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2020年6月 9日 (火)

知的好奇心を満足させるBS-TBSの「関口宏のもう一度!近現代史」

BS-TBSの「関口宏のもう一度!近現代史」(毎週土曜 ひる12:00〜12:54)(ここ)は、なかなか知的好奇心を満足させる番組である。
この番組を見付けたのは、2020/02/07付「朝日新聞」の番組表での「次回8日は、日清戦争が始まる・・・」という紹介記事。直ぐに予約をした。
16~18回は見て直ぐに削除したいたが、この番組は取っておく価値があると思って、19回以降は録画を消さないでいる。

番組の紹介にはこうある。
200609sekiguchi 「関口宏のもう一度!近現代史」
番組内容

関口宏が「日本近現代史」をテーマに、近現代史研究の第一線にたつ保阪正康氏をパートナーに迎え、歴史的テーマを取り上げる歴史番組。
時代は令和に代わり、ニュースでは国際関係が連日取り上げられている。めまぐるしく変化する現代社会を理解するための力強いツール、それが「日本近現代史」。
教科書で習った年表の一行。当時の空気や、日本人の思いを汲み取り、現代日本の足元を見つめなおすきっかけになるに違いない――。」ここより)

<これまでの放送>
第1回 大政奉還から始まる「時代の節目」 2019年10月12日(土)放送
第2回 明治元年(1868年)の1年間 2019年10月19日(土)放送
第3回 「明治2~3年」 2019年10月26日(土)放送
第4回 明治4年 明治維新最大の改革 2019年11月2日(土)放送
第5回 明治5年、岩倉使節団・文明開化の波 2019年11月9日(土)放送
第6回 明治6年、徴兵令・地租改正 2019年11月23日(土)放送
第7回 明治6年の政変と自由民権運動のはじまり 2019年11月30日(土)放送
第8回 明治8年~9年、国会開設の準備・廃刀令 2019年12月7日(土)放送
第9回 明治10年、西郷隆盛・最後の1年 2019年12月14日(土)放送
第10回 明治11年~琉球処分・コレラ大流行ほか 2019年12月21日(土)放送
第11回 明治14年~国会開設の勅諭・日本銀行設立 2019年12月28日(土)放送
第12回 明治16年~秩父事件・伊藤博文が初代総理 2020年1月11日(土)放送
第13回 明治19年~ノルマントン号沈没・大日本帝国憲法 2020年1月18日(土)放送
第14回 明治22年~日本初の総選挙・帝国議会 2020年1月25日(土)放送
第15回 明治24年~大津事件・朝鮮内乱ほか 2020年2月1日(土)放送
第16回 明治27年~日清戦争 開戦 2020年2月8日(土)放送
第17回 明治28年~日清戦争後のアジアとロシア南下の脅威 2020年2月15日(土)放送
第18回 明治31年~明治維新の清算・緊迫の大陸 2020年2月22日(土)放送
=====
第19回 明治33年~日露戦争開戦前夜に迫る! 2020年2月29日(土)放送
第20回 明治37年~日露戦争 開戦 2020年3月7日(土)放送
第21回 明治38年~日露戦争「日本海海戦」 2020年3月14日(土)放送
第22回 明治38年~満州・朝鮮半島進出の足掛かり 2020年3月21日(土)放送
第23回 明治42年~伊藤博文の死と韓国併合 2020年3月28日(土)放送
第24回 明治45年~時代は「明治」から「大正」へ 2020年4月4日(土)放送
第25回 明治時代とは…特別編 2020年4月11日(土)放送
第26回 明治時代とは…特別編「近代化」 2020年4月18日(土)放送
第27回 近代国家の幕開け~江戸幕府の最後 2020年4月25日(土)放送
第28回 明治維新三傑「西郷隆盛」 2020年5月2日(土)放送
第29回 明治時代の第二世代「伊藤博文」 2020年5月9日(土)放送
第30回 日清戦争 2020年5月16日(土)放送
第31回「日露戦争」 2020年5月23日(土)放送
第32回「明治天皇」 2020年5月30日(土)放送
第33回「近代日本の帝国主義の歩み①」 2020年6月6日(土)放送
第34回「近代日本の帝国主義の歩み➁」 2020年6月13日(土)放送
・・・

前にBSテレ東で「池上彰の現代史講義」(ここ)を放送していたが、それに続く面白さ。

自分のキライだった歴史を親切に分かり易く解説してくれる。
残念だったのは、最初から見ることが出来なかった事。BS-TBSには、再放送のリクエストをしているが、さてどうだろう?

自分はそもそも半藤一利さんが好きだった。半藤さんの言うことは信じた。よって半藤さんの番組は、見付けると見ていた。しかし、半藤さんも御年90歳。なかなか表に出なくなってきている。それに代わって注目したのが保阪正康さん。保坂さんは“まだ”80歳。

この番組は、大正、昭和と、まだまだ先が長い。
歴史の好きな方も、復習の意味でこの番組はよろしいかと・・・

(2022/04/05追)
この番組も123回をもって終了しました。
第19回~第123回までの101回分(数回抜け)の録画があります。
もしご覧になりたい方が居られましたら、メールで!

