« 2021年4月 | トップページ | 2021年6月 »

2021年5月の8件の記事

2021年5月31日 (月)

2021年の「サラリーマン川柳」ベスト10

先日、高齢のサラリーマン川柳のベスト10の発表があった。

サラリーマン川柳「会社へは 来るなと上司 行けと妻」
210531sarasenn2021  第一生命保険は27日、第34回サラリーマン川柳コンクールの上位10句を発表した。1位は「会社へは 来るなと上司 行けと妻」で、2位以下も「リモートで 便利な言葉 “聞こえません!”」「お若いと 言われマスクを 外せない」などが続いた。新型コロナウイルスにまつわる作品が上位に多く入った。
 全国から6万2542句の応募があった。第一生命が優秀作として100句を選び、一般投票を実施。10万1149票が投じられ、順位を決めた。(津阪直樹)

上位10句に選ばれた作品
1位 会社へは 来るなと上司 行けと妻
2位 十万円 見る事もなく 妻のもの
3位 リモートで 便利な言葉 “聞こえません!”
4位 嫁の呼吸 五感で感じろ! 全集中!!!
5位 じいちゃんに J.Y.Parkの 場所聞かれ
6位 我が部署は 次世代おらず 5爺(ファイブジイ)
7位 お父さん マスクも会話も よくずれる
8位 YOASOBIが 大好きと言い 父あせる
9位 お若いと 言われマスクを 外せない
10位 抱き上げた 孫が一言 密ですよ 」(2021/05/27付「朝日新聞」ここより)

前に入選作100句から自分が選んだ優秀10句(ここ)。
それが今回、正式に選ばれた10句に入っていたのは「2位 十万円 見る事もなく 妻のもの」の1句のみ。
つまり、それだけ自分の価値観(評価)が世間とずれているということ???

もうコメントする資格も無いか・・・
スゴスゴと引き下がるエムズ君なのである。トホホ・・・

| | コメント (0)

2021年5月29日 (土)

五輪「真の責任者」は?強烈な「無責任」に向き合う

昨日(2021/05/28)の朝日新聞の記事である。

「(月刊安心新聞plus)五輪「真の責任者」は 強烈な「無責任」に向き合う 神里達博
 ステイホームもいつの間にか日常となり、液晶画面の前で過ごす時間が増えている方も多いのではないだろうか。私は昔からテレビドラマが好きなのだが、今クール、最も注目しているのはNHK「土曜ドラマ」の「今ここにある危機とぼくの好感度について」(全5回)である。
 主役は松坂桃李が演じる大学の広報担当・神崎である。以前は好感度の高い「イケメン・アナウンサー」だったが、最近はすっかり落ち目だ。それもそのはず、彼の信条は「何かを言っているが、意味があることは何も言わないのが一番」というもの。要するに「ことなかれ主義」を地で行く人物で、だから彼が語ることにはいつも中身がない。
210529gorin  物語は、「有名国立大学」の総長となった神崎の恩師が、彼を母校の広報マンにスカウトするところから始まる。着任早々、神崎は厄介な事件に巻き込まれていく。スター教授の研究不正疑惑、表現の自由と安全確保のトレードオフ、さらに大学の研究者が危険な蚊を環境に流出させた可能性までもが浮上する。神崎自身も怪しい蚊に刺されて苦しみながらも、その事実を隠蔽(いんぺい)しようとする学内の勢力と対峙(たいじ)する羽目となる。
 大学というところは、こんなにトラブルばかりが続く場所ではないし、デフォルメし過ぎの嫌いはある。それでも、ディテールに既視感を覚えるのはなぜだろうか。それは、若手研究者の処遇問題、予算削減による大学の困窮、研究や表現の自由のあり方、政府と大学の関係など、近年の「大学の変容」に伴うさまざまな論点を縦横無尽に織り込みながら、風刺の利いたストーリーに組み立てられているからだろう。
    *
 さて、このドラマの登場人物はいずれも癖が強いが、その多くに共通してあてはまる特徴がある。それは、何らかの意味で、無責任なのである。しかも、無責任であることの隠蔽を試み、時には自分自身すらもだましてしまおうとするほどの、タチの悪い無責任なのだ。
 しかし不思議なことに、それぞれの人物に、つい親近感のようなものを感じてしまう。おそらく、その一人一人が、私たちが日常的に関わる「あの人」や、さらには自分自身にさえ、どこか似ているからだろう。
 つまり、このドラマが描こうとしているのは、決して大学だけではない。この社会全体なのだ。その意味で、これがまさに今月放送されることになったのは、期せずして、最も効果的な「演出」となっているのかもしれない。
 というのも、私たちのリアルな「生」は今まさに、強烈な「無責任」と向き合っているからだ。
 そう、東京五輪のことである。
 連日、さまざまなことが報じられているが、予定通り行うにしても、中止するにしても、結局、誰にその最終的な決断の責任があるのかが、よく分からないのだ。
 そもそも、オリンピックは誰の責任で開催するものなのか。「開催都市」というのだから、「東京都」なのだろうと思っていた。だが、よく調べてみると五輪は国際オリンピック委員会=IOCが主催するものであるらしい。だから、中止を決めることができるのはIOCだけだ、という記事も見かけた。
 だが、IOCはただのNPOに過ぎない。国連の機関でもない。そんな組織に、責任がとれるのだろうか。実際、IOCは、日本政府が開催できると言っているから大丈夫と判断しているようにも見える。どこまで行っても、「真の責任者」が見えてこないのである。
 そんな状況で、テレビを眺めていると、SF映画でも見ているような妙な気分になる。というのも、NHK総合の報道番組で「関係者」が五輪について語る言葉、そして、同じチャンネルの「ドラマ」の枠で登場する架空の人物の言葉、両者があまりにも似ていて、頭のなかで混線してしまうからである。
    *
 意味のあることを言えば、責任が生じる。しかし意味が無いことを言い続けていれば、きっと責任は負わないで済むだろう――。物語の主人公・神崎のこの「哲学」は、実は私たちの社会に慢性的に広がっている、一種の毒素なのかもしれない。
 だとすれば私たちは今、この問題の「責任」について、根本から考え直す必要があるのではないか。
 もちろん、東京五輪を開催する上で、さまざまなリスクに備えた契約が結ばれている。だからそれらをきちんと読み直せば、個々の形式的な責任の範囲は分かるだろう。
 だが一般に、因果関係が明確ではないことについての責任は、問われない。一方で、コロナ禍のような「想定外」の事態が起きれば、五輪のごとき巨大なプロジェクトは、開催しても中止しても、複雑な余波が生じる。不幸にしてそれに巻き込まれる人々もいるだろう。しかし、そのことに対して誰が責任をとるのだろうか、いや、とれるのだろうか。
 歴史をひもとけば、似たようなことが繰り返されてきたことに気づかされる。だからこそ「無責任な責任者」が後を絶たないのだ。
 ゆえに私たちは、今度こそ学ぶべきだろう。すなわち、何か想定外のことが起きた場合に、責任を誰もとりきれないような「大き過ぎるプロジェクト」は、そもそも始めるべきではない、ということだ。
 だがそれでも、すでに「今ここにある危機」には誰かが対処しなければならない。だからもう一度、伺いたい。で、この件は、誰が本当の責任者なのですか、と。
    ◇
 かみさとたつひろ 1967年生まれ。千葉大学大学院教授。本社客員論説委員。専門は科学史、科学技術社会論。著書に「リスクの正体」など」(2021/05/28付「朝日新聞」p13より)

