TOTOの「トイレ川柳」2018
先日の朝日新聞にこんな記事があった。
「TOTOのトイレ川柳いとをかし 入選作品を発表
TOTO(北九州市)はトイレにまつわるエピソードや思いを集めた第14回「トイレ川柳」の入選作品を発表した。最優秀賞は「百点の テストを我が子 トイレ置き」。恥じらいある子どもが、喜びを伝える場にトイレを選んだ情景が思い浮かぶという。
誰もが使うトイレだけに家族関係が反映された句も多かった。「カギ閉める 孫の成長 知った夏」「またママが 漢字や式を はっている」。1人になれる空間は貴重で、「駆け込んだ 瞬間わたしの 部屋になる」「作戦を 考え直す 秘密基地」という句も。
ほかには「トイレから 鼻歌きっと 出たんだな」「本人より ママが嬉(うれ)しい 『ちっちでた』」「スッキリ!に 勝る快感 ほかに無し」など、トイレならではの喜びを表した句も選ばれた。
主な入選作品を印刷したトイレットペーパーを12月下旬に売り出すという。(田幸香純)」(2018/11/17付「朝日新聞」p8より)
TOTOのサイトを覗いて、載っている作品を読んでみた。
<最優秀賞>
百点の テストを我が子 トイレ置き (かきくけ子さん)
<未来のトイレ賞>
近未来 トイレは自ら 考える (えぬえっくす)
<仲畑貴志賞>
ノックされこっちもノックまたノック (のほほんと)
コンビニで「トイレの人」と呼ばれてた (まーさー)
カギ閉める 孫の成長 知った夏 (りく・そら・ばあば)
<キッズ賞>
ソファー型便器があるといいのにな (たくたく)
じいちゃんのぽっとんトイレ本当かい (チー)
またママが 漢字や式を はっている (ともきっず)
<優秀賞>
嫁が来たネオレストきた春が来た (おうめちゃん)
トイレ借り 友の隠れた 顔を知る (崋与)
狭いのに忘れ物する七不思議 (ここ)
スッキリ!に勝る快感ほかに無し (たま)
流しても なぜ出てこない 中の人 (トモパパ)
駆け込んだ瞬間わたしの部屋になる (宮のふみ)
くみ取りに 野菜貰った 記憶ある (茂平)
この便座 作った人も 温かい(やっとかめ)
ノックされ引き戻される現実に (よしきち)
立つ派から 座る派になる 定年後 (わかば)
出た出ないそんな会話が出来る友 (わこ)
アツアツの仲でも入るのはひとり (笑爺)
<佳作>
久しぶり 父との会話 「早く出て」 (うっしっし)
本人よりママが嬉しい「ちっちでた」 (がちゃ)
歳バレル はばかりなんて 粋によび (葛飾おかめ)
元号が 変わった朝も ウォシュレット (キジモナカズバザッケローニ)
トイレさん年中無休ありがとう (くぅ)
行く先を「トイレ」と書ける社の余裕 (くろしお)
真夜中に夫と出会うトイレ前 (酔とぉよ)
チャンネルも トイレも妻に 優先権 (大海の真珠)
川柳が 浮びトイレを やっと出る (知多の海人)
トイレまで 近くてよかった 狭い家 (長嶋教)
喧嘩した夫がトイレ磨いてた (春人)
トイレから鼻歌きっと出たんだな (光ターン)
使う度トイレ川柳考える (ヒデ坊)
順番に並んで待つを学ぶ場所 (ひょろひょろ)
平成の トイレの進化 すごかった (もとちゃん)
劇場の 良し悪し決める トイレ数 (ゆり子)
復興を 告げるトイレの 水の音 (らいらいいぬ)
作戦を考え直す秘密基地 (ろんど)
常連になった理由はトイレです (わさび)
マイホーム 夢にまで見た トイレ二個 (ワシログ)」(ここより)
この催しは、初めて知った。それにしても、20,835 句が集まったというから盛況だ。
読んでみると、どの句も楽しい。なるほど・・と思う。
昔から考えると、トイレは便利になった。どこにでもあるコンビニで、トイレに行けるなど、夢のようだ。昔は、いったん外に出ると、ガソリンスタンドくらいにしかトイレは無かった。10リットル入れてトイレをかりたもの・・・。
「劇場の 良し悪し決める トイレ数」とあるが、トイレによって選ぶこともある。
今、ゴーン会長が逮捕されて大騒ぎだが、日産・村山工場の跡地に出来た「イオンモールむさし村山」に初めて行ったのが2007年だった(ここ)。
その時にビックリしたのが、トイレの素晴らしさ。大きさ。あちこちにトイレがあり、どれも立派。カミさんとこれは気に入った。
そう言えば、首都高の八潮PAのトイレも素晴らしかった(ここ)。
我が家には1階と2階にそれぞれトイレがあるが、トイレ2ヶ所というのは、大変に便利。カミさんは夜以外は1階を使い、自分は主に2階のトイレを使う。だからぶつからない。
それに比べて、マンションは大変だ!?
もうすぐ16歳になる愛犬・メイ子の最近のトイレ事情が大変。歳と共に下痢症になって、周期的に下痢になる。そして食べなくなる。下痢止めの薬を飲ませ、犬用の流動食を与える。幸いにも?メイ子の居場所は、少し高い出窓なので、乗るときと降りるときはジャンプが必要。そのせいか足はまだ大丈夫。しかし、心臓と腸の具合は悪い。
さすがに、下痢の時は床に撒き散らすことがあり、その時は大変。
口からのインプットとアウトプットは、犬だけでなく動物の生きている証。
人間、歳と共に、段々と重要度が増すトイレではある。
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コメント
多分TOTOだったと思いますが、1回だけ投稿したことがあります。
他にも色々投稿していますがなかなかです。
昔「公募ガイド」の本を買っていましたが、
今はネットにもあるのでお気に入りにしています。
https://www.koubo.co.jp/
【エムズの片割れより】
便利なサイトがあるのですね。さっそく「お気に入り」に入れました。
世の中広い・・・
情報をありがとうございました。
投稿: なち | 2018年11月21日 (水) 14:32
昔、国鉄(JR)のトイレ博士と呼ばれていたえらい人(名前は忘れたが・・)が、駅構内のトイレの見回りをしていたら、トイレの壁にこんな落書きがしてあったそうだ。
静かにすわる法悦の境
いばり(尿)したたる音をきく
時ありて 放屁ひびかゆ
糞おつる音 やがてきこゆる はっはっは・・
しばし、感心して見入ってしまい、消し去ることを忘れてしまった。と、何かの本に書いてありました。
【エムズの片割れより】
ウイットは心を和ませますね。
投稿: あこがれ | 2018年11月22日 (木) 12:16