ワクチン接種の予約に討ち死にした日
今日から、当八王子市で始まった4月の新型コロナワクチン接種の予約。やはり甘くなかった。見事に敗退してしまったのだ。 先日「新型コロナのワクチン接種クーポン券が来た」(ここ)という記事を書いた。4月5日の9時から予約開始だという。
この日を手ぐすね引いて待っていた。最初に夫婦で打つぞ!!!と。
そして4月5日の今日、スマホ2台とPC1台で、チャレンジ。スマホの再読み込みをしながら9時を待った。9時2分前頃になると、リロードの時間が遅くなった。そして、9時になると同時にエラー表示。サイトにつながらない。
PCもスマホもリロードを繰り返す。やっと画面が出た。通知されてきた個人の予約受付番号と生年月日を記入して「ログオン」。この先がまたつながらない。何度も何度もリロードして、うまくすると、次の画面が出る、会場と日時を指定する画面。今回は会場は決まっているので、日時の画面をクリック。そしてまたエラー。これも何度も繰り返して、うまくすると次の月別のカレンダーが表示される。計8日だが19日と26日が×になっていない。19日を選んで、クリック。またつながらずエラー。そのうち、また最初のログインの画面に戻ってしまう。仕方なく、また番号を入れてログイン。
一番先まで行ったのは、日にちを選んで、時間を指定する所まで。時間を指定してクリックしても、またつながらずエラー。
次に出て来た別のスマホでは19日は埋まっていた。それで26日のまだ〇の時間を指定したが、何度かリロードした後に出て来た画面では、時間を選べという画面なのに、時間が全て×。もちろんカレンダーの日にちも全て×。
戦闘すること20分。9時20分には終わってしまった。八王子の1900人、12%の人は予約出来たわけだが、希望者ははるかに多かったということ。
カミさんに、友人からメールが来た。その友人も、PC、スマホ、それに電話も総動員してチャレンジしたが、もちろん電話も全くつながらず、「骨折り損のくたびれ儲け」だったと書いていた。
ふと、人気歌手のチケットを思い出した。Web予約も電話予約も、発売と同時にわっと押し寄せて、本当に運の良い人だけチケットを買える。それと同じ。運の良い人だけしか取れない。それで代行業者の存在がある。数千円から数万円の手数料を取って、チケット予約の代行をする。その方法が各業者のノウハウなのだろう。
ことによると、コロナワクチンの予約も、そんな方法でしか取れないのかも・・・
数日前にカミさんの友人の、ある市立病院の医者をしている娘さんの話として、ワクチン接種の話は一切無い。それよりも、業績悪化でクビを切られる可能性の心配をしていたという。
接種の優先順位は、「医療従事者」→「高齢者」→「基礎疾患を有する人」・・・の順だという。しかし、医者の世界でも、まだ何の話も無いという。これが現状。
八王子の場合、先日のチケットの手紙に、5月以降も日にちと接種場所の予定表が付いていた。この実施も危ない。
政府は、たった1%の接種で「始めました!」感をPRし、その後の保証は無い。(左の写真は、2021年4月6日付「朝日新聞」p23多摩版より)
イスラエルや台湾など、政府の率先的な対応に対して、あまりに無能な日本の政府。
本当に日本は、世界から取り残されて崩壊するのではないかと、真に心配である。
お疲れさまでした・・・
(2021/04/10追)
2021/04/10のフジTV「めざましどようび」によると、先行接種予定の医療従事者への接種率は、全国では2021/04/09時点で23%、東京都では2021/04/08時点で16%だという。これでは、高齢者まで回ってくるはずが無い。政府は、”やっている感”のPRが重要なのだろう。
ネットでつながるわけ無いか・・・!!