前から言っているように、自分はミーハー。よって、タイムシフトで、早速、NHK「土曜ドラマ 今ここにある危機とぼくの好感度について」(ここ)を検索した。でも、4月末のスタートだったので、既放送分のタイムシフトでの1回から3回までの録画は無かった。しかし「まだ間にあう!・・・」という番組が見付かったので、前編のストーリーは分かった。(今晩が最終回だが)

それにしても、NHKにしては、なかなか時宜を得たドラマ。よくもNHK内の検閲?を通って、放送までこぎ着けられたもの。
安倍政権以来の「無責任な責任者」の続出は、国会答弁が代表。あらゆる政治家、大組織のトップも同じだ。
それをあざ笑うかごとくのドラマ。いちシーン毎に、現実のアピソードが目に浮かぶ。こんなエスプリの効いたドラマは、NHKにしては珍しい。

相変わらず、我が家のテレビは、自動スキップが効いている。前は安倍首相や二階幹事長がスキップの対象だったが、最近は、首相、官房長官、五輪関係トップ等に広がっている。
まあ、ニュースを見ながら、これらの画面が出ると、30秒スキップボタンを押して飛ばすだけだが・・・
それにしても、話を聞くだけの価値がない日本の政治家たちの発言。時間のムダ。

ワクチンの予約騒動にしても、よくもまあ暴動が起きない物だと、日本人のガマンさに感心する。
このドラマで印象に残った言葉。学長の外国特派員協会での記者会見での、外国記者の質問。
「ドクター三芳(学長)が安全確保を第一だとお考えであることは十分分かりました。それ以外のお答えをなさるつもりがないことも。(笑い)けれども諦めずに質問してみようと思います。なぜならこうした努力を続けることが、世界を少しでも良くしてゆくために必要だと思うからです。黒人解放の指導者であったキング牧師はこんな言葉を残しています。「最大の悲劇は悪人の暴挙ではなく善人の沈黙である」。私がとても残念に思うのは、先生のその沈黙です。」

連日、ミャンマーでのデモの軍事政権による弾圧の様子が流されている。それに引き換え、日本のニュースで流される国民の声は、何とおとなしいことか。
それにあぐらをかき、言いたい放題のIOCに何の反論もしない日本のトップ。
「ワクチン」と「五輪」。このふたつのキーワードがしばらくは続く。それに対して、我々国民は何をするべきか・・・
先ずは、このドラマで今まで国内で起こったことを思い出すことからか??

| | コメント (0)

2021年5月24日 (月)

コロナワクチンの1回目を打った

やっと順番が回ってきて、今日(2021/05/24)コロナワクチンの1回目を接種してきた。

210524vaccine1 老人は早い。待合の関係で、なるべく予約時間ジャストに!と聞いていたので、予約時間の7分前頃に行ったのだが、既にたくさんの人が待っている。予約時間になると、列を作って体温測定と手の消毒。37.5℃以上の人は列から外されていた。
免許証とクーポン券と予診票を出し、「高校の時にペニシリンショックがあった」と正直に言うと、「30分」というカードをバインダーにはさまれてしまった。危険性のある人は、15分で無く、30分様子を見ると言うことらしい。

予診票のチェック。「かかり付け医から、ワクチンを打って良いと言われましたか?」という質問。「ハイ」とは言ったが・・・
そして注射。それほど痛くは無く、直ぐに終わった。ただし、酒と運動は避けるように言われた。
半袖シャツは正解。腕というより肩近くに打つので、半袖でも「右手でまくって」と言われた。長袖シャツでは、脱げ!と言われるかも・・・?

