楽しみなBS-4K放送の開始~「TT-4K100」のセット完
いよいよBS4Kの放送開始の2018年12月1日が迫ってきた。あと4日である。
今日、やっとBS-4Kチューナーの東芝「TT-4K100」が送られて来て、セッティング完了。
あとは本放送を待つだけ。その感想である。
自分はREGZA「Z810X」の大ファン(ここ)。
よって、BS-4Kのチューナーも、迷わず東芝製を選択。しかし、これを予約したのが2ヶ月も前。発売は11月22日とのことだが、値段重視でマイナーな通販店で予約したので、ちゃんと放送開始前に着くか心配していた。でも何とか今日着いた。価格コム(ここ)を覗くと、先週着いた人からの情報が満載。結構情報が取れる。
それもあって、あまり時間も掛からずセッティングできた。HDDは、そもそも東芝REGZAは、HDDを選ばない。つながらなかったという話はほとんど聞かない。現在売っているHDDはもちろん、よほど昔のHDD以外なら、何でもつながる。今回は、前にポイントを使って手に入れておいたバッファローの「HD-NRLC3.0-B」という3TBを使用。4Kで195時間の録画が可能。
今回特別に気を使ったのがHDMIケーブル。東芝のサイトに「※ 4Kの映像信号(2160p)を出力する場合は、プレミアムハイスピードHDMI®ケーブル(市販品)をご使用ください。」(ここ)とあったので、今回だけは特別に、パナソニックの「4Kハイグレードタイプ RP-CHK20-K」というのを買ってしまった。3600円のケーブルは初めて。今まではAmazonの数百円のものしか買った事が無かったが、今回は特別!?
REGZAのセッティング方法などは、「TT-4K100」のHP(ここ)に詳しい。ほとんど取説を読まなくてもセットできた。
「* レグザの設定メニューから「接続機器設定」⇒「HDMI連動設定」⇒HDMI連動機能を「使用する」に設定しておく必要があります。
使用するには「HDMI連動設定」⇒「リモコン動作モード」⇒「連動機器優先」を選択してください。」
「※ 4K/HDR信号を視聴するためには、テレビ側のHDMI®入力端子の設定(高速信号モード等)をご確認ください。」などなど。
アンテナレベルもまあまあか・・・・。番組表を見たら、ちゃんと1週間先まで載っていたので予約しておいた。
実は、そもそも自分が欲しいのは、4K番組のタイムシフト。地デジと2K-BSのタイムシフトと同じように、常時4Kの全番組を録画しておいて、後から過去番組をゆっくり見るのが理想。でもまだ無理。
それで、NHKをメインに、軒並み録画予約をしておいた。後でどんどん消せば良いと思って・・・。しかし、録画予約数には限度があるだろう。ググると、REGZAの場合は、予約数は64が最大らしい。
ネットワーク設定では、このチューナーのHDD録画番組は、REGZAにつないだ録画HDDと同じ位置付け。よって、4K番組は無理だが、2K番組はREGZAのテレビと同じく、東芝のレコーダーに番組をダビング出来る。我が家の古いM190にも可能だった。
まあ自分の場合は、このチューナーは、BS-4Kの録画専用なので、転送することも無いか・・・
ともあれ、HDDへの録画もOKだし、REGZAのリモコンでチューナーの操作もほとんどが可能。
連動動作では、REGZAのリモコンで「入力切換が基本」のコンセプトになっているようだ。つまり入力切換が「テレビ」になっていると通常のREGZAのリモコンとして動作するが、入力切換が「チューナー」になっているとチューナーのリモコンと同等の操作になってテレビ独自の「過去番組」のボタンなどは効かない。これは設計思想の話。チューナー選択時のサブメニューは「機器操作」「レグザメニュー」で表示される。
よって、REGZAの入力切換でチューナーを他から選ぶとチューナーの電源が入って、操作が可能になる。最初から入力切換でチューナーが選ばれていると電源は入らない。もちろん、チューナーの電源を入れると、自動的にテレビの電源が入って入力切換もチューナーに切り替わる。
REGZAのリモコンでは、BSボタンを押す毎に、2K-BSと4K-BSに切り替わる。そしてテレビの電源を切ると、状態に拘わらずチューナーの電源は切れる。
全体的に、“まあそうだろうな”という動作になっている。
しかし今回、「リモコン動作モード」を「テレビ優先」から「連動機器優先」に変えたので、今までとちょっと勝手が違うが、まあ慣れるだろう。(今までは、リモコンの「地デジ」ボタンを押すと、ダイレクトに切り替わったが、今後は入力切換を「テレビ」に切り替えてから押さないと、切り替わらない。等々)
しかし、価格コムの情報通り、チューナーの操作ボタンのレスポンスの遅さには参った。地デジやBS-2Kのチャンネル切換は1~2秒で切り替わるが、BS-4Kは4~5秒かかる。これはいったい何だ??ソフトが重いのだろうか?
それに、やはり4Kチューナーは2つ欲しかった。自分のように、録画しておいて後から見る方法だと、リアルタイムでは他の局が選べない。まあ、民放の4K番組は、番組表を見る限り、それほど魅力は無い。よって、やはりNHK主体で見るようになりそうなので、ま、いいか?
