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2021年8月31日 (火)

エアコンの「冷房」⇒「送風」時の臭い~各社の設計思想の違い

自室のエアコンの「臭い」の話である。
自分の部屋のエアコンを先日更新した。今まで使っていたのはPanaのエアコン。これがちょうど10年になった。特に不具合は無いのだが、今回交換すると、また10年使ったとして自分は84歳。つまり今回の更新が人生最後となる!?
先のエアコンは、ちょうど5年前に臭いが発生し、業者に洗浄をしてもらった(ここ)。

今回新しく買ったエアコンは、某社製。我が家では同じメーカーのエアコンを買っており、今回が4台目。何も考えずに購入した。これが問題。今までの機種では経験しなかったが、「臭う」のである。
「冷房」から「送風」に変わったときに臭う。これを「サーモオフ」と言うらしい。そして「湿度戻り」という言葉も知った。

「通常エアコンを使用している途中で設定温度に室温が達した際、室外機が運転をやめて冷房はいったん止まります。このことはサーモオフと呼ばれています。
室外機は停止していても、室内機は稼働を継続しているため、送風状態となります。そうするとエアコン内部に蓄積された水分が送風によって外へと放出され、部屋の湿度が上昇していきます。これが湿度戻りと言われている現象です。」ここより)

そして「湿度戻り」により、臭いが室内に放出される。
エアコンの酸っぱい臭いや汗くさい臭いは、冷房での湿度戻りが原因?
エアコンをつけたときに、酸っぱい臭いや汗くさい臭いがする場合は、エアコンの中の熱交換器から「湿度戻り」を起こしているかもしれません。
湿度戻りとは、エアコンの中にたまった水滴が風とともに出てきてしまうことです。
エアコンの冷房は、冷風を出すために部屋の空気を熱交換器で冷やす仕組みを先ほど説明しました。
部屋の空気を取り込んで冷やすときにエアコンの熱交換器のフィンの部分に水滴がつき、水滴がたまるとエアコンの風と一緒に出てきてしまうことがあるんです。
冷房運転で室温が設定温度まで下がると、エアコンは吸い込んだ部屋の空気を冷やすのをやめる「サーモオフ状態」になります。
サーモオフ状態になると、室外機が停止してただの送風になるため、室内機で冷やされてたまっていた空気中の水滴が蒸発して風と一緒に出てくるというわけです。
この「湿度戻り」で戻ってきた水滴には、部屋の中にただよっていた生活臭が混じっています。
たとえば、汗のにおいとかペットのにおいとか、キッチンが近い部屋なら油などのにおいが混じることもあります。
その生活臭が水滴にくっついて風と一緒に出てきてしまうので、酸っぱいにおいや汗臭いにおいがしてくるんです。
特に、冷房を使っているのに湿気が高くジメジメすることが多いなら、湿度戻りを起こしている可能性が高いですね。」ここより)

つまりこの現象は、エアコンの原理的な問題。それをどう回避するかは、メーカーの設計思想の問題。

それで、原点に戻って(買う前のつもりで)各メーカーに聞いてみた。

質問「エアコンの買い換えを考えている。現在、「冷房」から設定温度になって「送風」に切り替わったときに、「臭い」が発生して困っている。御社のエアコンは、いわゆるサーモオフ運転になったときに、室内機のファンは止められるようになっているか?」

●ダイキン「上位機種にドライキープという機能が付いたものがあり、これだと湿度戻りを避けられる」
<▼ドライキープとは
・お部屋の温度が設定温度より低くなったときに、室外機は停止し熱交換器を冷やすのを止めます。
この状態をサーモオフといいます。
・このとき室内機から風は出つづけており、熱交換器に結露していた水分が蒸発し再び部屋にもどることがあります。
・ドライキープとは、サーモオフ時に室内機の風も止めて、水分がお部屋に戻るのを抑制する機能です。>(ここより)

●パナソニック「全機種、(「臭いカット」設定時は)サーモオフ運転時には送風しない設計となっている。省エネが主目的だが、結果として湿度戻りや臭いの回避になる。「においカット」機能は、運転開始時に送風を止める機能。「においケア」は、ナノイーで臭いを消す機能」

●三菱電機「最高機種以外は、サーモオフの時は、すべて送風になる。それを止める機能は無い」

●東芝「サーモオフの時は、強くなったり弱くなったりする送風になる。止める機能は無い」

●日立「サーモオフ運転のときは、室内機は送風になる。止める機能は無い」

●富士通ゼネラル「『省エネファン設定』というのがあり、設定温度に達すると省エネのために室内機のファンを停止させる事が出来る。結果として湿度戻りを避けられる」

●三菱重工「サーモオフ運転時は、室内機は送風になり、止める機能はない」

つまり、パナソニックと富士通製以外は、サーモオフ運転時に送風を止めることは出来ない事が分かった。
そして臭いに一番気を使っているメーカーはパナソニックだった。

今まで使っていたのが、たまたまPana製だったので、気付かなかった。その前は、東芝製だったが、その時も、臭いで困ることが無かったのだが、こんなにも臭いで困るとは・・・

前にPana製を買ったのは室内機の運転音が小さかったから。今回買った室内機は、やはり音が大きい。まあ我慢出来る範囲ではあるが・・・
前に、Panaの洗浄を頼んだとき、「臭うと言われて洗浄を依頼されるエアコンは、パナソニックのこの機種が一番多い。」と言われた言葉が頭に残っていたため、今回は対象から外したが、今になって考えると、残念!

そして、「部屋が臭う!」と、スプレー式の消臭剤を使ったり芳香剤を使うのは最悪だという。部屋に漂った臭いのもとが、エアコンの水滴に濃縮されてしまい、部屋に居られないほど臭くなるという。かといって、炭を置いておいても、そう効果があるとも思えないが・・・

ともあれ、やはり機械を買うときは、よくよく世間の“体験談”を見聞きしてから選ぶべきと、今さらながら自戒した。

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