そして待合室で30分をスマホで遊んでいると、名前を呼ばれ、予診票の写しとチケット券を返却された。早退は許されないようだ。

210524vaccine2 接種場所は、プレハブ建屋。このために作ったようだ。注射後30分は待たされたが、正味は10分ほど。
帰ってから医師名をググると、昭和大学病院の女医さんとのこと。色々な病院から医師が動員されているらしい。

2回目は6月の(日)に取れた。八王子市の場合、1回目の接種が終わらないと2回目の予約が取れない。よって、たぶん夜中の0時に切り替わるだろうと思って、昨夜0時過ぎにサイトにつなぐと、案の定「2度目の予約」のアイコンが見えて、予約が出来た。しかし取れたのは4週間後。

八王子市の場合、色々想像するに、平日は市の施設などが接種場所だが、日曜日は多くの学校。つまり、医師が日曜日はたくさん動員できるが、平日は医師が自分の診察があるので少ない。よって日曜日の人数枠が多い。ということらしい。昨夜の予約でも、日曜日は全時間帯が予約可能で、まだまだ余裕があるようだ。

210524vaccine3 夜7時のNHKニュース。昨日(2021/05/23)現在、医療従事者は1回目82.6%、2回目51.5%。高齢者は1回目6%、2回目0.5%だそうだ。
つまり“自分は6%に入った”ということ。それにしても、何という低さだ。

ちなみに、八王子市は、5/23現在、接種対象者数 159,207人、接種予約状況 1回目分 124,537人(予約率78%)2回目分  48,408人、接種回数(累計)56,344回とのこと(ここより)。よって、1回目の接種率は35.4%。まだまだ恵まれている。

210524vaccine4 各県別の1回目を終えた高齢者の割合が面白い。東京都は6.6%だが、和歌山県は17.5%だという。大阪、北海道は4%台。
接種が進んでいる和歌山県では、やはりかかり付け医で打っているという。

それに比較して、横浜に住んでいるある友人からは、予約が出来ないという悲痛なメールが届く。「ネットで、接種会場まではImg_8158 たどり着くが、日にち選択ができない。皆予約出来ない日、になってしまう。そして15時位には、本日終了の声が流れる」とのこと。これを連日続けているらしい。もう疲れた!と。
横浜市のサイトを見ると、確かに毎日の予約。当八王子市の場合は、最初は混んだが、24時間受付のネット予約は、今は落ち着いている。それに比較して、横浜市は、市民に毎日の予約チャレンジをしろ、との方法。これでは市民は毎日パソコンの前で悪戦苦闘!?
最悪の市民サービスでは?

それにしても、彼の首相。“1日100万件!” “高齢者は7月に終了!”と自分が号令を掛ければ実現する、と勘違いしているらしい。神さまでもあるまいに、何の根拠も無く号令だけ掛けて、それが実現しないと「ショックを受けた」とは・・・ 
本当に暴動が起きても仕方が無い状況。これで一般の人が始まったら、予約でどれだけの人々のエネルギーが費やされるのか・・・

さーて、夕方から腕が痛くなってきたぞ。ワクチンが反応している証拠?
早く2回目を終えて、気分的に楽になりたいものだが、まだ全国平均6%では、自分は贅沢かな?

(追:2021/05/25)こんな記事があった。
コロナワクチン予約が取りやすく 電話&ネットに“裏ワザ”が
・・・
■ネットをつながりやすくさせる方法
 横浜市のように予約開始と同時に多数が予約サイトにつなげようとすると、「アクセスが集中しています」とはじかれてしまう。ここで多くの人は「戻る」を押してみたり、スマホを振って(?)みたり、リロード(再読み込み)でアクセスし直しているだろうが、これではなかなかつながらない。
 予約困難なアイドルコンサートのチケットを取っている人が実際にやっていることは、一度アクセスをはじかれたら、「Ctrl+F5」(Windows)で検索履歴を消して再度アクセスすること。Macの場合は「Command+R」。
 難しい説明は省くが、パソコンは一度つないだことのあるサイトへの再アクセスは“怠ける”クセがある。履歴を消して初心者の気持ちでトライさせることが大事だ。
 また、開くウインドーはひとつである必要はない。パソコン上に複数のウインドーを立ち上げ、“数打ちゃ当たる”を実践してみよう。」(2021/05/18付「日刊ゲンダイ」ここより)

(追:2021/05/27)日本政府の無能ぶりを世界に発信??(2021/05/27のTV朝日「グッドモーニング」より)
2105024tvasahi

| | コメント (4)

