サム・テイラーの「ハーレム・ノクターン」
自分が聞いてきた音楽のジャンルは、非常に偏っているが、それでも、門外漢のジャンルでも1~2曲は聞く曲がある。
自分が苦手のジャズの分野でも、このサム・テイラーの「ハーレム・ノクターン」は聞いていた。つまり自分だけで無く、どんなジャンルの音楽好きの人の心にも、入って行った名曲なのだろう。
この超有名な「ハーレム・ノクターン」は1955年の録音という。
サム・テイラーの「ハーレム・ノクターン」
この曲には、ちょっと長いもう一つの音源がある。こっちはオーケストラとの共演である。
サム・テイラーの「ハーレム・ノクターン」
そもそもジャズは、即興が持ち味。オーケストラとの共演では、完全にスコアがあり、その通りの演奏で、本人もやりにくかったかも?
サム・テイラーは日本と縁が深いらしく、1970年代には歌謡曲など、日本の廣いレパートリーの音楽をテナーサックスで吹き込んだ。まさに情感豊かな「ムード・テナーの帝王」だった。
そんなテイラーも1990年に74歳で、肝臓癌で亡くなったという。(自分も同年代・・・)
世代が代わって、巷に流れている音楽も随分と変わった。でも、いわゆる名曲は、世代に関係無く、長く受け継がれて行くのだろう。
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コメント
いつ頃聞いたかは覚えていないけど、この曲を聴くと新宿駅の近くの地下のトリスバーや学生寮の近くの赤提灯での時間を思い出します。1959年にそんな学生時代は終わりサラリーマン生活になりました
【エムズの片割れより】
どんなに時間が経っても、音楽だけは頭の中に残っていますね。
その情景も・・・
投稿: nobby | 2021年3月 1日 (月) 20:01