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2022年1月の5件の記事

2022年1月29日 (土)

浴室の「混合水栓」をTOTO TBV03401Jに交換した話

今日は、浴室の「シャワー付き壁付サーモスタット混合水栓」を交換したので、そのメモ。
我が家は建ててから33年以上になる。浴室は、約20年後の2009年10月にタイルの貼り替えをしたが、洗い場の混合水栓(TM245CX)は、当時のまま。その間、2002年8月に温度調整用ハンドルが不調で、TOTOの「ハンドル操作部 TH674R」を交換したことがある。
今回は、同じ温度調整用ハンドルが回すときに重く、修理することにした。
調べてみると、この部品は今でも売っている。しかし、全体が古くなっているため、混合水栓全体を交換することにした。

自分は、何でも修理は基本DIY。しかし水回りは、失敗すると家全体の水を止めざるを得ず、悲惨。それに自分もトシなので、今回はメーカーに頼むことにしてTOTOに電話。
すると、「TM245CXの部品は既に無い。交換用の混合水栓はピンからキリまである。TOTOは修理は得意だが、シャワーハンガーのタイルへの取付など、壁の加工は不得手なので、近くの水道屋さんに頼んだ方が良い。混合水栓は水道屋とカタログから選ぶ」とのこと。

さてどうしようかと、Netでググると、まさに同じ水栓を交換した記事があった。「浴室壁付サーモスタットシャワー水栓交換TOTO TM245CからTOTO TBV03401J へ」ここ)。
Suisen01_20220201090601 もっとも心配していた、シャワーハンガーのタイルの加工が、従来の物が使用出来て不要だという。これで行こう!
交換用の水栓は「TBV03401J」だという。通販で調べると送料込みで14,000円で買える。さっそく、注文。ついでに「シールテープ」も。
そして着いたのがこれ。

上の記事を読むと、もっとも心配なのが、「配管寸法調整用の持出しソケット(厚口ザルボ)も一緒に抜けてきてしまう」こと。
ザルボが一緒に抜けることを前提に、あらかじめ用意しておくことも考えたが、長さが分からない。それにNet上には、「一緒に抜けることはまれ」という記述も・・・。
それで外した結果は、記事にあったお湯側ではなく、水側のザルボが抜けてしまった。

Suisen02_20220201090601 Suisen03_20220201090701 Suisen04_20220201090701

Suisen05_20220201090701 仕方なく、ザルボを買いに行くことにして、近くのホームセンターに電話で在庫を聞いてみた。すると3軒とも売っているという。それで車で出動。
そして買ってきたのがこれ。外した現物を持って行って、長さ35mmが近かった。それに12ミリの六角レンチも。両方で700円也。  

ここから失敗。新しい水栓の取付脚にシールテープを巻くのだが、フランジを後から取り付けようとしたら、入らない。フランジにネジが切ってあったのだ。それでシールテープをやり直し。

Suisen06_20220201090801 Suisen08_20220201090901 Suisen07_20220201090901

でも何とか壁に取り付けることが出来た。最後にシャワーを取り付けて完成。
Suisen09_20220201090901 恐る恐る元栓を少しだけ開ける。浴室に見に行くと、何の変化もない。よし、と元栓を全開。水流のコマが少し動いている。内部の空気が圧縮されているせいか?
それで浴室に行って、お湯を出してみる。何の異常も無く、水もお湯も出る。
もういちど、元栓に戻って、水流のコマを見る。動いていない。つまり、水漏れは無い。

Suisen10_20220201091001 Suisen11_20220201091001 Suisen12_20220201091001

かくしてやる気の無かった水栓の交換を、またもやDIYでやってしまった。

改めて、Netでググると、TOTOのカタログには「BV03401J」は税込 48,180円だという。それが今回は14,000円。取り替え費用も見込んで、高めの値段設定? そして工事込みの市販価格は27,000円程度らしい。
まあ1万円強の節約?

