小林亜星氏が亡くなった~「北の宿から」と「恋待草」
今日(2021/06/14)の夕方、「小林亜星さん死去」というニュースが流れた。
超有名曲の「北の宿から」を当サイトに挙げたのが2011年11月16日(ここ)だった。
婚約時代にちょうどこの歌が流行っており、婚約者(カミさんのこと)がレコードを持っていて、お互い“理解し合えた!?”と思った事は前に書いた。(それが、とんだ勘違いだったことが、後で分かるが・・・)
改めて、wikiで見ると、小林亜星は、CMやアニメソングの作品は非常に多いが、自分の好きな歌謡曲分野では、あまり作品が無いことに、改めて気付いた。
前にも挙げたが、改めて名曲「北の宿から」と、岩崎宏美の「恋待草」をwavで聞いてみよう。
<都はるみの「北の宿から」>
「北の宿から」
作詞:阿久 悠
作曲:小林亜星
あなた変りはないですか
日毎寒さがつのります
着てはもらえぬセーターを
寒さこらえて編んでます
女ごころの未練でしょう
あなた恋しい北の宿
吹雪まじりに汽車の音
すすり泣くよにきこえます
お酒ならべてただひとり
涙唄など歌います
女ごころの未練でしょう
あなた恋しい北の宿
あなた死んでもいいですか
胸がしんしん泣いてます
窓にうつして寝化粧を
しても心は晴れません
女ごころの未練でしょう
あなた恋しい北の宿
<岩崎宏美の「恋待草」>
「恋待草」
作詞:伊達 歩
作曲:小林亜星
もしも私が 紫の
春行く風に なれるなら
旅に迷うと 書き留めた
あなたの胸に 忍びたい
もしもあたなが 月になり
私の窓を 叩くなら
今宵紅(べに)さし 髪を解き
この黒髪を 乱したい
あふれるほどの優しさで
白き乳房を真紅(くれない)に
あふれるほどの恋(いと)しさで
逢えますか 逢えますか
春は紫 恋は真紅(べに)
できるものなら 花になり
草を枕の 旅人へ
紫草のひとしずく
口に吸われて しまいたい
肩にこぼれた 黒髪を
逢えれば束ね その腕に
二度と別離(わかれ)が ないように
強くからめて つなぎたい
あふれるほどの優しさで
白き乳房を真紅に
あふれるほどの恋しさで
できますか できますか
春は紫 恋は真紅
ところで、小林亜星さんは、その風貌からか、ドラマにも良く出ていた。一方の肩書きが俳優なのだ。先日も、黒澤明の映画「まあだだよ」に出ていたのでビックリ。重厚な雰囲気の黒澤作品に、コミカルな亜星さんが・・・
それにしても、死因が心不全とは、あまりに良く聞く。倒れている所を発見されると、ほとんどが心不全で処理されるようだ。心臓が止まって倒れていれば、昔で言うポックリ病?
氏にどんな持病があったかは知らないが、心臓死は本人にとっては苦しむ時間が少なく、良かったのかも・・・
それにしても、先日亡くなった元の会社のFさんが亡くなったと、同じ日・・・。
またひとり、巨星墜つ。
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都はるみの「北の宿から」
岩崎宏美の「恋待草」
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コメント
向田邦子さんの正月ドラマが好きで、再放送を時々見ています。これらドラマのテーマ曲、BGMともいえる 亜星さん作曲の「過ぎ去りし日々」を今、2人を偲んでネットで聞いては昭和・戦後時代を思い出しています。
投稿: かうかう | 2021年6月16日 (水) 10:51