「キューバがコロナ抑え込みに成功・知られざる最先端の医療」~TV朝日
昨日(2020/08/05)、カミさんが、たまたまTVを点けたら「キューバのコロナ対策が素晴らしい」という番組をやっていたというので、タイムシフトで後から見た。テレビ朝日の【大下容子ワイド!スクランブル】<NEWSドリル>「キューバがコロナ抑え込みに成功・知られざる最先端の医療」という番組(ここ)。
なるほど。キューバの医療の話は知らなかった・・・。そもそもこの番組はほとんど見ない。
しかしこれは心に残る番組。かと言って文字起こしをするのも面倒なので、何とか、この番組の動画がNetに挙がっていないか調べたが、無かった。しかし、番組紹介のページはあったので下記に転記する。
「2020/08/05 AM11:26~11:39テレビ朝日 【大下容子ワイド!スクランブル】
<NEWSドリル>キューバがコロナ抑え込みに成功・知られざる最先端の医療
カリブ海に浮かぶ島キューバ。
キューバはラム酒やたばこ、砂糖の生産で知られている。
キューバは感染の抑え込みに成功している数少ない国の1つだという。
キューバ共和国特命全権大使のミゲルAラミレスは、キューバは「医師の数が世界で最も多い国の1つで予防医学に基づいた医療システムが充実している」と話す。
すべてはキューバ革命から始まった。
1959年にフィデル・カストロが親米のバティスタ政権を打倒したキューバ革命で活躍した革命家のチェ・ゲバラ。
医学生時代の南米縦断旅行中に先住民の困窮を見て革命思想に目覚め、医療体制の礎を築くきっかけとなったという。
現在のキューバでは国民皆保険制度のもと医療費はすべて無料で提供。
新型コロナウイルス用に1万の病床を用意、472の集中治療室を用意している。
キューバはコロナ対策として、ファミリードクター制度がある。
医師が1人あたり200世帯を受け持ち、国民とコミュニケーションをとって健康を管理。
院内感染のリスクを抑えられるという。
強力な隔離措置。
PCR検査で感染が分かった人と接触者全員を隔離施設に受け入れるという。
これにより無症状者による感染拡大を食い止めているという。
財源はキューバが海外へ医師を派遣し、得ている外貨。
海外向け医療サービスで獲得した約6761億円を国内の医療サービスに還元している。
ハバナ、駐日キューバ大使館の映像。
ジョンズホプキンス大学、2019年キューバ共和国公衆衛生省、2018年労働省の統計、2018年政府統計情報局から。
ジャーナリスト・柳澤秀夫、弁護士・萩谷麻衣子、元衆議院議員・杉村太蔵のスタジオコメント。
ファミリードクター・リズカバレロ医師のコメント。」(ここより)
13分の番組。動画は無理だが、せめて音声だけでも挙げておく。下の静止画と共に聞いて貰えれば大体分かるのでは?(そのうち、Youtubeにも挙がるかも知れないが・・・)
<TV朝日「キューバがコロナ抑え込みに成功・知られざる最先端の医療」>
自分は、そもそも社会主義の国には懐疑心を持っていた。崩壊したソ連。人権を踏み潰して南シナ海まで占拠している覇権国の中国。黒いベールの独裁国の北朝鮮等々。
それが、キューバという国は、新の意味での社会主義を全うしているという。
コメンテーターが言っていたが、「ドクターX」の大門未知子が腕を磨いたのがキューバの病院。
なるほど・・・。納得が行った。
建国の父(ゲバラ)の理想=医療費・教育費無料の国を、営々と実践している国。それに米国の支援を受けられないので、独自に全てを自国で開発。それで世界の最先端を行く。
お金の力で、アフリカなどの弱い国のインフラを作り、それを橋頭堡に、その国を乗っ取っていく中国のやり方と、医師を派遣して人の命を救って外貨を稼ぐキューバとの“品”の違い!
いやはや社会主義国も色々だ。そしてキューバを見直した。
カリブ海・・・。行ってみたいが、もうチャンスは無いだろう。
素晴らしい国は北欧だけかと思っていたが、カリブ海にもあったのだ。
なかなか勉強になったキューバの医療の話である。
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