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2022年4月 7日 (木)

「コロナの時代を問う」ホスピス財団理事長・柏木哲夫氏の話

先日、NHKラジオ深夜便で「明日へのことば 「コロナの時代を問う」 ホスピス財団理事長…柏木哲夫」(2022/03/19放送)を聞いた。

連日、ウクライナのロシア侵略による民間人犠牲者のニュース映像が流れていて、何とも痛ましい。
改めて「命」というものを考えさせられる。

<「コロナの時代を問う」ホスピス財団理事長・柏木哲夫>

氏は、大阪のホスピスで、2500人もの人を看取ったという。その経験から来るお話。
wikiには、氏のこんな言葉が紹介されている。
「「人は死を背負って生きている」と述べる。つまり生と死の関係というのは、ちょうど一枚の紙の表に生があり裏側に死が裏打ちされているようなもので、(しばしば人は生と死を別々に考えがちだが)本当は常にひとつで、ちょっと風が吹けば紙は裏返り死があるような関係、と述べ、死に直面してから突然あわてて死について考えるのではなく、普段から自分の死についてよく考えておくとよいとし、(毎日では多すぎるであろうから)せめて最低限、一年に一度、自分の誕生日には自分の死についてよく考えたり心の準備をしておくことを人々に勧めている。」ここより)

「生命」と「いのち」。心の痛み・・・
何よりも今は、コロナで入院したと思ったら、遺骨になって帰ってくる。それは遺族にとって耐え難いこと。という話には、あまりにも身近で、ハッとする。
葬式は、残された者の心の切り替えのためにあるのだともいう。それからすると、今のコロナの、何の予兆も無いまま、突然、発熱⇒PCR検査⇒入院⇒面会禁止⇒死亡⇒遺骨というプロセスは、あまりに悲惨。しかし、ウクライナと違い、誰もが直面しうる事だけに怖ろしい。
ホスピスは、がん患者のためのターミナルケア。死までは時間がある。
それに引き換え、脳や心臓の突然の発症は、心構えが無いままに発生する。それがいつかは分からない。
隣家のご主人も、この所見ないな、と思っていたら、1月初旬に脳梗塞で倒れ、いまだに入院しているという。誰も、明日は分からない・・・

自分も、この所平穏・・・ナンテ思っていたら、手術で退治したはずの心臓(ここ)が、先日4月3日の夜、突然暴れだし、大学病院の救急外来に行って、何とか止めた貰った。心房細動、心房粗動の再発である。
カテーテルアブレーション手術後1年9ヶ月。改めて主治医の語録を振り返ると「1~2年すると、やはり半分位の人は再発しちゃう・・・」。再発は3割とも聞いていたが・・・
それにしても残念! アーチストを飲み始めたが、血液サラサラ薬もずっと飲む必要があるかも知れない。まあ来週、改めて外来で診察を受けてからの話・だが・・

話は飛ぶが、ずっと録画しておいたBS-TBSの「関口宏のもう一度!近現代史」(ここ)が、3月末の第123回で終了してしまった。
この番組は、内容がなかなか重いので、ついつい溜めてしまったが、このところ頑張って見ている。今は、第二次世界大戦のところを見ている。ドイツやソ連の、自国のエゴによる侵略。そして日本も、軍の横暴による侵略の道。
どの回を見ても、かつて日本が中国や朝鮮にしたことは、今ロシアがウクライナにしている事と同じ。
テレビのニュースを見るたびに、ああ、かつて日本がしたことと同じだな。と思ってしまう。

他国の侵略によって、もてあそばれる命・・・。こんなにも「命」が軽いとは・・・
「命」について考えさせられるこの頃である。

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