2021年5月13日 (木)

梯久美子の「「狂うひと」~「死の棘」の妻・島尾ミホ」を読む

先日、テレビの入会している配信サイトを見たら、「死の棘」があった。昔見た映画だが、もう一度見てみようかと、見てしまった。記憶に残っているこの映画のシーンは、自殺しようと線路で争う夫婦。そして真新しい木製の塀・・・。それを改めて見た。

主演のミホの松坂慶子とトシオの岸部一徳は若い。1990年の映画だ。鬼気迫るミホ。情事を詰問され、しな垂れるトシオ。暗い映画だ。何度も見る映画では無い。
この物語は、夫トシオの情事を、開かれていた日記で読んで知った妻ミホが、朝帰りをした夫トシオを詰問する場面から始まる。延々と続く詰問。そして子供そっちのけで荒廃していく家庭。
それは、昭和29年9月29日のことである。それから昭和30年6月6日に国府台病院精神科に入院するまでの事を書いたのが「死の棘」。

前に、ノンフィクション作家の梯久美子さんが、ラジオで島尾ミホについて書いたと語っていたことを思い出した。それでこのノンフィクションを読む気になった。
210512kuruuhito 梯久美子の「狂うひと」~「死の棘」の妻・島尾ミホ」という本である。
買ってみてビックリ。文庫でも900ページに及ぶ大作だった。引用が多く全体の数十%は引用の文が占めている。それにしても、大作だ。

巻末にある「対談 奪っても、なお」という沢木耕太郎氏との対談で、冒頭、こんな一文がある。

「沢木:まず、梯さんはこの作品で何を書こうとしたんだろう。難しいだろうけど、この対談の読者に向かってひとことで言い切ってしまえばどうなります?

梯:夫・島尾敏雄によって『死の棘』で描かれた「嫉妬に狂う妻」の範疇に収まらない島尾ミホの実像、ということになるでしょうか。ミホさんは私とのインタビューで、愛人との情事が綴られた夫の日記を見た瞬間のことを「そのとき私は、けものになりました」と語りました。そこには彼女を狂乱させる内容が書かれていたわけですが、それはたった十七文字だったそうです。その日から彼女は精神の均衡を失い、執拗に夫を問いつめる。次第に敏雄も正気を失ってゆき、夫婦で精神科の病棟で暮らすことになるそうした『死の棘』に刻まれた出来事としての狂気から少し視野を広げ、島尾敏雄とミホの人間として作家としての狂気、さらにはその周囲にある奇妙な人間関係に充満する狂気を、ノンフィクションで書いてみたかったんです。」(「狂うひと」p877より)

梯さんは、島尾ミホさんと生前3回取材で会ったという。そしてミホさんの死後、遺族の了解のもと、日記、手紙、草稿、ノートからメモまで、残された膨大な資料を丹念に読み解いてこの本を執筆されたとのこと。
よって、氏はこの評伝を書くに当たって、11年の歳月を費やし、20回も現地・奄美に行ったという。そして、この夫婦の全貌=生涯を明らかにして本にまとめた。

1冊の本を書くまで、これだけの努力が要る。ノンフィクション作家とは大変な仕事だ。
しかし、それによって、島尾夫婦は、永遠に世に残る。

普通の作家は、いわゆる想像力を効かせて空想の中で物語を書く。しかし島尾という作家は、自分の家で起こった事件を、その通りに小説として書いている。
極めつけは、梯氏が言っているように、自分の情事を書いた日記を、まるで妻ミホに読ませるように、そのページを開いて机の上に置いておいたという。
その意味では、自分の小説の題材作りに、妻をあえて発狂させた、とも言える。常人にはできない。
しかしその後、ミホは家族で生まれ故郷の奄美に戻って、正気を取り戻し、自分も作家になり、賞を取るまでになったという。

「死の棘」は私小説だという。
wikiによると「私小説(わたくししょうせつ、ししょうせつ)は、日本の近代小説に見られた、作者が直接に経験したことがらを素材にして、ほぼそのまま書かれた小説をさす用語である。心境小説と呼ぶこともあるものの、私小説と心境小説は区別されることがある。日本における自然主義文学は、私小説として展開された。」とある。

なるほど・・・・
誰でも1冊は小説が書ける。自分の一生をその通りに書けば良いのだ。とはよく言われる。それが面白いかどうかは別として・・・
今はどうか知らぬが、自分史が流行したことがあった。一般人は、だれもそれを読まない事を前提に、自己満足のために書く。それが限度。
しかし、有名作家となると、このようにプロのノンフィクション作家が膨大な労力をかけて、その生涯を記録に留めてくれる場合もある。

死後は、人権もプライバシーも無いらしいが、このような形で自分の生涯を世にオープンにする事がハッピーか、それとも、誰にも知られずに静かにこの世から忘れ去られて行くことがハッピーか、それは人それぞれ・・・
人間の生涯の記録、という意味で、色々と考えさせられた1冊の本であった。

付録だが、先日NHKラジオ深夜便で「“ノンフィクション”を書く喜び」ノンフィクション作家…梯久美子」(2021/04/27放送)を聞いた。この番組の中にも、「死の棘」の話が少し出てくるので挙げておく。