ついでに、ガス給湯器も、交換してから14年になる。Netで見ると、寿命は10年程度だという。エアコンと同じく、給湯器は壊れると日常生活が困難になる。
それにニュースで、東南アジアでの部品の生産がコロナて停止しており、給湯器の供給や修理が止まっているとか・・・
それで、「予防保全」の意味で、給湯器もそろそろ交換しておくことにした。エアコンと同じく、寿命が10数年だとしたら、これが人生最後の交換?
これだけはガスの工事もあるのでDIYは無理。工事込みで通販で手配した。案の定、製品の入荷見込みが無く、工事日は未定だという。
まあ、まだ壊れていないので、気長に待つしか無い。

今日のドタバタ劇ではある。

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2022年1月24日 (月)

保阪正康氏が語る「半藤一利」~「声でつづる昭和人物史~半藤一利」

NHKラジオ第2で(月)夜に放送されている「カルチャーラジオ NHKラジオアーカイブス「声でつづる昭和人物史」(ここ)を毎週愛聴している。
220124hosaka1 「2022年1月の放送は、1年前に亡くなったノンフィクション作家・半藤一利を5回にわたって紹介します。」とのこと。
ひとりを5回に亘って放送するのは、たぶんこの番組で初めてではないだろうか?
それほど、保阪正康さんにとって、半藤一利さんは重要な人なのだ。と思いつつ聞いた。
220124hosaka2 この5回のシリーズは、ぜひ残しておきたく(後々も聞きたく)、下記したい。
NHKのサイトには、それぞれこう解説がある。(ここより)

声でつづる昭和人物史~半藤一利」1(2022/01/10放送)
マイあさラジオ「米寿から10代へ」平成30年8月11日R1 聞き手:村島章惠アナ、ラジオ深夜便・オトナの生き方 平成25年10月27日R1聞き手:柴田祐規子アナ

半藤一利は令和3年1月12日に90歳で亡くなり、令和4年1月は一周忌です。代表作に「日本のいちばん長い日」や「昭和史」などがあり、多くの日本人が近現代史に目を向けるきっかけを作った作家です。亡くなる3年前の8月放送「マイあさラジオ」では、昭和史研究の原点となった東京大空襲体験を、また平成25年10月の「ラジオ深夜便・オトナの生き方」では、戦後ボートに明け暮れた青春や就職について語っています。」

<「声でつづる昭和人物史~半藤一利」1>

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声でつづる昭和人物史~半藤一利」2(2022/01/10放送)
ラジオ深夜便・オトナの生き方「昭和の語り部に聞く わが青春(後半)」 平成25年10月27日放送 ラジオ第1 聞き手:柴田祐規子アナウンサー

半藤一利は東京大学のボート部で青春を謳(おう)歌した後、文芸春秋社に入社し、雑誌の編集に携わりました。平成25年10月放送のラジオ深夜便・オトナの生き方「昭和の語り部に聞く わが青春(後半)」では、作家・坂口安吾の原稿を取りに行き、安吾から歴史の面白さを教えられたこと、その後、戦時中の軍人や政治家など28人の大座談会を企画し、「日本のいちばん長い日」と題して雑誌に掲載したことなどを語っています。」

<「声でつづる昭和人物史~半藤一利」2>

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声でつづる昭和人物史~半藤一利」3(2022/01/17放送)
ラジオ深夜便・新春インタビュー「戦後60年の日本人によせて 第1部」平成17年1月1日放送 ラジオ第1 聞き手:村田昭アナウンサー

半藤一利は35歳の時に「日本のいちばん長い日」を出版しました。その後70代で昭和の歴史をふかんした「昭和史 1926~1945」などを執筆します。平成17年1月にラジオ第1で放送された「ラジオ深夜便・新春インタビュー」では、通史としての昭和史を書くきっかけや、戦前の日本社会の精神主義について分析しています。その後、太平洋戦争に突き進んで行った原因について、日本人の特徴を5つあげて語っています。

