著書は数え切れないほど・・・・
自分は知らなかったが、この方は世の中では非常に高名な人らしい。それに灘中に5番で入って東大医学部卒とは、相当な頭脳らしい。でもいわゆるガリ勉では無く、時間の使い方が上手い結果だという。
誰もが1日24時間。その枠の中でどう時間を使うか。それによって人生は大きく変わる。
この人の話を聞きながら、頭の良い人の人生を垣間見た気がした。
それにしても、自身の健康について、達観しているというか、客観視していることにオドロキ・・・
話は脱線するが、「人間は高血圧の時の方が頭が冴えていて、低血圧の時は頭がボンヤリする、というのは良く知られている。」という話は目からウロコ。
実は、この夏、自分も体調が悪い時があり、その時はきまって血圧が低かった。飲んでいる薬のせいかと思ったが、どうも自律神経??
でもこの話で、誰もが低血圧の時は体調が悪いらしいので安心した!?
氏の本が売れているというが、どうもいわゆるハウツー物は読む気がしない。
でも、意欲は大切らしいので、自分もしばらくは時代小説に凝ることで良しとしよう。
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