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2020年2月 1日 (土)

澤地久枝氏・近藤正臣氏の「舌の記憶」

先日、NHKラジオ深夜便で聞いた「深夜便アーカイブス「特選・舌の記憶~あの時あの味」」が面白かった。山田洋次・澤地久枝・近藤正臣・柳田邦男各氏の話だった。
これらは再放送だが、前に聞いた記憶が無い。「舌の記憶」というテーマで、あまり気乗りがせず、録音していても聞き飛ばしていたらしい。
しかし、今回、いわゆる有名人の「食」についての話を聞いて、なかなか新鮮だった。
そのうち、2氏の話を聞いてみよう。

<澤地久枝氏の「舌の記憶」2016/10/14初回放送、2020/01/15再放送>

澤地久枝さんは「アベ政治を許さない」の九条の会呼びかけ人だが、初回放送当時86歳にしても元気。満州からの引き揚げの難民としての生活のお話は、今さらながら凄まじい。
今の若い人は、こんな話を聞いても、たぶんポカンとするのだろう。
「食」という切り口での話だったが、一人暮らしをされているという。1人で、家事をし、食事を作り、筆をとる、という毎日。
しかし、心臓が悪いので、塩分を徹底的に減らし、血液サラサラのために納豆は40年間食べていないという。3度の心臓手術を経験したというので、ググってみたら、29歳の時から39歳、そして64歳の時の3度手術をしたらしい。病名は僧帽弁狭窄症で、現在はペースメーカーが入っているという。
そんな体でも、90歳近くなっても一人暮らしでの作家生活。
強烈な意志があると、元気を保つらしい!?

<近藤正臣氏の「舌の記憶」2017/04/14初回放送、2020/01/16再放送>

次の近藤正臣氏の「舌の記憶」はなかなか楽しい。あらゆるドラマに出演中だが、京都出身とは知らなかった。子どもの頃、裏の鴨川で取ったウナギは、母親が知人に裂いて貰って、母親の料理屋の客に出したという。
氏は自分も若い頃から知っている俳優だが、現在はもう77歳だという。イメージとしては、“若い”のだが、歳月は経っている。

改めて、最近「食」の重要性を再認識している。人間も動物。いつも“食べて”いる。朝食を食べたと思ったら、4時間後にはもう昼食。そしてまた5~6時間すると、今度は夕食。いつも食べている時間のような気がする。
そもそも、我々の内臓は、心臓と肺を除くと、他は全て食べるために存在している臓器のようだ。それだけ「食」は生きるために重要だということ。
動物は、食べられなくなることは死を意味する。インプットが無くなれば、アウトプットが無くなるのは当然。
毎日の「食」は、人生のこよない楽しみでもある。だから上の澤地さんのように、塩分控えめが要求される病気を持った人は、人生の相当部分の楽しみが奪われた格好。
何を隠そう自分も、血液ドロドロと医者に言われているが、あまり節制する気が無い。幸いにも塩分控えめ、は言われていないのでラッキー。
でも、健康年齢を超えた。澤地さんを見習って、そろそろ自重せねば!?


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コメント

我が家が疎開をしたのは、終戦の2ヵ月前でしたから私は5歳でした。強烈な思い出があります。母が鬼の様な顔をしてホウキを持って追いかけてきたのです。疎開先の家から30メートルぐらいの距離だと思います。そこに神社があって、5.6人の兵隊が寝泊まりしていました。兵隊に見られて母は私を追いかけるのをやめました。私は大声を上げて泣き叫んでいました。何故あんなに母が私を怒ったのかわからずにいましたが、大人になって思い出が繋がりました。その日の朝、2歳の弟を連れて近くの畑に入り近所の家の里芋の葉っぱを何本か折って遊んだのです。まだ収穫前の里芋ですから、葉を折ってしまったら里芋が大きくなりません。
肩身の狭い疎開者が、大事な食料をダメにしてしまったのですから、母は見せしめの為に子供をホウキで殴ろうとしたのだと思います。
山間地の農地の狭い集落ですから、母はどのくらい困ったか今なら理解できます。しかし私はずっと母を許す気持ちが無いまま大きくなりました。不幸な事でした。私が13歳の時、母は亡くなってしまいました。今でもまだ母を完全に許す気持ちになっていません。優しい人だと母を知っている人は、口を揃えて言いますが、そんなことはないとつぶやく気持ちが残っています。食べ物の恨みは何よりも大きいと思います。もう戦争はこりごりです。人間がたかが里芋、5,6個の事で鬼になって仕舞うのです。

【エムズの片割れより】
大変に深いお話です。
5歳の時の出来事を鮮明に覚えているのは、どれだけショックだったかを表していますね。
しかし、相手が亡くなってしまうと、やり直しが出来ません。振り返ることも出来ません。
心に留めておきたいお話です。
ありがとうございました。

投稿: 白萩 | 2020年2月 2日 (日) 22:36

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