映画「コーラス」のサントラより
先日「映画「コーラス」より「亡き人への想い(In Memoriam)」(ここ)という記事を書いた。
FM放送で知ったフランス映画「コーラス」である。 当時、非常にヒットした映画だというので、ついDVDを手に入れて観てしまった。
これがなかなか良かった。「文部科学省特別選定」とある。なるほど・・・
内容は記さないが、ついでにサントラ盤も手に入れてしまった。今日は、その紹介である。
自分は、このアルバムの中で2つの旋律が印象に残った。
ラストシーンで流れるこの旋律がひとつ。
<映画「コーラス」より「1.コーラス」>
<映画「コーラス」より「5.途中でみてごらん」>
「途中でみてごらん」
君の行く道の途中でみてごらん
忘れられ 道に迷った子供たちを
手を差し伸べてあげよう
あの子たちを導くために
もっと別の明日という日へ
夜のただなかで感じてごらん
希望の波のうねりを
熱い生命のたぎりを
輝きに満ちた道を
子供の幸福は
とっくに忘れられ 消えてしまっだけれど
黄金色の光がどこまでも輝いているよ
道のずっと先のほうでは
夜のただなかで感じてごらん
希望の波のうねりを
熱い生命のたぎりを
輝きに満ちた道を
<映画「コーラス」より「19.モランジュ」>
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自分が印象に残った2つの旋律のうち、もうひとつが前にも紹介した「亡き人への想い」。
<映画「コーラス」より「2.亡き人への想い」>
「亡き人への想い」
主よ、憐れみたまえ
キリストよ、憐れみたまえ
永遠の休息を
彼らに与えたまえ、主よ
(彼らに主よ)
絶えることのない光が
彼らを照らすように
神よ、あなたを称える歌は.シオンにおいてが
ふさわしく、そしてエルサレムでは、
あなたに捧げ物が贈られる
(エルサレムで)
主よ、憐れみたまえ
キリストよ、憐れみたまえ
(主よ、憐れみたまえ
キリストよ、憐れみたまえ
主よ、憐れみたまえ
キリストよ、憐れみたまえ
主よ、憐れみたまえ
キリストよ、憐れみたまえ)
永遠の休息を
彼らに与えたまえ、主よ
(彼らに、主よ)
(永遠の休息を
彼らに与えたまえ、主よ、主よ
永遠の休息を)
<映画「コーラス」より「14.火事」>
<映画「コーラス」より「20.亡き人への想い (アカペラ)」>
このサントラCDの解説にはこうある。
「世界が待っていた天使の歌声 永瀬達治
映画「コーラス」は昨年(2004年)3月17日にフランスで公開された。
だが、まだその頃はこの映画がフランスにおいて「ひとつの社会現象」と言えるまでのメガヒットになるなどと誰も予想していなかった。ましてや、ほとんど無名たった児童合唱団のサントラ盤が、その後、長い間、アルバムチャートにランキングされて100万枚を超えるメガヒットになろうとは…。
それどころか、実はこのアルバム、公開直前まで、「売れないから」という理由で、多くのレコード会社から発売を断られていたのだ。それまで児童合唱団の歌などヒットパレードに登場したことなどなく、そんな流行の兆しもなかったのだから、売上枚数に奔走する(せざるを得ない)レコード会社にとって、このアルバムはマーケティング理論からは完全に外れたものでしかなかった。・・・」
つまり、映画もサントラCDも、公開前はヒットするとはまったく予想されていなかったらしい。
確かにテーマは暗く、舞台も汚い看舎。
でも、性善の音楽教師と音楽を通して通い合う子どもたちの交流は温かい。
そしてラストシーンが良い。
最初に挙げた音楽と共に、去って行くクビになった音楽教師の後を追う孤児ペピノ。そして一旦は走り出したバスを止め、ペピノを拾って去って行く場面が何とも印象的。
ふとFM放送で知った映画「コーラス」の世界ではある。
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