<「声でつづる昭和人物史~半藤一利」3>

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声でつづる昭和人物史~半藤一利」4(2022/01/24放送)
ラジオ深夜便・新春インタビュー「戦後60年の日本人によせて 第2部」平成17年1月1日放送 ラジオ第1 聞き手:村田昭アナウンサー

半藤一利は76歳の時に、「昭和史1945~1989」を出版し、戦後日本の歩みを分析しました。その前年の平成17年1月にラジオ第1で放送された「ラジオ深夜便・新春インタビュー」では、近代日本の歩みが40年ごとに区切られる「40年周期説」を語っています。そして、自分の関心事以外に無関心な若い人たちに向けて、広い視野で日本のあるべき姿を考え、大きな理想を掲げて21世紀を切り開いていって欲しいと話します。」

<「声でつづる昭和人物史~半藤一利」4>

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声でつづる昭和人物史~半藤一利」5(2022/01/31放送)
ラジオ深夜便「母を語る」平成27年10月20日 聞き手:遠藤ふき子アナウンサー、ラジオ深夜便「わが心の人」令和3年8月31日 聞き手:迎康子アナウンサー

半藤一利は令和3年1月に90歳で永眠しました。さまざまな人との関わりで彩られた生涯で、母と妻からも大きな影響を受けました。平成27年10月に放送されたラジオ深夜便「母を語る」では幼い頃を振り返りながら、聡明で行動力のあった母親のことを語っています。また半藤が亡くなった後、妻で随筆家の半藤末利子は令和3年8月のラジオ深夜便「わが心の人」で、半藤が中国の思想家・墨子のことを遺言のように語ったと話します。

<「声でつづる昭和人物史~半藤一利」5>

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当サイトでも、上のNHKラジオ深夜便「【わが心の人 半藤一利】随筆家 半藤末利子」(2021/08/30放送)は(ここ)。NHKラジオ深夜便「【母を語る】作家 半藤一利」(2015/10/20放送)は(ここ)にアップしている。

220124handou 話は変わるが、先日(2022/01/14)の朝日新聞に半藤さんの新刊の広告が載っていた。そこに「没後一年を機に、生前のNHKラジオ番組での「語り」をもとに再構成して書籍化」とあるのにビックリ。
氏が執筆したものではなく、ラジオで語った言葉を拾って本にしたという。そして、解説が保阪正康さん。
それほど、半藤さんの言葉は重い。つまりひと言ひとことを、世に残しておく必要がある・・・ということ。

Amazonでこの本の解説を読んでみた。曰く、
日本人の宿題:歴史探偵、平和を謳う (NHK出版新書 668) 新書 – 2022/1/11
半藤 一利(著)、保阪 正康(解説)

「昭和史の語り部」が遺した、戦争を起こさないための5か条!

ベストセラー「昭和史」シリーズをはじめ、「昭和史の語り部」としてたくさんの戦争関連書を遺した半藤一利さん。「戦争というものは、本当に人間がやってはならない一番最大の悪です」。本書は、半藤さんが現代日本人に伝えようとした「大切なこと」を、没後一年を機に、生前のNHKラジオ番組での「語り」をもとに再構成して書籍化するものです。戦時中の少年期から戦後の青年期、文藝春秋の編集者時代、そして作家時代と、激動期を生きた半藤さんの一代記に、盟友・保阪正康氏の解説が加わることで、一人の日本人の私史が日本人全体の昭和史へと昇華していきます。

一、勝ったという経験は、人間を反省させないし、利口にもしません
二、教育によって国というのは立つんです。経済によっては立たない
三、大きく変革するときに、人間というものは正体を現すんですよ
四、残しておけば、あとの人が、真実に近づくことができます
五、歴史を自分で学んでいくことを積極的にやってください

半藤さん、そして保坂さんの著書は山のようにある。自分も、じっくりと腰を据えて読んでみようか・・・
毎日、チャンバラ小説にうつつを抜かす!?自分が、少々恥ずかしくなった。