<NHKラジオ深夜便「“ノンフィクション”を書く喜び」ノンフィクション作家…梯久美子>

| | コメント (1)

2021年5月11日 (火)

「政治に殺される」宝島社のコロナ政策の新聞広告

今朝(2021/05/11)の朝日新聞を見てビックリ。両面見開きの意見広告。
ワクチンもない。クスリもない。
タケヤリで戦えというのか。このままじゃ、政治に殺される。

210611takarajimasya1 私たちは騙されている。
この一年は、いったい何だったのか。
いつまで自粛をすればいいのか。
我慢大会は、もう終わりにして欲しい。
ごちゃごちゃ言い訳するな。
無理を強いるだけで、なにひとつ変わらないではないか。
今こそ、怒りの声をあげるべきだ。」

Netでググると、この広告を色々な地方紙が共同の配信で採りあげている。

「政治に殺される」見開きで批判 宝島社、コロナ政策巡り新聞広告
 出版社の宝島社(東京都)は11日、戦時中に戦う訓練をする子どもたちの写真を背景に「ワクチンもない。クスリもない。タケヤリで戦えというのか。このままじゃ、政治に殺される。」と政府の新型コロナウイルス対策を批判する見開き2ページの企業広告を、全国紙3紙の朝刊に掲載した。
 掲載先は日本経済新聞、朝日新聞、読売新聞の11日付朝刊。「この一年は、いったい何だったのか」「無理を強いるだけで、なにひとつ変わらないではないか」とし、「今こそ、怒りの声をあげるべきだ」で締めくくる。
 ツイッターでは「こういう声がもっと上がってくるのでしょうね」などと共感が集まっている。」(2021/05/11付「東京新聞」ここより)

ハフポストはこうだ。
タケヤリで戦えというのか」宝島社が意見広告で政府のコロナ対応を批判
出版社の「宝島社」は5月11日の朝日新聞、読売新聞、日本経済新聞の朝刊3紙に意見広告「このままじゃ、政治に殺される。」を見開きで掲載した。

この広告は、女子児童が武器の訓練をする写真の中央に、新型コロナウイルスとみられる真っ赤な円形の画像を合わせたもの。「緊急事態」という刻印とともに、「ワクチンもない。クスリもない。タケヤリで戦えというのか。このままじゃ、政治に殺される」とキャッチコピーが書かれている。

その上で、「いつまで自粛をすればいいのか」「無理を強いるだけで、なにひとつ変わらないではないか」「今こそ、怒りの声をあげるべきだ」と訴えている。

■「太平洋戦争末期に重なる」と広告の意図を説明
同社のプレスリリースによると、この広告の意図は以下の通り。政府のコロナ対応について、「太平洋戦争末期、幼い女子まで竹槍訓練を強いられた、非科学的な戦術に重なり合うと感じる人も多いのではないでしょうか」と批判している。

■「竹ヤリではなく薙刀では?」の指摘も
SNS上でも今回の宝島社の広告が話題になっている。「よく言ってくれた」「日の丸に竹槍。凄いな宝島社」「戦中も令和になっても相変わらず国民はタケヤリで戦わされてる」と思い切った表現を評価する声も多かった。

その一方で、画像で女児らが持っている武器について「竹ヤリではなく木製の薙刀では?」と指摘する声や、宝島社の出版ラインナップとの乖離を批判する声も出ていた。」(2021/05/11付「ハフポスト」ここより)

宝島社のサイトを見ると、広告意図としてこう書かれている。
「(広告意図)
新型コロナウイルスの蔓延から、すでに一年以上。
しかし、いまだに出口は見えません。
マスク、手洗い、三密を避けるなど、市民の努力にも限界があります。
自粛が続き、経済は大きな打撃を受け続けています。
厳しい孤独と直面する人も増える一方です。
そして、医療の現場は、危険と隣り合わせの状態が続いています。
真面目に対応している一人ひとりが、
先の見えない不安で押しつぶされそうになり、疲弊するばかりです。

今の日本の状況は、
太平洋戦争末期、幼い女子まで竹槍訓練を強いられた、
非科学的な戦術に重なり合うと感じる人も多いのではないでしょうか。

コロナウイルスに対抗するには、科学の力(ワクチンや治療薬)が必要です。
そんな怒りの声をあげるべき時が、来ているのではないでしょうか。」(宝島社ここより)

210611takarajimasya2 そして、同社はこんな広告も出していた。
2021年1月7日付「朝日新聞」全国版朝刊に掲載された『言われなくても、やってます。感染拡大は、個人の責任だそうです。』の新聞広告。

大阪府は、とうとう「大阪府100万人あたりのコロナ死者数「インド超え」」だそうだ。曰く・・・
「衝撃のインド超えだ。世界保健機関(WHO)の調査を基に「札幌医大フロンティア研ゲノム医科学」が公開したデータによると、大阪府の直近7日間の新型コロナウイルスの死者数は人口100万人あたり22.6人。日本全体だと同4.1人だから、全国でもダントツで、インドの同16.5人を上回っている(8日時点)。・・・」(2021/05/11付「日刊ゲンダイ」ここより)

ワクチンも、高齢者優先と言いながら、予約電話はつながらないし、ネット予約ではメールアドレスを要求。もうメチャクチャ。それでいて、五輪運動会は国民を差し置いて、やるという・・・。

