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2020年11月16日 (月)

今こそ!見たい韓国ドラマ!?と「浪漫ドクター キム・サブ2」

先日の朝日新聞に、こんな記事があった。

(今こそ!見たい)韓国ドラマ どっぷり、はまる面白さ
 「冬のソナタ」で韓流が日本に到来して17年。今やブームは定着しましたが、今年は第4次韓流ブームと呼ばれる現象が起こりました。ステイホーム中の世界でネットフリックスの配信によって「愛の不時着」などが大ヒット。アンケートの結果も時世を反映したものになりました。
 今年の新語・流行語大賞の候補にもなった「愛の不時着」。韓国の財閥令嬢と北朝鮮のエリート将校とのラブストーリーに芸能人や作家ら著名人の中にもハマったという人が続出した。
201114kandora  アンケートでも堂々の1位に。ネットフリックスで独占配信中だが、まだ見ていない、見られない、だからこそ見たい、という声も多かった。
 つい最近、動画配信サービスで韓国ドラマに出会ったという人も。「半年前の自分からは信じられないくらい、影響を受けています。冬ソナブームには乗れず、まったく興味がなかったのですが、どっぷりハマっている」(埼玉、50歳女性)
 「愛の不時着」を見たという人からは熱い声が届いた。
 韓国ドラマを長く見てきた千葉の女性(54)は「ラブ、サスペンス、笑い、涙のバランスが絶妙で本当によくできた作品。同じ時代に生きる同じ民族なのに、ドラマとわかっていても、南北分断に思いをはせ、涙が止まらなかった。絶対に他国でリメイクできない作品」という。
 韓国ドラマは本来苦手という東京の女性(62)も「最終回では涙があふれ、このような物語を描いた製作者に感謝したいほど。北朝鮮の普通の人々の生活も垣間見られ、一番遠いであろう海外事情を知り得たことも収穫だった」。
     *
 著書「女たちの韓流」(岩波新書)があり、韓国ドラマに詳しい山下英愛(よんえ)文教大学教授は「脚本、演出、演技で韓国の最高レベルがそろい、韓流ドラマの神髄がわかる作品」と評価する。大胆な設定、派手なアクションや大がかりなロケなどエンターテインメント性の高い作品になっていることに今の韓国ドラマの力量がわかるという。
 ヒョンビン(38)が演じた北朝鮮の将校の、どんなことがあってもヒロインを守ろうとする姿は日本でも大人気に。女性に献身的だが、支配しようとせず、つねに対等。「この世にこんな男性がいるんだろうかと思うくらい素敵でした」(東京、72歳女性)。彼に夢中になることは「『ヒョンビン沼』にはまる」と言われた。
 韓流スターとして人気が出て早15年、山下教授も演技力を買う。「今回はヒョンビンのいいところがよく出ている。鍛えた肉体は本物の軍人に見え、アクションも本格的にこなすが、マッチョさはなく繊細でソフトに見える。そのバランスがいい」
 ヒロインを演じたソン・イェジン(38)も日本では第1次韓流ブームから知られる。逆境でも明るく、財閥令嬢ながらも自力で実業家として道を切り開くヒロイン像は日韓の女性たちから支持された。
 山下教授が魅力を感じたのは北朝鮮の女性たちや日常生活を描いているところ。北朝鮮の兵士たちや村の女性たちなどの脇役を、実力派の俳優たちが達者に演じる。「どんな場面もどんな端役も、手を抜いたところは一つもなく、悪役にしろ、背景がきちんと描かれている。みんな、演技がうまいですよね」
 アンケートでは、韓国ドラマを「見ない」と答えた人も少なくないが、「愛の不時着」で「冬のソナタ」以来、十数年ぶりに見始めたという人もいる。
 「俳優の名前も知らずに見たが、伏線がちゃんと回収される内容に引き込まれ、もう3度目。また見るはず」(東京、59歳女性)、「これをきっかけに日韓関係も改善していってほしい」(茨城、49歳女性)。