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コメント

>BS-TBSには、再放送のリクエストをしている

YouTubeで過去の放送は公開されているようです。BS-TBS「関口宏のもう一度!近現代史」で検索してみて下さい。多分全て見られるようです(全てチェックしたわけではないですが)。

【エムズの片割れより】
残念ながら、挙がってのは、すべて16秒だけのPRビデオだけでした。
どなたか全編を挙げてくれるとうれしいのですが・・・ね。

投稿: classical.s | 2020年6月 9日 (火) 12:04

そうでしたか。
確認不十分でした、申し訳ありませんでした。

別件ですが、
6/5ウィーン・フィルが3か月ぶりにコンサート行いました。観客数を百人以下にしたそうです。
この演奏会の模様が明日BS1で放送されます。
番組名は「国際報道2020 音楽の灯を守れ~ウィーン・フィル活動再開」22:00~です。

【エムズの片割れより】
情報ありがとうございます。
さっそく予約しました。

投稿: classical.s | 2020年6月 9日 (火) 16:49

こんにちは。
私も毎週見ていますが、良い勉強になります。
この番組を気が付いたのが、2回目の放送でした。1回目が見られなかったのが残念です。
そんな訳で、2回目の放送開始5分後から録画を開始、毎週録画をしてCMを削除して
全てブルーレイにダビングをして残しています。何時まで続けられるか分かりませんが、
毎週楽しみにしております。

【エムズの片割れより】
そうですか。
当方、①~⑱までがありません。
ザンネン!

投稿: camellia-02 | 2020年6月10日 (水) 11:40

ご存じかもしれませんが、保阪正康さんのラジオ番組を毎回聞いています。ご参考まで。

ラジオ第2 毎週月曜 午後8時30分 再放送 毎週月曜 午前10時

月曜 「NHKラジオ・アーカイブス ~ 声でつづる昭和人物史」

この番組では、これまでNHKが放送してきた番組や保存している音声資料から、昭和という時代を生きた人々を取り上げ、その人となり(人物像)や歴史的意味をたどります。
解説はノンフィクション作家の保阪正康さん、聞き手は宇田川清江さんです。

【エムズの片割れより】
お陰さまで、この番組は、相当前から愛聴しています。
吉田茂が始まりましたね。

投稿: かうかう | 2020年6月10日 (水) 19:17

日刊ゲンダイでも保坂氏が連載をしています。最近記事のながれで出た無責任で有名な軍人は牟田口廉也でした。

テレビはエムズさんにおしえていただき、あすから予約でみます。ちなみにとなりのテレビ局案内に徹子の部屋 ゲスト樋口恵子さん(再放送=ひと月前くらいの地上波?)がありましたのでそちらもついでにみることにしました。

【エムズの片割れより】
日刊ゲンダイの「保阪正康 日本史縦横無尽」はたまに読んでいます。
関口宏は、19回以降は録画が残っています。

投稿: kmetko | 2020年6月12日 (金) 13:47

政治にはすごい力がある。しかし今の日本の政治にはそれが出来ていない。このことを改めて強烈に感じさせてくれたのが、週末のラジオと新聞でした。。
(1)6月13日(土)TBSラジオ、久米宏ラジオなんですけど。今月で終わる同番組、
今日のゲストは元衆議院議員 田中真紀子さんとのトーク35分。真紀子節は冴えていました。 https://search.yahoo.co.jp/search?p=%E4%B9%85%E7%B1%B3%E5%AE%8F%E3%83%A9%E3%82%B8%E3%82%AA%E3%81%AA%E3%82%93%E3%81%A7%E3%81%99%E3%81%91%E3%81%A9+%E3%80%80%E7%94%B0%E4%B8%AD%E7%9C%9F%E7%B4%80%E5%AD%90&x=wrt&aq=&ai=&ts=18209&ei=UTF-8&fr=top_ga1_sa&mfb=P058
スポットライト2  35.51分
   
(2)6月12日(金)毎日新聞夕刊特集ワイド。13日にロードショーとなるドキュメンタリー映画「なぜ君は総理大臣になれないのか」を見て考える。現役の小川淳也衆議院議員(当選5期、49歳)の生き方を追った記事でした。
http://www.nazekimi.com/

