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2021年6月20日 (日)

伊藤久男の「東海の」

伊藤久男が歌う「石川啄木歌集」の音源を見付けた。
「伊藤久男とダークダックスの啄木「東海の」」(ここ)という記事を書いたのは、2014年7月24日だった。7年前か・・・
昭和39~40年頃に録音した、伊藤久男の「東海の」という歌についてだが、その後しばらくして、ヤフオクで、この音源が入ったLPが出品されたのを発見した。「石川啄木歌集」という25センチLPだ。1969年1月の発売。

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しかしその時は、強力なライバルがおり、競り合いであまりに値段が高騰してしまって落札出来なかった。
それ以来、このLPが出品されたらアラートが来るようにヤフオクに設定しておいたら、先日引っ掛かった。同じLPが出品されたのだ。しかし3500円と高価。もはや落とす元気も無く・・・

何気なく、「伊藤久男」「東海の」でググったら、何とこの歌の音源がYOUTUBEに挙がっていた(ここ)。
早速音源を落としてみると、波形がLPの波形では無い。ノイズが無い。CDからのきれいな波形だ。それでまたまたググってみると、「伊藤久男~栄光の足跡~」というCDボックスが発売されており、それの特別盤として<石川啄木歌集>が収録されていた(ここ)。YOUTUBEの音源は、ここから録ったらしい。2020年05月18日発売で「今まで未CD化となっていた多数の作品をここに復刻!」とある。よくもまあ、音源が残っていたものだ。

<伊藤久男の「東海の」>

石川啄木『一握の砂』より
 東海の小島の磯の白砂に
 われ泣きぬれて
 蟹とたはむる

改めて、自分が子どもの時に録った音源を聞いてみよう。
まさに半世紀以上前に放送された時の録音だが、拍手が入っている所をみると、コンサートの放送らしい。

<半世紀前に録音した伊藤久男の「東海の」>

ここまで書いて、ん?おかしいな。レコードにある発売の1969年というと昭和44年。「東宝現代劇特別講演 悲しき玩具」でググってみたら、パンフレットの写真が見付かった。その裏表紙の広告は「パナソニック第1号 8石ラジオ T-801D」とある。それを頼りに探ると、このラジオは1962年に発売されたらしい(ここ)。1962年は昭和37年。やっと辻褄が合った。

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そして、(ここ)によると、昭和37年度(第17回)芸術祭賞一覧に「演劇 芸術祭奨励賞 浜 木綿子 東宝現代劇「悲しき玩具」の芸者小奴の演技に対し」として載っている。
つまりこの作品は、昭和37年の演劇の為に書かれ、昭和44年にレコード化された。という事らしい。そして2020年にCD化。

それにしても、ひょんな事からパナソニックブランドの第1号のラジオを見つけてしまった。(ここ)によると「1962年松下電器が、パナソニ210620pana
ックの名称をブランドとして始めて使用したラジオ。そして、その後松下電器は輸出用に主に使ってきたパナソニックのブランドを国内向け小型音響製品に使うようになった。このラジオの商標表記は"National Panasonic"で、今日の会社名へと受け継がれています。」とある。
1962年から使われたPanasonic。松下電器産業(株)からパナソニック(株)に変わったのは2008年10月。

だいぶん話がそれたが、やっと見付けた伊藤久男の「東海の」の音源の話である。

(関連記事)
伊藤久男とダークダックスの啄木「東海の」 

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