それで早速、持っていなかった「世界史のなかの昭和史」と「B面昭和史 1926-1945」を購入した。
それと、古い単行本しか持っていなかった「昭和史 1926-1945」も、新しく文庫版を購入した。
改めて「昭和史4部作」をじっくりと読んでみることにした。

===============
(付録)~当サイトが持っている音源から、半藤さん関係の番組を置いておきます。

<特集・100年インタビュー(1)戦争体験と昭和史研究 作家 半藤一利>(2009/08/27放送)


<特集・100年インタビュー(2)戦争体験と昭和史研究 作家 半藤一利>(2009/08/28放送)


<戦争とわたし(1)作家 半藤一利>(2010/08/12放送)


<戦争とわたし(2)作家 半藤一利>(2010/08/13放送)


<【オトナの生き方】昭和の語り部に聞くわが青春(1) 作家 半藤一利>(2013/10/27放送)


<【オトナの生き方】昭和の語り部に聞くわが青春(2) 作家 半藤一利>(2013/10/27放送)


<【母を語る】作家 半藤一利>(2015/10/20放送)


=====
<【母を語る】エッセイスト 半藤末利子>(2010/11/16放送)


<生誕150年 孫娘が語る漱石一家 エッセイスト 半藤末利子>(2017/01/05放送)


<【わが心の人 半藤一利】随筆家 半藤末利子>(2021/08/31放送)

 

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2022年1月19日 (水)

映画「コーラス」より「亡き人への想い(In Memoriam)」

先日、何とも不思議な、そしてなぜか心に残る音楽を聞いた。
映画「コーラス」のサントラより「亡き人への想い(In Memoriam)」という歌。サン・マルク少年少女合唱団が歌っている。
何が不思議かというと、通常の滑らかな旋律では無く、行進曲のような伴奏の合唱。自分は、こんな音楽をあまり聞いたことがない。

<映画「コーラス」より「亡き人への想い」>

Netでググってみると、映画「コーラス」とは、
「ママに会いたい…。たった一つの願いを歌に込めた子供たちがフランス中のハートをつかみました。
それは、聴くだけで涙があふれる不思議な歌声でした。
映画「コーラス」は、2004年フランス映画動員記録1位。フランスの歴代1位の、「アメリ」に迫るロングランの超大ヒットを記録!本年度セザール賞(フランス版アカデミー賞)の大本命であり、先日発表された、アメリカのゴールデン・グローブ賞でも、"最優秀外国語映画賞"にノミネート!そして早くも、アカデミー賞:”最優秀外国語映画賞”の呼び声も高い作品です!」ここより)とのこと。
かなり有名な映画らしい。配信で見てみようかと思ったが、U-NEXT以外では見られないようだ。

でもYoutubeにこの合唱の動画があった。


同様に、自分が「不思議な音楽」と認識した曲が、昔あった。
今ではメジャーな音楽だが、小椋佳がロンドン/パリで録音したアルバム「Debut」の「山河」という歌。
編曲者が外人のせいか、実にユニークな編曲。この歌は当サイトでも10年以上前に取り上げているが(ここ)、もう一度聞いてみよう。

<小椋佳の「山河」>


上の曲を“発見”したことで、最近またFM放送で“発掘する”意欲が出て来たこの頃である。

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2022年1月13日 (木)

NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」~フリーズ演出にビックリ!

さて、今年の大河は見続けられるだろうか?
というのは、いつも挫折するから・・・
wikiで歴代の大河ドラマのリストを見ると、見た記憶があるのは2008年の「篤姫」までさかのぼってしまう。2016年の「真田丸」も断片的には見た記憶があるが、全編見たかは不明。
さて先日始まった今年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」。脚本が三谷幸喜だというので見る気になった。