投稿: かうかう | 2020年6月14日 (日) 22:23

私もこの番組を毎回欠かさず観ていますが、番組に気づくのが遅かったので、大正時代の「スペイン風邪」のとき(2020/7/18放送)からです。スペイン風邪といえば、今週からNHKBSPで再放送がはじまった1997年の朝ドラ「あぐり」ではあぐりの二人の姉がスペイン風邪で次々と亡くなり、少し遅れてあぐりの父親も亡くなる。朝ドラでスペイン風邪がとりあげられるのは珍しい気がします。「おしん」もこの時代を生きた人物ですが、関東大震災の場面はあっても、スペイン風邪のことはドラマの中では話題になっていません。実は私もスペイン風邪と無関係とはいえないのです。私の亡くなった母は大正7年(1918年)の11月の生まれですが、翌大正8年には母の母親(つまり私の母方の祖母)がスペイン風邪のためにゼロ歳だった私の母を遺して亡くなっています。したがって私の母は実の母親との思い出はなしに育ち、当然ながら私は祖母の顔を知りません。
先々週の「近現代史」は2時間スペシャルの「満州国はどんな国だったか」でした。冒頭には満州出身の著名人として加藤登紀子、なかにし礼、澤地久枝といった人たちと並んで放送作家・脚本家のジェームス三木が挙げられていましたが、先週終了した再放送の朝ドラ「澪つくし」(沢口靖子主演、1985年放送)はそのジェームス三木の作でした。主人公の姉は満州から苦労して帰国するが、病死。夫はフィリッピンへ軍属として徴収され、戦死。「澪つくし」の前の再放送朝ドラは「はね駒」(1986年放送、斉藤由貴主演)で、時代はさらに遡りますが、主人公の兄は日露戦争で死亡する。その前の再放送の「おしん」では主人公のおしんは最愛の長男を太平洋戦争で失う。NHKの朝ドラというと、かならず、日中戦争、太平洋戦争が出てきますが、まさに「近現代史」の庶民版(?)なんですね。

【エムズの片割れより】
当方、「第19回 明治33年~日露戦争開戦前夜に迫る! 2020年2月29日」以降の録画があります。
もしご覧になりたい場合は、当サイト右にある、メールでご連絡下さい。
ところで、この番組、本になっているんですね。「関口宏・保阪正康の もう一度! 近現代史 明治のニッポン 」2020/10/19発売

投稿: KeiichiKoda | 2021年4月 2日 (金) 07:11

どうもありがとうございます。本は講談社から「関口宏・保阪正康のもう一度!近現代史ーー明治のニッポン」というタイトルで出版されていますが、番組の中でアナウンスされていたので、購入し読了しました。これで番組で聞きそびれていた分はカバーされました。番組の放送分を観たくなったら、ご連絡させていただきます。保阪さんといえば、文藝春秋(月刊)で「日本の地下水脈」という題する連載を第1回を2020年7月号からはじめました(2021年4月号現在で第9回目)。近現代史を掘り下げた内容になっています。いずれ、単行本になるのでしょうが、私もこの連載のほうも読み始めたところです。

投稿: KeiichiKoda | 2021年4月 3日 (土) 08:56

2021年11月号の「文藝春秋」のエッセイ欄に久邇邦昭という人が書いた文章の冒頭はつぎのようにはじまります。「何年前だったか、山手線に乗っていたところ、4-5人の高校生と思しき一組がいた。中の一人が「おい君、日本はアメリカと戦争をしたのかい」というと、他の一人が「そうらしいな」と返した。その後、「そいでどっちが勝ったんだ」「さあ知らんな」などと話しているので耳を疑った」、と。ちょっと信じられない話だ。毎年、8月になると、広島・長崎の原爆投下、終戦記念日のニュースが流れる。どこの国が投下した原爆?終戦とは主としてどこの国との戦争が終わった日だと(その高校生たちは)考えているのだろうか?NHKの朝ドラを見ているだけでも、ほとんどの朝ドラには戦争の話がでてくる、出征、空襲、終戦・・・と、戦争の話がでてこない朝ドラのほうがむしろめずらしい。10月から新しく再放送の始まった2つの昔の朝ドラ「マー姉ちゃん」(1979年放送で現在NHKBSPで午前7:15に再放送中)と(午後NHK総合で再放送中の)「純ちゃん応援歌」(1988年放送)を見始めてしまったのですが、前者は「サザエさん」の長谷川町子一家の話だが、いまは戦前の東京に暮らす一家だが、まもなく戦時体制にはいり、一家は福岡に疎開するはず。後者は、戦後間もない小野一家の話。せっかく終戦になって満州から無事引き揚げてきた父親だったが、引き揚げ中の苦労がたたったか、病死してしまう。新しい朝ドラ「Come Come Everybody」の本日(11/12)の場面は日本が真珠湾を攻撃し、太平洋戦争にはいったところで終わる。
昔、香港から来た(香港の返還以前だったか?)中国人の学生と話したことがあるが、日本史は勉強したことはあるのかと聞くと、明治以降の近現代史は学校で勉強すると答えた。日本も、日本史は近現代史から始めたらいいのではないか?近現代史を勉強したら、江戸時代、室町戦国時代・・・へと昔へ遡って学ぶ。奈良時代や平安時代はどうでもよいとはいわないが、重点は明治、大正・昭和の近現代史、まさに関口・保阪の「もう一度近現代史」が対象とする世界を学ぶことに置かれるべきではないだろうか?

【エムズの片割れより】
高校生の話は、ちょっと信じられませんが、それが現実ですか!
今の学校での歴史授業は、近現代史はどのように教えているのでしょう?
自分の頃は、大正、昭和に行く前に授業が終わってしまった記憶があります。

投稿: Keiichi Koda | 2021年11月12日 (金) 11:29

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