「漱石」読破にチャレンジ中
現在、夏目漱石の作品読破にチャレンジ中である。
先日、「(今こそ!読みたい)夏目漱石!?」(ここ)という記事を書いた。その時、思い立ったのが、今ごろ!!だが、全部とは言わないが、改めて漱石にチャレンジしてみようかな・・・ということ。
全作品読破は、藤沢周平に始まって、佐伯泰英にチャレンジ中に横道にそれて、山本周五郎にチャレンジ中・・・に、また横道にそれて・・・の漱石である。
“全作品”にこだわって、文庫本をそろえてはみたが、なかなか最後までたどり着かない。
そもそも道楽なので、気が向けば横道にそれるのも気にしないことにした。
それで、今は漱石なのである。
「三四郎」「それから」「門」の三部作を改めて読んで、昨日と今日で「坊っちゃん」を読んだ。解説を読むと、「坊っちゃん」は、明治39年3月17日から3月23日の、たった一週間で書いた作品だという。これは1日31枚という驚異的なスピード。
確かに、「三四郎」にあるような理屈っぽい文章は少なく、一気呵成のベランメイ調で、いわゆる痛快小説だ。
高校時代に読んでからの、60年ぶりだったが、今でも面白い。それにしても、新潮文庫だけで400万部以上、200刷近いというから驚き。
内容を改めて眺めてみると、四国の中学に赴任してから、たった1ヶ月間の出来事を書いたもの。ある意味、単純なので1週間で書けたのかも知れない。
さて、明日から難物「猫」である。高校以来、2~3回は途中で挫折した作品。今度は大人らしく、じっくりと投げないで読んでみるつもり。
それにしても、漱石の作品数は少ない。中長編ではたった15作品しか無い。自分が藤沢周平を読んだのが64冊(ここ)、山本周五郎(ここ)も64冊(まだ読んだのは38冊だが)なので、いかにも少ない。
それ故、漱石の15冊くらい読むのは何でも無いのかも!?
でも、いかにも難しそうな漱石。「坊っちゃん」のようにはいかないだろう。
また、漱石を卒業したら(投げ出したら)記したいと思うが、とにかく今は漱石にチャレンジ中なのである。
●メモ~「サイト内検索(ココログ用全文検索)」設置(2020/10/30)
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