« 「創作四字熟語」2020 | トップページ | 石川さゆりの「風の盆恋歌」~なかにし礼さん死去 »

2020年12月24日 (木)

クールファイブと前川清の「悲恋」~中村泰士さん死去 81歳

今日(2020/12/24)のニュースで、こんな記事が流れた。

中村泰士さん死去 81歳 「喝采」「北酒場」で日本レコード大賞を受賞
 楽曲「喝采」「北酒場」で日本レコード大賞を受賞した、作詞作曲家で歌手の中村泰士さんが20日午後11時50分、肝臓がんのため死去した。81歳。本人の遺志により、コロナ禍において葬儀は身内のみにて大阪市内の寺院で執り行われた。
 中村さんは1939年5月21日生まれ、奈良県出身。歌手としてデビューした後、1968年に佐川満男の「今は幸せかい」で作曲家デビュー。ちあきなおみ「喝采」、細川たかし「北酒場」「心のこり」、桜田淳子「わたしの青い鳥」、いしだあゆみ「砂漠のような東京で」など、数多くの作品を手掛けた。
 所属事務所は先月、中村さんが9月末ごろ体調不良を訴え、10月初旬に大阪市立大学医学部附属病院で検査を受けたところ肝臓に腫瘍があることが判明したと発表。入院し抗がん剤による治療を受け、転移はなく、経過は良好と明かしていた。
 その後、11月14日にビルボードライブ大阪でワンマンライブ、12月5日には客船内でライブステージに立ったが、これが最後のステージとなった。後日、中村さんの伝えたかった音楽を聴くための会を、30~50代の一般の方を招待し、大阪市内で開催する予定。」(2020/12/24付「Yahoo!ニュース」ここより)

例によって、知っている人が亡くなると、追悼の意味も含めて、ここに採りあげたくなる。
wikiで中村泰士氏を見ると、非常に多くの曲を作曲している事が分かる。
今日は、そのうち、自分の大好きな内山田洋とクールファイブの「悲恋」(1971/11/25発売)を挙げてみる。

<内山田洋とクールファイブの「悲恋」>

「悲恋」
 作詞:川内康範
 作曲:中村泰士

ああ いまさら どうにもならないわ
どうにもならぬと 知りながら
心が疼いて 泣き出して
裸足で駈けたい 恋ごころ
どこにいるの どこにいるの
あなたはいない
恋といっしょに 恋といっしょに
消えてしまったの

ああ いまさら どうにもならないわ
どうにもならぬと 知らされて
うろたえながらも 意地を張り
涙を枯らして 気がついた
どこにいるの どこにいるの
あなたはいない
恋といっしょに 恋といっしょに
消えてしまったの

どこにいるの どこにいるの
あなたはいない
恋といっしょに 恋といっしょに
消えてしまったの

この歌については、前に「内山田洋が亡くなった・・・(音の良い歌謡曲)」(ここ)で少し書いた。
もう14年も前の記事である。しかし当時の素晴らしい録音は今も生きている。

その後、前川清が独立してから録音したものも聞いてみよう。

<前川清の「悲恋」>

自分がよく聞いた頃の歌手や作曲家が、次々と亡くなっていく。中村泰士さんも81歳という年齢から仕方が無い事かも知れない。
確かに、この歌も自分の独身時代の歌。半世紀も前である。そう考えると、ゾッとする!?

wikiを見ると、桜田淳子の歌もたくさん作っている。そのうち、桜田淳子の可愛い歌もここに挙げてみようかな・・・。

クールファイブ・前川清の歌は大好きで、ハイレゾ音源の発売を渇望していたが、耳が壊れてしまった老年の今となっては、もう音質を追求しても仕方が無いのかも知れない。
時代の流れを改めて認識した今日のニュースではある。

|

« 「創作四字熟語」2020 | トップページ | 石川さゆりの「風の盆恋歌」~なかにし礼さん死去 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 「創作四字熟語」2020 | トップページ | 石川さゆりの「風の盆恋歌」~なかにし礼さん死去 »