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2019年2月11日 (月)

映画「アラビアのロレンス」序曲

NHKのBS4Kで放送された(2019/01/26)映画「アラビアのロレンス(完全版)」を観た。たぶん2度目だったので、スジは分かっていたが、鮮明な4K画面で、映画を堪能。
まず、その序曲を聞いてみよう。

<映画「アラビアのロレンス」序曲>

最初のティンパニーが非常に印象的。この音楽を初めて聞いた時のことを覚えている。それは大学1年で入った下宿の隣の部屋からだった。

190211arabia 1966年、昭和41年のことである。入学に際し、大学の学生課に下宿の紹介をして貰いに行った。すると、4軒長屋があるといい、ちょうどその場に紹介の依頼に来ていた4人そろって、その下宿を訪ね、その場で4人の入居が決まった。
入居後、しばらくして隣の部屋から聞こえた来たのが、この曲だった。最初のティンパニーの音が印象的で、あとで聞くと、「アラビアのロレンス」のサントラだという。

wikiを見ると、この映画の日本公開は1963年だという。その3年後だったので、レコードも出ていたのだろう。
この映画を最初に見たのがいつだったかは、メモが無いので分からない。しかし、オートバイ事故のシーンからスタートするのも、非常に印象的だった。
この映画は、ほぼ史実から作られた歴史映画だが、227分という長丁場。先に書いた「ベン・ハー」や「十戒」などの超大作も、今は作られていない。もっぱらCGを駆使した映画が多い。いわゆる超大作映画は、今に時代にフィットしないのかも知れない。

しかし、さすがに4K画面はきれい。相変わらずモスキートノイズ(動く物の周囲に表れるモヤモヤ)は気になるが、音も良い。
昔の映画の4K版が放送されているが、まさにハイレゾの音楽と同じく、オリジナルの質による。この映画は、70ミリだったらしいので、4Kにすると非常にキレイに映る。しかし、「新日本紀行」は16ミリフイルムのせいか、4Kらしさが分かりにくい。

ともあれ、アナログフイルムだからこその4K画面の再現。これは昔の歌の、アナログ録音のハイレゾ化と同じ。
あと4Kはハイビジョンで改めて見たい映画は、「クレオパトラ」かな・・・。これは1963年の作品。テアトル東京まで見に行ったことがある。場所は東京・京橋で、3台の映写機で上映されるシネラマだった。囲まれるようにあるスクリーンは迫力満点だが、ストーリーそのものは、良く分からなかった。
ともあれ、長生きしていれば、昔浸った過去の作品群が、高級品として“再賞味”が出来る。映画も音楽も・・・だ。健康第一だね。

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コメント

「アラビアのロレンス」良かったですね。こういう名画が4Kで見られるのは幸せです。音楽の効果も大きいです。広大な砂漠の場面でテーマ音楽が流れると思わず画面に引き込まれてしまいます。
今月のNHKBS4Kの映画は、全てアカデミー賞数部門受賞作品です。2日の「或る夜の出来事」は1934年の古い映画ですが、F.キャプラ監督のロマンティックコメディの傑作でした。9日の「波止場」はE.カザンの優れた社会派ドラマ。画質は今一でしたが見応えありました。音楽は指揮者のレナード・バースタインが作曲したもので、5.1ch音声で効果が増しました。
16日は「わが命尽きるとも」ですが、市販ソフトはDVDしか発売されていないので貴重です。23日は「スパルタカス)ですが、BDソフト」(4Kリマスター版)を持っていますが、4Kでどの程度高画質になるか期待しています。

ところで、昨日NHkBS4Kで放送された「クラシック倶楽部 パク・キュヒ ラテンの風~古民家に響くギターの調べ~」ですが、非常に音質が良かったです(PCM 5.1chで視聴)。普段あまりギターの曲は聴かないのですが、最後までしっかり鑑賞しました。
パク・キュヒというギターリストは知りませんでしたが、素晴らしい経歴の持ち主で、現在実力No.1とも言える女性ギターリストだそうです。番組は、横浜市の文化財である古民家「横溝屋敷」から、スペイン&中南米ギター音楽の傑作を集めたスペシャル・コンサートでした。ご覧になっていなければ18日に再放送されるので、興味があれがどうぞ。

【エムズの片割れより】
ありがとうございます。
さっそく予約を入れました。

投稿: classical.s | 2019年2月12日 (火) 13:21

クラシック倶楽部の詳細は、下記の通りです。
http://www4.nhk.or.jp/P5215/x/2019-02-11/44/29208/2868164/
尚、NHK BS-Pでも22日朝に放送予定です。

投稿: classical.s | 2019年2月12日 (火) 20:58

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