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2019年10月31日 (木)

「いつも自然体で!」~女優 秋吉久美子さんの話

先日、NHKラジオ深夜便で「私のアート交遊録 いつも自然体で!女優 秋吉久美子」(2019/10/24放送)を聞いた。
秋吉久美子という女優は、相当昔から知っているが、この放送を聞いて、彼女がこれほどの“才女”とは知らなかった。恐れ入りました。

<NHKラジオ深夜便「いつも自然体で!」~女優 秋吉久美子>


この番組のテキスト(文字版)は(ここ)にあるが、福島県の磐城女子高の出身だそうだ。
ここは言わずと知れた受験高校。そこでもかなり奔放だが優秀だったらしい。
番組を聞きながら、wikiで彼女の経歴を読んで見ると、自分の今までの思い込みが真実から大分ずれていたことに気付いた。つまり、秋吉久美子という女優は、単なる舌足らずの可愛い子ちゃん(失礼!)だと思っていたが、なかなかの才女だったのだ。
そもそも両親が優秀だったらしい。

話が飛ぶが、昔、下の息子が小学生のとき、中学受験の日能研という塾に通ったことがある。その塾に入る試験のとき、その日能研から言われたのが「勉強させて東大に入れようなんて思っても、両親が東大出でなければ絶対にムリ」という話。
それをいまだに覚えている。つまり、血は争えないということか、トンビは絶対にタカを生まない、ということらしい。

話を戻すと、彼女は相変わらずの話し方だが、その根性は凄まじく、40歳で女優業を一旦止めて英米に渡り、英語の勉強と映画の編集の勉強をしたという。
そして53歳で早稲田の大学院に入り、修士として卒業。
そのきっかけが、「両親を亡くして、両親が一番喜ぶことは何だろうと考えたところ、高校を出て女優になった道をもう一度学問の場に戻ってやり遂げる、そして貢献することをしようと思いました。」だという。

191031akiyoshi そして面白かったのが(27分頃)。「頭を使い過ぎるとカルシウムが無くなるんでしょうか、爪がボロボロになって、レポートを出す時に教授から「何だ君のその汚い爪は。それでも女優か?」と叱られた。「そんなこと、修士論文のことを考えたら、構っていられません」と言ったら、「爪を切りなさい」と言われた。帰りにコンビニで爪切りを買って切った。そのとき「本当に端的に今私がやらなければいけないことを教えてくれた」と、人生での掴みがその時にあった。」という部分。

何とも深い話である。深い人生経験である。
女優として大成していても、この前向きな生き方。単に女優の道だけで終わろうとしない人生観。

まさに目からウロコ。
カミさんがよく、「お笑い芸人の人たちも、高学歴の人が多い」と言うが、人は表面だけ見ても分からない。
自分の人を見る目はまだまだ未熟だと悟った。


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