NHK-SP「街道をゆく」を見ている
この所、NHKスペシャルの「街道をゆく」に凝っている。
言うまでも無くNHKの「街道をゆく」は、1997年10月から放送された映像ドキュメンタリー。
wiki(ここ)によると、放送日程は下記だったという。
<第1シリーズ>
第1話 1997年10月12日「湖西のみち・韓のくに紀行」
第2話 1997年11月9日「モンゴル紀行」
第3話 1997年12月7日「北のまほろば」
第4話 1998年1月11日「南蛮のみち」
第5話 1998年2月15日「長州路・肥薩のみち」
第6話 1998年3月8日「本郷界隈」
<第2シリーズ>
第1話 1998年10月4日「オランダ紀行」
第2話 1998年11月1日「沖縄・先島への道」
第3話 1998年12月6日「奥州白河・会津のみち」
第4話 1999年1月2日「オホーツク街道」
第5話 1999年2月7日「十津川街道」
第6話 1999年3月7日「愛蘭土紀行」
<第3シリーズ>
1999年4月~2000年3月、NHK教育テレビジョンで毎週放送(1回30分)全48回
タイムシフトで録画してあったBS4Kの「沖縄・先島への道」(2022/03/16放送)をチラッと見たのがきっかけだった。
こんな番組があるのは、昔から知っていた。非常に映像化が難しい番組だったと言われていたのも知っていた。しかし、何か小難しく、じっくりと見たことが無かった。
しかし、チラッと見た「沖縄・先島への道」の印象が深く、あわてて過去番組を調べてみたら、BS4Kで連日放送されていたことを知り、直ぐにタイムシフトからHDDにダビングした。しかし、録れたのは2022/03/11放送の「長州路・肥薩のみち」以降の8番組だけ。
・・・と思ったら、何とBSPとBS4Kで、2022/04/06から毎週(水)18:10~19:00に再放送されている事を知り(ここ)、さっそく録画予約をして、現在録画中である。
ともあれ、後半の8作品はBS4Kの録画で、それ以前はBSPで見ることが出来る。
「『街道をゆく』(かいどうをゆく)は、司馬遼太郎による紀行文集。1971年(昭和46年)、作者47歳の時に「週刊朝日」にて読み切りによる連載を開始。1996年(平成8年)2月の作者逝去により、43冊目の「濃尾参州記」を最後に絶筆(未完)した。」(wikiより)
今日見た中で強く印象に残ったのが「奥州白河・会津のみち」。
朝敵だった会津藩。その会津藩主だった松平容保に、何と孝明天皇からご宸翰(ごしんかん:天皇直筆の手紙)と御製(ぎょせい:天皇の和歌)が下賜されたのだという(ここより)。
「ご宸翰と御製が世に出たのは、容保の死から10年が経過した明治35年前後という。朝敵の会津に決してあってはならないものと、時の政府があわて、打ち消そうとする様子が目に見えるようだ。
明治維新誕生の高価な代償になってしまったが、容保が守り通したご宸翰と御製は、会津藩の正義と忠誠を永遠に伝える。」(ここより)
会津の歴史については読んだことが無かった。それで、これを機に少し勉強してみようかと、関係の本を手に入れることにした。
話は戻るが、第1シリーズが終わって、第2シリーズの「オランダ紀行」になった途端、画質が良くなった。ハイビジョンになった。
wikiで調べてみると、「MUSE方式を用いたBS放送が1989年(平成元年)から実験放送として開始。音楽番組等に少数ながらも機材が投入されていった。更に1994年(平成6年)からは実用化試験放送が開始された。」とあるので、1998年3月放送までの第1シリーズは旧NTSC方式で、1998年10月から放送の第2シリーズは、2Kのハイビジョンで収録され、今回のBS4KやBSPの放送につなげているらしい。
それにしても、NHKのデジタルリマスターの技術はさすがで、総走査線数525本、水平解像度約330本の旧NTSC信号を、4K放送に耐える画質に向上させている。
今改めて、昔の名番組を高画質で見ることが出来て、ある意味幸せ!
TV番組は、時代を写す鏡でもある。文化を残す意味もある。
現在再放送されているNHK特集もそうだが、今後もNHKの高画質化された名番組の再放送を、期待して見守りたい。
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