 ■コロナ禍で響くテーマ
 自由コメントで圧倒的に多く寄せられたのは、第1次韓流ブームを代表する、あの2作品だった。
 「宮廷女官チャングムの誓い」。このドラマで韓国の文化・歴史を初めて知ったという人は多い。「韓国の宮廷料理のバリエーションに目を見張った」(福岡、62歳女性)、「チャングムの賢さとけなげさに今も感動しています」(神奈川、74歳女性)。埼玉の男性(63)は、「苦難に打ち勝ち、出世した夫婦が最後に下野して家族の生活に戻るという展開は、人間の幸せについて深く考えさせ、自分のサラリーマン人生にも少なからず影響を与えた」という。
 物語の後半、医女への道をきわめる姿をコロナ禍の今こそ、見たいという声もあった。
 「疫病騒動の最中にチャングムが一人ロックダウンされた村に取り残され、くじけそうになりながらも原因と治療法を探し求める姿がけなげで忘れられません」(兵庫、64歳男性)
     *
 もう1作は言うに及ばず、「冬のソナタ」。日本の韓流ブームの原点だ。男性からも熱い声が多く届いた。
 「韓国ドラマにあまり興味がなかったが、『冬のソナタ』を初めて見たときの衝撃は今でも頭に残っている。音楽も役者の演技も素晴らしかった。何回見ても飽きない」(愛知、64歳男性)、「いろいろ見たが『冬ソナ』『チャングム』は別格。いずれもセリフが秀逸で奥が深い」(東京、72歳男性)。
 アンケートではかつては夢中で見たのに見なくなったわけにこんな理由をあげた人が多い。
 「『チャングム』や『朱蒙(チュモン)』にはまり、徹夜で見た。しかしこれでは生活が壊れ、何もできなくなると思い、見るのをやめた」(千葉、61歳男性)
 一方、「育児に疲れるなか、夢中になれたのが本当に救いだった。あの時間があったお陰で今生きていると言っても過言ではない」(茨城、44歳女性)との声も。
 韓国ドラマはCMを挟まず1話70分近くあり、だいたい最低16話、100話を超す大作もある。「製作本数の多さが秀作を生んでいる」(大阪、56歳男性)。さらにこんな指摘も。「何十話もあるのに、脚本がよく出来ている。日本では政治的な内容はなかなか難しいが、韓国では忖度(そんたく)なしに描くことが多いので視聴者の心をわしづかみにする」(広島、44歳女性)(林るみ)
 <調査方法> 10月初旬にアンケート。1226人が回答。編集部の作ったリストの69作から選んでもらった。12位以下は(12)馬医(13)朱蒙(14)100日の郎君様(15)コーヒープリンス1号店(16)トッケビ――と続く。」(2020/11/14付「朝日新聞」b2より)

改めて、上の記事で採りあげていたベスト作品は・・・(*は自分が見た作品)
①愛の不時着 *
②宮廷女官チャングムの誓い *
③冬のソナタ *
④イ・サン *
⑤トンイ
⑥梨泰院クラス
⑦オクニョ 運命の女
⑧太陽を抱く月
⑨私の名はキム・サムスン
⑩IRIS(アイリス)
⑩太王四神記
⑫馬医
⑬朱蒙 *
⑭100日の郎君様
⑮コーヒープリンス1号店
⑯トッケビ

上の*印は自分が既に見た作品だが、当blogを検索すると、自分は他に下記の作品を見ている。
「浪漫ドクター キム・サブ2」
「浪漫ドクター キム・サブ」
「商道(サンド)」
「風の国」
「ホジュン」
「砂時計」
「海神」

自分が韓ドラに出会ったのは「海神」。(ここ)にも書いているが、兄貴がDVD-BOXを買って、自分に「見ろ」と押し付けてきたのが最初。それが2008年1月の事だった。
それ以降、結構見た。「冬ソナ」も抵抗があったが見た。そして最近の「愛の不時着」。(当サイトの右上の「サイト内検索」で「韓国ドラマ」または「韓ドラ」で検索すると、昔の記事が出てくる。なお、当サイトでは「韓国ドラマ」&「韓ドラ」という二つの名称を使っている)

201116doctor2 最も最近に見た韓国ドラマは「浪漫ドクター キム・サブ2」だ。「浪漫ドクター キム・サブ」については、ちょうど1ヶ月前に「韓ドラ「浪漫ドクター キム・サブ」を観る」(ここ)を書いたが、2020年にその続編の「浪漫ドクター キム・サブ2」が韓国で放送されたと言うが、(ここ)にあるように日本ではまだ配信されていない。

これは内緒話だが、ダメ元で(ここ)で、送料共900円でBDを買ってみた。これが結構楽しめた。案の定、日本語の字幕は、誤植があるが、でも内容は充分に伝わり、楽しめた。
見終わった感想は、第一作よりも、この第二作の方が、落ち着いていて完成度が高く、「2作目の方が上」というのが我が家の評価。
この作品は、色々な韓国ドラマのベスト作品にはランクされていない。しかし、我が家では1日1作ずつ見たが、次の日が楽しみで、充分に楽しめた作品。
いずれ正式に配信になったら、また見てみようかな・・・

読書とTVドラマで時間が過ぎる、コロナ渦の老後の毎日ではある。

(2020/12/29追)
WOWOWで、2021/01/29より毎週2話ずつ放送予定。

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コメント

こんばんは。いつもいろいろと参考にさせてもらっています。ありがとうございます。「愛の不時着」、「浪漫ドクター キムサブ」 観ました。とても良かったです。中国ドラマですが、「ろうやぼう」がとても面白いです。

【エムズの片割れより】
「ろうやぼう」予告編を見ましたが、なかなかの大作のようですね。
今度チャレンジしてみま~す。

投稿: MK | 2020年11月20日 (金) 20:12

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