BS4Kで見たのだが、さすがNHK。金がかかっている。まず、映像のフリーズにビックリ。開始4分40秒、政子の登場場面で、一瞬画面がフリーズした。
220113nhktaiga_20220201091401 マラソン中継などでよくある映像のフリーズ。この場合は、カメラからの映像信号が途絶えたとき、フレームシンクロナイザーなどの働きにより、その前に画面でいったん止め、次の正常な映像信号が入ってきたらそれに切り替える。映像が真っ黒にならないための技法だ。まさにこの現象と同じ。天下のNHKもやらかしたか!と思った。
地上波やBSでは直っているかと思って見たら、まったく同じ。これは解せない。しかも、このフリーズの現象は、他の場面でも度々出た。

これはおかしい!とNetでググってみた。すると「鎌倉殿の13人 フリーズ」や「鎌倉殿の13人 放送事故」の検索用語。ツイッターにも色々と出ている。しかし、NHKのサイトには「お詫び」の文字は無い。
そしてツイッターなどを見ていると「演出」という文字・・・。
結論、これらは何とNHKの演出だったのだ。放送事故と間違えてしまうような、ドラマで映像をフリーズさせる手法は初めて見た。
自分的には、これは疑問。もし出演者の人物紹介が必要なら、長めにテロップを出しておけば良いはず。ツイッターでも、「テレビかレコーダーが壊れたのかと思った」という人が続出。肯定的なコメントは皆無だった。

さて、相変わらず出演者が多い。この頃、自分はドラマは字幕を付けて見ることが多いが、1回目だけあって出演者のオンパレード。

220113kamakuradono 昨日、デパートの本屋に立ち寄ったとき、ガイドブックがあったの、つい買ってしまった。さすがに分かり易い。人物相関図や筋書きを読み、改めて復習の意味で、もういちど見てしまった。さすがに2度見ると良く分かった。

とにかく今回は三谷幸喜に期待だ。例のごとく、長丁場なので途中で放って見るのを止めてしまう可能性も充分あるが、それは自分の老化も原因のひとつかも知れない。

このところ、2日に一冊のペースで、佐伯泰英の「吉原裏同心」を読んでいる。全35冊。今日現在26冊目。つまりは、“チャンバラ小説の方が、テレビドラマよりよっぽど面白い(=出演者が少ないので分かり易い)”のが最近の自分の傾向だが、さてどうなるか?
久しぶりに長丁場のドラマを見る気になった今回の大河ではある。

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2022年1月 1日 (土)

なかにし礼の反戦詩「平和の申し子たちへ!」

明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

さて、先日、カルチャーラジオ NHKラジオアーカイブス「声でつづる昭和人物史 なかにし礼」(2021/12/20放送)を聞いていたら、保阪22010120140710mainichi 正康さんが、なかにし礼さんと一緒に行った道新フォーラム「現代への視点2014~歴史から学び、伝えるもの」(2014/11/24開催ここ)で、なかにし礼さんが朗読した詩に感激した、と言っていた。
ググってみると、この詩は、2014年07月10日の毎日新聞の夕刊に発表したものだという。
集団的自衛権が閣議決定されてから、わずか9日後の発表である。それほど、安倍政権の憲法無視はひどく、なかにし礼さんのショックも大きかった。

