タンポポの「嵯峨野さやさや」
先日、久しぶりにFM放送でタンポポの「嵯峨野さやさや」を聞き、改めて良い歌だな、と思った。
「嵯峨野さやさや」
作詞:伊藤アキラ
作曲:小林亜星
京都嵯峨野の直指庵
旅のノートに 恋の文字
どれも私によく似てる
嵯峨野 笹の葉さやさやと
嵯峨野 笹の葉さやさやと
雨の落柿舎たんぼ道
藪の茶店で書く手紙
きのう別れたあの人に
京都嵯峨野の 笹が鳴る
京都嵯峨野の 笹が鳴る
朝の祇王寺苔の道
心変わりをした人と
責める涙が濡らすのか
嵯峨野 笹の葉さやさやと
嵯峨野 笹の葉さやさやと
京都嵯峨野に吹く風は
愛の言葉を笹舟に
乗せて心に染みとおる
嵯峨野 笹の葉さやさやと
嵯峨野 笹の葉さやさやと
さやさやと
(直指庵=じきしあん 女性の駆け込み寺 尼寺/落柿舎=らくししゃ 松尾芭蕉の弟子向井去来の居跡/祗王寺=ぎおうじ 祗王が尼となって住んだ尼寺)
Netでこの歌をググってみると、この歌は1975年7月25日の発売だという。もう半世紀も前の歌だ。そして歌っている「タンポポ」は、「1970年代後半に活動した宮村保志子、宮村三代姉妹のフォークデュオ」だという。このデュオは、wikiでみると1981年までにシングル13枚、アルバム5枚を出している。
それにしても、きれいな声。澄んだ声・・・
嵯峨野は、写真でみると、あの竹林だ。行ったことがある・・・。
メモを見ると、1999年11月。ちょうど京都御所の見学が出来る日で、中に入ったっけ。
もう23年も前か・・・
京都をテーマにした歌は、何か風情があって良い。この歌を聞きながら、「比叡おろし」(ここ)という歌を思い出した。
安田祥子の歌唱が何とも美しい歌。
その時にも書いたが、この歌は論客「松岡正剛」が作った歌だというが、その人を知らなかった。それが何と今見ているBS-TBSの「関口宏の一番新しい古代史」(ここ)で解説をしているヒゲのオジサンが、何とその松岡正剛氏だった。
wikiをみると、氏の作詞・作曲は、この「比叡おろし」のたった1曲だけ。そもそも氏は、音楽家ではないのだ。でも残る歌・・・
人は見かけによらない!?
おっと話がそれた。
コロナがなぜか治まりつつあるようだ。ANAも2年4ヶ月ぶりで、7月から全便運行するという。
京都にも、また行ってみたいが、はてはて体力の方が!?
ともあれ、埋もれるにはもったいない美し歌ではある。
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安田祥子と小林啓子の「比叡おろし」
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コメント
エムズの片割れさま
心の芯からこみあげて来るものがありました。
再三のコメントお許しください。
嵯峨野さやさや 題は知っていましたが、こんなに素晴らしい歌という事は知りませんでした。
丁度三人の子育てに必死でとても歌を知る余裕もなかったころだと思います。前にコメントさせていただいた折にも申しましたが、現在の私には声を音に出して唄う事が出来ません。音を聞きたどりたどりに音符をとらえて、此の優美な歌を覚えてみたいと思います。嵯峨野には関西に住んでおりました五年間そして子育てが終わりましてからは随分足を向けました。懐かしい思いと歌に寄せる想いとで今とても明るい気持ちになっております。本当に有難うございました。
【エムズの片割れより】
ちょうど今、伊丹の叔母に電話したところです。
毎年お中元を送ってくれるので、そのお礼ですが、85歳の一人暮らしですが、耳が遠くなったと、補聴器を付け、今日はその調子が悪いとかで、電話での会話も充分には出来ませんでした。
前はコーラスなどの会に行っていましたが、今は耳が遠いのと腰痛で、家にこもっているとか。
加齢はイヤですが、その時に出来ることで過ごすしかないと言っていました。
自分もその域に近付いていますが、どうしようもありません。
投稿: ふるかわ かずえ | 2022年7月 2日 (土) 19:00