芥川龍之介の全7冊を読んだ!??
「**を全部読むぞ!」シリーズの最後である。
先日「黒澤明監督の作品を全部見た」(ここ)という記事を書いた時、「そろそろ、「全部見るぞ!」「全部読むぞ」は止めにしようかと思っている。駄作を我慢して見るのは時間のムダ。やはり死ぬまでの限られた時間。名作に絞った方が良いのかも。」と書いた。
しかし、「夏目漱石の長編を全部読んだ」(ここ)のとき、ついでに芥川龍之介も・・・と、新潮文庫に出ている7冊を全部買っておいたので、仕方なく??一応読んでみた。
しかし、やはり「全部」は意味ないことが分かった。
はっきり言って、自分にとって芥川作品は合わなかった。
昨日、第165回芥川賞と直木賞が発表された。その賞について、実は、自分はあまり興味が無い。しかし、超有名な芥川賞。よって芥川龍之介という作家の作品はすばらしい物が並んでいると思っていた。
しかし新潮文庫にあるのはたった7冊。 読んだのは、1)「羅生門・鼻」 2)「地獄変・偸盗」 3)「蜘蛛の糸・杜子春」 4)「奉教人の死」 5)「戯作三昧・一塊の土」 6)「河童・或阿呆の一生」 7)「侏儒の言葉・西方の人」
35歳で自死しているので、作品数は少ないのだろう。しかし「面白い」作品は少ない。特にキリスト教関係のテーマの作品は、読むのに骨が折れ、つい読み飛ばしてしまった。
自分にとって、いわゆる文豪の作品は畏れ多いらしく、あまりフィットしなかった。
これからは、自由に、面白そうな作品を読もうと思う。
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