下記に、対談と自身によるこの詩の朗読がある。

「平和の申し子たちへ!」
  泣きながら抵抗を始めよう
   詩:なかにし礼

二〇一四年七月一日火曜日
集団的自衛権が閣議決定された
この日 日本の誇るべき
たった一つの宝物
平和憲法は粉砕された
つまり君たち若者もまた
圧殺されたのである
こんな憲法違反にたいして
最高裁はなんの文句も言わない
かくして君たちの日本は
その長い歴史の中の
どんな時代よりも禍々(まがまが)しい
暗黒時代へともどっていく
そしてまたあの
醜悪と愚劣 残酷と恐怖の
戦争が始まるだろう
ああ、若き友たちよ!
巨大な歯車がひとたびぐらっと
回りはじめたら最後
君もその中に巻き込まれる
いやがおうでも巻き込まれる
しかし君に戦う理由などあるのか
国のため? 大義のため?
そんなもののために
君は銃で人を狙えるのか
君は銃剣で人を刺せるのか
君は人々の上に爆弾を落とせるのか
若き友たちよ!
君は戦場に行ってはならない
なぜなら君は戦争にむいてないからだ
世界史上類例のない
六十九年間も平和がつづいた
理想の国に生まれたんだもの
平和しか知らないんだ
平和の申し子なんだ
平和こそが君の故郷であり
生活であり存在理由なんだ
平和ぼけ? なんとでも言わしておけ
戦争なんか真っ平ごめんだ
人殺しどころか喧嘩(けんか)もしたくない
たとえ国家といえども
俺の人生にかまわないでくれ
俺は臆病なんだ
俺は弱虫なんだ
卑怯者(ひきょうもの)? そうかもしれない
しかし俺は平和が好きなんだ
それのどこが悪い?
弱くあることも
勇気のいることなんだぜ
そう言って胸をはれば
なにか清々(すがすが)しい風が吹くじゃないか
怖(おそ)れるものはなにもない
愛する平和の申し子たちよ
この世に生まれ出た時
君は命の歓喜の産声をあげた
君の命よりも大切なものはない
生き抜かなければならない
死んではならない
が 殺してもいけない
だから今こそ!
もっともか弱きものとして
産声をあげる赤児のように
泣きながら抵抗を始めよう
泣きながら抵抗をしつづけるのだ
泣くことを一生やめてはならない
平和のために!

なかにし礼の著書としては、「赤い月」や「兄弟」(ここ)を読んでいたので、氏の人一倍の反戦姿勢は知っていた。その氏が、安倍政権の戦争への驀進に、益々の危機感を抱いたのは想像に難くない。
そして、声を挙げた。
あれから7年半。ウソの安倍・菅政権が終焉を迎え、ホッとしていたら?何と、平和っぽい岸田政権が、憲法改定を進めるという。
ここ)を読むと、岸田政権は“脱安倍”をしているようにも見えるが、安倍元首相と同じく、自分のレガシー作りという危険な一面も・・・

「・・・首相は安倍氏を不快にさせる必要もないのに、「安倍離れ」を見せつけるような言動を続けている。先の臨時国会で「桜を見る会」の在り方に「大いに反省すべき点があった」とし、自分の内閣では「開催しない」と言い切ったばかりでもある。
 首相の心情と狙いについて、岸田派のベテラン議員は「内閣支持率が上がるからと、ドライにやっている」と解説する。「世論調査を基にしている。森友でも桜でも、ほとんどが安倍氏に批判的だ。首相はその反対をやっているだけ」なのだという。
 来夏の参院選を見据え、世論の声をよく聞いた上で「脱安倍」を実践しているというわけだ。政権浮揚と求心力アップのために「安倍氏の『負の遺産』を有効利用している」とも言える。首相は「意外と政局巧者」という評の通りだ。・・・」
「・・・安保、改憲、皇位継承の3分野では安倍氏に配慮し、その意向に沿っているとも言える。だが、この点についても視点を変えると、違う岸田像が見えてくる。永田町では「自身のレガシーにしようとしている」と見る向きがもっぱらなのだ。
 改憲は国の形を変え、皇室典範改正は天皇制の形を変えることになる。いずれも岸田政権で実現すれば、歴史に名を残すのは間違いない。・・・」

なかにし礼と同様に、半藤一利氏は自著の絵本「焼けあとのちかい」でこう書いている。
「そのとき以来、わたくしは二度と「絶対」という言葉はつかわない、
そう心にちかって今日まで生きてきました。
しかしいま、あえて「絶対」という言葉をつかって
どうしても伝えたいたったひとつの思いがあります。
『戦争だけは絶対にはじめてはいけない』」ここより)

戦争に突き進む日本を今後どうして行くかは、まさに若い人にかかっている。
「平和の申し子たち」が、今の政治の方向にどう動くのか?
新年を若い人の行動元年と期待したいものだが・・・

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