210611vaccine 先日(2021/05/09)のTBS「サンデーモーニング」では、日本のワクチン接種の現状を、示していた。
日本はこんなにも無能社会だったのだろうか?

| | コメント (1)

2021年5月 9日 (日)

上野千鶴子さんの「在宅ひとり死のススメ」を読んで

だいぶん前だが、NHKラジオ深夜便で、『「旅立ちもおひとりさまで」社会学者…上野千鶴子』(2021/04/22放送)を聞いた。
今年1月刊の「在宅ひとり死のススメ」という本についての話だが、話を聞きながら、何故か読んでみたくなって買ってしまった。
まずは、そのお話を聞いてみよう。

<NHKラジオ深夜便「旅立ちもおひとりさまで」社会学者…上野千鶴子>

朝日新聞にこの本の紹介があった。
(売れてる本)『在宅ひとり死のススメ』 上野千鶴子〈著〉
不安から勇気へのノウハウ
 東京で一人暮らしをする私の家族(親と兄弟)は、全員北海道に住んでいる。コロナ禍で、「何かあっても遠方の家族には頼れないんだ」と思った時、「老後」の不安がリアルなものとして押し寄せてきた。今は40代。このまま老いて、子も配偶者も金もない高齢者になった時、ひどい目に遭わされたり安楽死させられたりするのではないか。老後の不安はそれに尽きる。
210509ueno  本書は、そんな「おひとりさま」第一人者の上野千鶴子氏による「家で一人で死ぬノウハウ」だ。
 まず励まされるのは、「独居高齢者の生活満足度のほうが同居高齢者より高い」というデータ。さらに、「子無しおひとりさまは満足度がもっとも高く、悩み度が低く、寂しさ率が低く、不安率も低い」という調査結果も紹介されると俄然(がぜん)勇気が湧いてくる。
 そんな本書の第3章のタイトルは「施設はもういらない!」。高齢者イコール施設入所という思い込みを鮮やかに否定する著者は、施設経営者らに尋ねる。「あなたが要介護になったら、ご自分が経営していらっしゃるこの施設でお世話を受けたいと思いますか?」。一人をのぞいて、その答えは「ぎりぎりまで家にいたい」。持ち家もあるのだから、わざわざ賃料を払って施設に入るのではなく、そのお金を自費負担サービスに充てればいいという著者の主張に納得だ。
210509ueno1  それでは、在宅で死ぬにはいくらかかるのか。80代の方の自己負担額は死の直前3カ月で月額7万~8万円。自費での夜間ヘルパー代を入れての額だ。看取(みと)りのコストは病院が最も高く、次に施設。在宅が一番安いというから驚く。「家で死ぬ」なんて、よほどのお金持ちか孤立の果ての孤独死くらいだと思ってたけど、実は違うのだ。
 徹底して「自分はどうしたいか」という目線から書かれた終末期のノウハウ。最期は単身世帯という人も多いからこそ、重要な一冊だ。 雨宮処凛(作家・活動家)」(2021/04/17付「朝日新聞」ここより)

この本のスタートは、“ひとり暮らしの方が、夫婦二人暮らしよりも、満足度も高く、悩みも少ない”ということ。このデータは、なかなか面白い。しかし、このデータは、“女性のひとり暮らし”を主に意味しているのだろう。そもそも老人の一人暮らしは、平均寿命から言っても、女性が圧倒的に多いのだから。

この本で気になった所を抜き書きしてみると、
「満足のいく老後」の三条件
 ①慣れ親しんだ家から離れない
 ②金持ちより人持ち
 ③他人に遠慮しないですむ自律した暮らし」(p33)

「サ高住のサービスの品質管理はほとんど野放し状態です。最近ではサ高住でも看取りをしてもらえるようになりましたし、評判のよいサ高住があるのもたしかです。事業者かたくさん参入すれば、そのおいたで競争が起きて淘汰されていくでしょう。それでよいのですが、それなら何も自宅を離れて賃貸住宅で集団生活をしなければならない理由もなさそうです。家賃を払わなくてもすむ自宅で、サ高住と同じく訪問介護・訪問看護・訪問医療の3点セットを外付けすればよいだけですから。」(p66)

「高松市での高齢者介護のシンポジウムに参加したとき、この見守りネットワークに参加している民生委員さんの発言が印象的でした。その方は、「見守りは監視とすれすれ」と発言しました。そういえば戦時中には向こう三軒両隣とか「隣組」という相互監視システムがありました。プライバシーのない息の詰まるような監視社会です。
もし孤独死がそんなに不安なら――ほとんどの場合、それは残された側の面倒を避けたいというエゴイズムのあらわれですが――高齢者の居室に監視カメラかセンサーをつけておけばよいのです。24時間ぴくりともセンサーが反応しなかったら、ドアを蹴破ってでも中に入ればよいでしょうが、これこそ究極の監視社会でしょう。
 これも心配しなくてもすみます。ほとんどの高齢者がいやおうなく経過するフレイル期に、介護保険のお世話になるからです。要介護認定率は年齢とともに上昇し、平均寿命を超えた90歳以上では、女性83.0%、男性67.0%。7、8割以上の高齢者が介護保険のお世話になって死ねます。要介護認定を受ければ、ケアマネがつき、訪問介護が入り、デイサービスのお迎えが来る。週に2回でもひとの出入りがあれば、「1週間以上経過して発見される」という事態は避けられます。」(p91)
(フレイル=加齢に伴い身体の予備能力が低下し、健康障害を起こしやすくなった状態)

