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2019年8月 1日 (木)

現代医療としての漢方~肩凝りがツライ

先日の朝日新聞にこんな記事があった。

「(はてなスコープ)現代医療としての漢方 西洋医学の「苦手」も改善
 「漢方」は、日常的に頼りにしている人もいれば、効果を疑問視する人もいる、受け止め方は千差万別なのが現状です。病気の原因を特定し、取り除くという西洋医学とは考え方が異なることが背景にありますが、両者は対立するものではなく、補完する関係。漢方薬は医療現場や薬の開発現場でも存在感を示しています。
190801kanpou  漢方のルーツは中国にあり、6、7世紀に朝鮮半島を経由して日本に伝わったとされます。宗教や芸術などの文化と同様に、伝来してから独自の発展をとげていきます。江戸時代には、オランダから解剖学などに基づいた西洋医学がもたらされたのを受け、混同を避けるため、「漢方」と呼ぶようになりました。
 現在の漢方は日本の伝統医療として、中国の「中医学」、韓国の「韓方」とは区別して位置づけられています。日本の大学の医学部では、西洋医学の各診療科を学ぶだけでなく、漢方が必修授業として組み込まれています。
 西洋医学は耳鼻科、泌尿器科などのように、ターゲットを明確にして、薬や手術などピンポイントに作用する治療が特徴です。一方、漢方では、体内の神経系やホルモンなどの内分泌系のネットワークを介して、病気が全身のバランスを崩していると解釈します。
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 診察方法は症状などを聞き取る問診に加え、舌の状態やおなかの弾力を確かめます。これらを総合的に判断して、バランスを正常にするため、生薬を調合した漢方薬を処方します。バランスの崩れは一人ひとり異なるため、訴える症状が同じであっても、異なる漢方薬が処方されることもあります。
 漢方薬の原料となる生薬は、天然由来の植物や動物、鉱物など多岐にわたります。北里大東洋医学総合研究所によると、国内では二百数十種類が使われています。
 生薬の種類と量の組み合わせによって、漢方薬の種類は無数に及びます。そのうち調合済みの製品化された約150種類は保険適用されています。一般的な医療機関で処方されるのは、この中に含まれているものがほとんどです。
 漢方薬の名称で、語尾は形状を表します。「…湯」は煎じ薬、「…散」は粉薬、「…丸」は粉を固めたものです。煎じ薬は飲む人の手間がかかるため、今ではインスタントコーヒーのように乾燥、粉末化させたエキス剤が主流となっています。
 漢方薬は医療現場に浸透しており、日本漢方生薬製剤協会の調査によると、医師の9割が漢方薬を処方した経験があるとされます。特に原因が見当たらないのに体調が悪い「不定愁訴」という状態は、西洋医学的には対処が難しく、漢方薬で改善をはかります。ただ、漢方独特の診察をせずに漫然と処方するケースもみられ、北里大の小田口浩・東洋医学総合研究所長は「深い知識をもち漢方に通じた医師を育成しなければならない」と指摘します。
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 一方、明確な治療効果を狙って使われる漢方薬もあります。胃腸などを治療する開腹手術後、腸が閉塞(へいそく)し腹痛などを伴う「術後イレウス」という合併症が起きることがあります。「大建中湯(だいけんちゅうとう)」という漢方薬にはこれを予防、治療できるとの報告があり、消化器外科では広く使われています。
 また、インフルエンザ治療薬「タミフル」の原料成分のシキミ酸は、生薬やスパイスとして知られる「八角(はっかく)」に含まれています。こうした生薬の有用成分を分析して治療薬の開発につなげる研究は広く行われています。西洋医学と漢方は互いに補い合いながら発展を続けています。(野中良祐)

 ■これから
 世界保健機関(WHO)で5月に採択された最新の国際疾病分類に、漢方を含む東洋医学の項目が初めて加わりました。これまでは各医師の経験の共有といった段階にとどまりがちでしたが、今後は症例や治療の表記の統一が進むことで、科学的な根拠や信頼性を高めた漢方治療が可能になると期待されます。」(2019/07/13付「朝日新聞」b5より)

最近自分がお世話になっているのが、葛根湯。風邪の引き始めに飲むと、確かに体が熱くなり、翌日には良くなっている。体温が重要だということ。

漢方とは違うが、最近、肩凝りで整骨院に通い出した。前に肩凝りについて書いたのが5年前(ここ)だった。
その時は、始めて整骨院に行った経験談だったが、今回は、同じ団地の中にある整骨院に行ってみた。ここはカミさんの友人からの紹介で、個人が開いている医院。近くに住んでいるということで、口コミに耐える必要があり、まあそれを信用に、行ってみようかと・・・
カミさんに勧められるまま、7/29に初めて行ったのだが、正味20分。5年前に行った整骨院は、人による治療のあとに電気治療があったが、ここではそれは止めたという。
確か前は1時間近くやったと思うが、ここでは一人20分。それだけに料金も安い。
治療したもらった後は、さすがに肩が楽になり、ヤレヤレと思ったが、一晩寝たら戻ってしまって、また湿布の貼り薬をペタリ。連日貼るので、肩が赤くなってしまった。

なるべく貼らないようにと、今日も空いている時間に入れて貰ったが、どうも効果が長続きするように思えない。
家事をやるようになって、最初は緊張していたせいか、肩凝りのことは忘れていたが、このところ、家事にも慣れてきたせいか、肩凝りも復活。先日中古で買ったPanaの肩もみ機も、うまく効かない。

今日の、治療を受けながらの雑談。「お袋が肩凝り症だったが、肩凝りも遺伝するのかね~?」「いや、家庭環境では?同じような環境で生活していると、同じような病気になるのかも・・・」
ま、そうだろうな。
近くの医院で貰った湿布薬が、どんどん無くなっていくこの頃なのである。

(関連記事)
「肩凝り」について・・・

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