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コメント
「エムズの片割れ」さま
いつも貴殿のブログ、楽しませてもらっています。今日はワクチン予約が出来なかったとのこと、残念でしたね。当地では超高齢の私にもまだ全く連絡がないのですが、今日のテレビニュースではゴールデンウィーク明けには始まるようで当てにせず待っています。こういうコロナ禍の中で心の支えになってくれるのはやっぱり音楽です。伊藤久男さんの歌には北海道を舞台にしたものが多いですね。延10年ほど北海道で暮らした私は彼の歌の舞台をよく訪れました。旭川に住んでいたころは「サロマ湖の歌」のサロマ湖、「ノサップ岬に立ちて」の根室、「サビタの花」の釧路、「まりも祭りの夜は更けて」の阿寒湖、「摩周の湖」の摩周湖には何度も旅行しました。そして登別に居たときは「イヨマンテの夜」「オロチョンの火祭り」の多分舞台となっている登別の隣の「白老アイヌ博物館」をこれも数えきれないくらい訪れました。今そのころを思い出してこれら伊藤久男さんの歌の楽譜を集めてピアノ弾き語りを楽しんでいます。「サロマ湖の歌」「イヨマンテの夜」は伴奏譜つきの楽譜を手に入れましたが、「オロチョンの火祭り」「サビタの花」は伴奏譜楽譜が無くてしかたなくメロディ―譜(ほかに「ブラジルの太鼓」「キャラバンの太鼓」)を入手し自分で伴奏譜をつくって楽しんでいます。貴殿がアップしてくれています「まりも祭りの夜は更けて」を歌いたくて楽譜を探していますが見つかりません。もし楽譜(メロディ―譜でもかまいません)の入手方法ご存知でしたら教えてくださいませんか。
【エムズの片割れより】
「まりも祭りの夜は更けて」の楽譜はNet上では見付かりませんね。
たぶん楽譜集には載っていないのでは?
北海道は、住むには良い頃らしいですね。
文化は東京と同じ。自然は近い・・・
投稿: アキヤマタケシ | 2021年4月 5日 (月) 20:20
ありがとうございました。何としても手に入れたいのですが。私は採譜はできませんので、最終的には私の歌の先生(東京芸大出身のヴァイオリニスト)にでも頼んでみようかなと思っていますが、コロナ禍の自粛で今は会うこともできない状態でいつのことになるのやら。
投稿: アキヤマタケシ | 2021年4月 5日 (月) 22:13
エムズさん、こんばんわ「ワクチン接種」の
奮闘記を読んで本当に国民を救う気が在るのだろうか?と気持ちになります。
兵庫県も276人と爆発的に増えましたので
医療関係者への接種後が音沙汰なしです。
ただ、「まん延防止処置」の徹底と広報カー
が「がなっているだけです。」
接種はもうあきらめムードですね(笑)
アキヤマさんの言われるように、音楽で気持ち
をリフレッシュしております。
特にシベリウス作品を聴くと心が落ち着きますね。
【エムズの片割れより】
本当に、日本がこれほどの後進国とは思っていませんでした。
我々老人は直ぐに死んで行くので、そう影響は受けないとしても、孫世代はどのような世の中で暮らしていくことになるのか・・・?
音楽も良いですが、読書もまた良いですよ。
投稿: 杉ちゃん | 2021年4月 7日 (水) 19:48
>音楽も良いですが、読書もまた良いですよ。
同感です。
エムズと同じく片耳が壊れてますので、ヘッドフォンで静かに音楽を聴きながら読書すると最高です。
投稿: 杉ちゃん | 2021年4月 8日 (木) 21:35
兵庫県は311人!
遅らせながらワクチンが到着して高齢者から接種するらしいですが、その人数がたった485人分(1箱)だけです。兵庫県の65歳以上の高齢者は44万人。(焼け石に水です。)
私の想像では「コロナ渦が下火になってから、お待たせしました
ワクチン接種の準備が出来ましたので近くの保険所で接種を受けて下さい・・・」と思いますね。
それも、スマホかPCで接種申しを・・・。電子ツールを使わない(使いこなせない)高齢者は置き去りになるかも?
私的には日本人男子の平均寿命約82歳を過ぎれば、あとは「おまけの人生だと思って、何もしないで過ごそうかなと、思ってます。」
(あと、11年先の話ですが・・・・笑)
【エムズの片割れより】
八王子市の例では、ネットは20分で終了、電話は1時間半で終了。との事ですので、それぞれ数量を分けたのだと思います。
ネットでいっぱいでも、電話ではまだ予約できたかも。
自分は20分であきらめましたが、しつこく電話を掛け続ければ、運良くつながって、予約できたかも??
予約の仕組みは分かりません。
とにかく日本の接種率は、下記にあるように最下位。
政治の無策が招いた結果でしょう。嗚呼・・・
https://www.businessinsider.jp/post-232472
投稿: 杉ちゃん | 2021年4月 9日 (金) 11:36