「「ボケこそ恵み」と言ったのは、京都の「わらじ医者」こと、早川一光さん。認知症者には過去と未来がなくなり、現在だけがあります。死別の哀しみも、予期される死への恐怖もなくなることでしょう。」(p166)

まあ他にも色々あるが、際限無いので・・・

誰も、連れ合いが居る居ないに拘わらず、最後は”おひとりさま”。普通男が先に逝くので、その通りになれば良いのだが、問題はカミさんに先立たれたとき。この時は、恐怖。だから、連れ合いを亡くした男は、平均3年で後を追うという。

我々も、同年代。その時を考える時期。残されたときにどうするか。老人ホーム入る?独居で自宅に止まる?しかし、ボケたら????
という不安に、上野さんは明快に自分なりの解をこの本で示されている。
これが自分の正解かどうかは分からない。しかし、なるほど、とうなずく言葉も多い。

しばらく本棚に置いておいて、たまに読み直そうか。自分の考え方がどう変わっていくのか・・・

| | コメント (2)

2021年5月 6日 (木)

コロナワクチンの予約戦争 at 八王子

昨日(2021/05/05)は、当八王子では、65歳以上のワクチン予約のスタートの日。夫婦二人のワクチン予約で、まる一日を費やしてしまった。
八王子市では、75歳以上が5月2日から、65歳以上が5月5日から予約スタート。4月の予約では、9時のスタートから20分で満杯になってしまったので(ここ)、今回は供給量が多いとしても、何とか早めに予約を!とチャレンジ。結果は、朝9時からPC1台とスマホ2台でスタートし、エラーの連続の末、12時45分にカミさん分が、16時半頃に自分の分の予約が取れた。

電話もしてみたが、当然つながらない。こちらはサッサとあきらめた。
ツイッターの書き込みを見ると、電話がつながっても、電話のオペレーターもネット予約と同じ画面を使用しているため繋がらず、結局予約出来なかった。とあった。4月の予約の時、テレビで八王子の風景を映していたが、オペレーターのPC画面に「強制予約」みたいな文字があったのだが・・・

210506yokaku1八王子の場合、「予約受付番号」と生年月日を入力してログインする。PCだと、番号を覚えているので、エラーになると、直ぐに番号をインプット出来るが、スマホだと毎回予約番号を入れなくてはならず、面倒。
運良くログインできると、「会場の選択」「日時の選択」「確認画面」「予約完了」となるが、途中まで行ってエラー。が延々と続く。「確認画面」まで行って「予約完了」画面が出ないでエラーになると、結構なストレス。これを何度も何度も、延々と続ける。
「日時の選択」画面で、5月のカレンダーが表示されなかったり、日にちを指定しても、時間指定の画面が表示されなかったり、「再読込」ボタンを押すが、最初のログイン画面に戻ってしまうのは毎回のこと。
今になって考えると、選択出来る時間帯がズラリと並ぶので、まだまだ余裕があるのだな、と思っていたが、実は表示が追い付いていない可能性。よって、確認まで行っても、枠が埋まっているので、エラーになるのでは?
よって、毎回時間帯を変えてインプットした方が良さそう。今回も、時間帯を変えたら取れた。「取れます」の表示は信用せず、夕方とか、空いていそうな時間帯を選ぶのが良いかも。

210506yokaku24月の予約混乱を受けて、ジステムを改善したと言うが、どうしてどうして、今回もダメ。11時前には「接続はプラ-ベートではありません」という謎の表示に。
それでも、受け付けない表示は出なかったが、昨夜から「只今、アクセスが大変込み合っております。」という門前払いの表示が出るようになった。65歳以上受付2日目の今日になっても、同じ門前払いの表示が延々と出ている。

210506yokaku3ツイッターで見ると、自分とまったく同じ経験談があふれていた。9時間後といのもザラ。しかし不思議なことに昨日は18時頃にはサクッと予約出来たらしい。それで夜になって、もう少し日にちを前倒しするよう取り直すかな、と思ったら、画面はいつもの「只今、アクセスが大変・・」。それで触るのを止めた。

八王子市議の方のツイッターには「昨日は八王子市の65歳以上の方のワクチン予約が開始され、電話だけでなくネットもつながりにくくなっていたようですが、ダウンはしなかった、と報告がありました。すでに今日時点で16万人中9万人以上(59.8%)が予約が済み、電話は19時まで時間を延長し、ネットもさらに昨日の1.5倍にしたそうです。」(こことの記載があり、苦難の末に、かなりの人が予約したらしい。

210506yokaku4自分は、(土)(日)を避け、平日を選んだが、カミさんの友人からのメールでは、初日の日曜日の9時に、近くの小学校が取れたとのこと。考えてみると、65歳以上は、ほとんどの人が“毎日が日曜日”だった。かえって(日)を選んだ方が当選の確率は高い??

