忘年会に参加したい??
今朝(2021/12/05)の朝日新聞に「(フォーラム)忘年会する?しない?」という記事があった。
忘年会という言葉は、年金族の自分にとっては既に死語だが、現役時代の忘年会を思い出すと、あまり良い思い出は無い。
2年に亘るコロナ渦。世間からも「忘年会」という習慣が見直されつつある。
この記事によると、「なぜ忘年会に参加したいのですか?」という問いに対し、“参加したくない”が55%。「なぜ忘年会に参加したくないのですか?」に対し、“参加したい”が15%だという。
質問が「参加したい」「参加したくない」という単純では無いため、評価が難しいので、両方の問いを合算して、二つに分けてみると、「参加に前向き」が26%、「参加に後ろ向き」が74%で、4人に3人が忘年会は不要と考えているようだ。
こんな意見がその代表?
「無理やり巻き込むな
忘年会だけでなく、勤務時間以外は職場の人間とは一切関わりたくないし、仕事のことなど考えたくもない。飲みニケーションを全否定する気はないが、望まない人を無理やり巻き込まないでほしい。やりたい人だけで勝手にやればいい。(神奈川県 男性20代)」
自分の現役時代、多い年は忘年会が17~18回位あったと記憶している。とにかく色々な切り口での忘年会。同じ日で2つを掛け持つことも。結局、立場によって、誘われれば断れない。しかも会費はドンと“釣りは要らねえ!!”の連発。よって出費もかなりだが、必要経費??
今考えると、懇親のためとは言え、良くやったものだと思う。逆に、コロナで激減した今の忘年会がうらやましい!?
そしてイヤだったのが“お酌”という風習。これについては、前に「お酌の文化・・・」(ここ)という記事を書いたので繰り返さないが、思い出すと、これほどイヤだった習慣=文化は無かった。
親分子分のサラリーマンの世界・・・。
それこそ年金生活者になって、全てから解き放たれたはずだが、ときおり現役時代の悪夢でうなされる。それは、いかに自分が対人関係で、イヤなことを無理やり飲み込んでやってきた証(あかし)なのかも知れない。
イヤなことを無理矢理行う。このストレスからいつになっても開放されない。
そんな意味では、コロナ渦で忘年会などの不要不急な行事が見直されるのは良いこと。
一方、(ここ)によると、「コロナ禍で分かった会社の「無くてよかったもの」」は、1位は「対面での会議」(45%)、2位は「社内イベント」(25%)、3位は「定時勤務」(23%)という結果だったという。
コロナ渦で、当たり前のことが見直されている。
最大のストレスは対人関係なのだ、と改めて思いつつ読んだ記事ではあった。
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