また2回目の予約は、1回目の接種が終わってからしか取れないとのこと。ネット予約もその頃はたぶん落ち着くだろうと期待しているが、はたして八王子の先着順という方式がベストなのかどうか・・・。
どうせ老人はヒマ。市から一方的に接種の場所と時間を指定して本人に郵送連絡し、自分の予定と合わない人だけ電話で変更を依頼するとかにした方が大混乱が避けられて良いのでは?

いつか分からないが、16歳以上の人の予約のときは、どんな状態になるのか、怖ろしい。

予約の方法は自治体によって違うが、今日のニュースで「東京都内では6日午前、電話の通信量が増え、NTT東日本が都内の固定電話への着信を一時制限しました。新型コロナウイルスのワクチン接種の予約のため、一時的に通信量が増えたとみられます。
NTT東日本は、電話の通信量が増えたため、6日午前9時から都内の固定電話への着信を制限しました。
消防や警察への通報といった緊急通話を優先するための措置で、制限は午前11時43分までに解除されましたが、2時間半余りにわたって都内の固定電話に電話をかける際につながりにくい状況となりました。
都内では自治体が新型コロナウイルスのワクチン接種の予約受け付けを固定電話でも行っていることなどから、この影響で一時的に通信量が増えたものとみられます。」(NHKのここより)

スマホを持っていない老人の、孫や息子の家族総動員の今回のワクチン予約戦争・・・。でも、久しぶりに家族の一体感は出るかもね・・・。

| | コメント (1)

2021年5月 3日 (月)

Appleの「AirTag」の失敗の話

今日は、Appleの「AirTag」に遊ばれてしまった。
事の発端は、一通のメール。「私にぴったり、airタグ笑笑」。続いて「4個入り12800円。買おうかな?」。何のことか分からず「??」という返信をしたら、「鍵等につけることで携帯から探す事ができるみたいなものみたいです。今日発売されたみたいです。」

210503airtag Netでググると、確かにAppleから「AirTag」が4月30日に発売されたという(ここ)。1個入りが3800円という。ios14.5で使えるが、iPhone11か12でないと、全部の機能は使えないらしい。
自分のiPhoneはSE第2世代。つまりは全機能は使えない。

でも、よく車のキーを探すことがある。財布やカード入れなど、外出に持っていく物は、置き場所が決まっている。もちろん車のキーも玄関にちゃんと置き場所はある。しかしいつもキーはズボンのポケット。帰ったときにズボンから出さないと行方不明の可能性。
キーを探すときは、いつも「スマホのように、電話で音が鳴ると居場所が分かるのに」と思っていた。少なくとも、「AirTag」はキーに付けておけば音だけは出るらしい。まあ、遊びだ。ひとつ買って遊んでみるか・・・
早速Amazonを見ると、見事に売り切れ。Amazonと同様にいつも使っている通販にアクセスするとまだ売っていた。それで頼んだ。問題は大きさ。キーに比べてあまり大きいと、使い勝手が悪い。本体はコイン型で、直径は31.9mm、重量は11gだという。

いつもの立派な箱に入って送られて来た。現物はやはり大きい。バッテリーはCR2032なので、電池に合わせて大きくなってしまう。それに厚さが8mmあるのも気にくわない。
コイン型なので、当然ケースが要る。なるべく小さいケースも通販で探した。
でも、まだ発売間もないので、そう種類は無い。

設定は簡単。AirTagのシールを引き抜くと、電池がONになって、近くにあるiPhoneに設定画面が表れ、その通りにするとペアリングされる。
iPhone11か12だと、「正確な場所を見つける」機能で、相当細かく導いてくれるようだが、それ以前のiPhoneでは、「探す」と同様の動き(精度)になるらしい。もっとも、通信がBluetoothなので、10m以内しか探せない?まあ無くすのは家の中なので、スマホを家の中に持ち歩けば、どこかで音が鳴っているので発見できるというわけ。自分のSEでは、その機能しか期待出来ない。

ところが、肝心の「サウンド」が鳴らないのである。カミさんのスマホは、「サウンド」ボタンを押すと、しっかり鳴るので、どうもAirTagの初期不良??

Appleのサポートと、2日に亘って、色々試したが、全部ダメ。「AirTagにアクセスできません。接続するには動き回ってください」というエラー表示ばかり。
AirTagの金属部分を反時計方向に回すと、バッテリーが現れるが、5回バッテリーを入れたり切ったりするように言われたのは不思議だった。何かあるのかな?
でも結果は変化無し。登録を削除して、再登録もNG。もちろんスマホの再起動も変化無し。

Netでググると、直ぐにつながるという記載はあるが、「音が出ない」という言葉は見つからない。つまりは、幾ら発売直後とはいえ、そんな現象は世の中では出ていないようだ。

通販会社もすでに売り切れで、交換もいつになるか分からないので、とりあえず返品処置とした。
このAirTag。コンセプトは良いのだが、前にも書いたように如何せん大きい。バックに付けるならOKだろうが、キーに付けるとなると、スマホのストラップの先の飾りほどに小さいと嬉しい。

ともあれ、70過ぎの老人が、何と発売と同時に新製品を買ってしまうとは、それだけでニュース!?

| | コメント (1)

« 2021年4月 | トップページ | 2021年6月 »