それから、早見機能が無いのが残念。いつも地デジなどの録画は1.5倍速で見ているので、4Kも早見が出来るようになるといいな~
前にスカパー4Kではガッカリした。最初は新鮮な4K番組に目を見張ったが、9割以上が再放送。一通り見た後は、まったく見なくなってしまった。今回のBS-4Kの番組はどうだろう?どこまでオリジナル4Kの番組があるか・・・
昔のアナログテープ録音が、今ハイレゾの音源として甦っているのと同じように、昔のフイルム番組は4K化で現代によみがえるのでは!? 民放の番組を見ると、昔の番組も色々載っているが、「4K」マークが付いていないので、2Kのアップコンバートなのだろう。残念。
特にNHKでは、昔のフイルム映像が多くあるはず。それらの復活も期待したい。
ともあれ、BS-4Kの開局に向けて用意万端整った。ま、再放送が多いと直ぐに飽きるとは思うが、期待して開局を待とう。
せめてNHKはオリジナル4Kの番組を多く放送されることを!!
(2018/12/28追)
4Kのウィーン・フィルの「第九」の音声が素晴らしかったので、NHKにBS4K放送の音声フォーマットを問い合わせた。結果が下記。
<NHKからの回答>
BS4K放送の音声は、
2CHステレオの場合、
非可逆圧縮MPEG4-AAC
- 量子化ビット数:24bit
- サンプリングレート48KHz
- ビットレート256kbps以下
または、
可逆圧縮MPEG4-ALS
- 量子化ビット数:24bit
- サンプリングレート48KHz
- ビットレート2429kbps以下
のいずれかになります。
なお、非圧縮には対応していません。
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コメント
私もBS/CS4K放送受信の準備完了しています。BS8K用の8KTVは高価でとても買えません。
試験電波でBS/CS全チャンネルの受信確認しました。
民放はリアル4K放送は少ないようで、NHK4K中心になりそうです。NHKはさすがに番組が充実していますね。9割以上がリアル4K放送だそうです。NHKはヨーロッパに8K中継車を派遣していて、1年間滞在して様々なジャンルの番組を収録予定です。
個人的には、映画、クラシック音楽、紀行番組に関心があります。
ご存知かもしれませんが、下記がNHKBS4Kの12月の最新版番組表です。
https://www.nhk.or.jp/bs4k8k/assets/pdf/bs4k_program201812.pdf
NHKBS4K番組紹介のニュースは下記です。
https://www.phileweb.com/news/d-av/201811/22/45749.html
【エムズの片割れより】
さっそく3日に「第九」を放送しますね。
投稿: classicai.s | 2018年11月28日 (水) 18:58
ウィーンフィルの第九は楽しみです。
N響演奏会は、今のところ8K放送のみなのが残念です。
「ワイルドライフ」や「ダーウィンが来た」等の4K収録番組が本来の4K画質で見れるのも嬉しいです。
「奥さまは魔女」(60年代の米国ドラマ)や「刑事コロンボ」が35mmフィルムから4kリマスターされて放送されるのも注目ですね。「奥さまは魔女」はNHK総合TVで映像が少し流れましたが、カラフルな色彩には驚きました。これらもちょっと見ようと思います。
【エムズの片割れより】
スカパー4Kで「1963TOKYO東京オリンピックは迫っていた」という番組がありました。
半世紀前のフイルムからの4Kリマスターで、1963年の驚異的な映像が復元されていました。
同様に、フイルムからのリマスターが楽しみです。昔の「シルクロード」とか・・・
それと、TBSの長寿番組「世界遺産」もオリジナルの4Kで放送されることを期待しているのですが・・・
投稿: classical.s | 2018年11月29日 (木) 12:52
>スカパー4Kで「1963TOKYO東京オリンピックは迫っていた」という番組がありました。
私もこの番組は見ましたがいい番組でした。35mmフィルムは4Kとほぼ同等の画質というのもうなずけます。
NHK4K放送では12/1から「新日本紀行」も放送されますね。16mmフィルムから4K化したものです。今後も「シルクロード」や「未来への遺産」等も4K化して欲しいです。
ところで、TBS4Kで「日本遺産」(4K収録)が12/2午前9時から毎週放送されます。「世界遺産」も早く放送してもらいたいですね。
投稿: classical.s | 2018年11月29日 (木) 18:44
エムズの片割れ様
以前BDソフトで話題になった映画「アラビアのロレンス」が、1/26にNHKBS4Kで放送されます。1/19は「戦場にかける橋」です。
NHKBS4Kは、魅力的な番組が多いですね。画質もほとんどが満足できるもので、毎日録画していますが見る時間がないです。
音質もBS2Kより良い気がします。昨日のBS4K「クラシック倶楽部」チョン・キョンファVnリサイタルは、5.1chで高音質でした。70歳とは思えないほど情熱的な演奏で、フランクのVnソナタは圧巻でした。
【エムズの片割れより】
「アラビアのロレンス」が4Kで放送されるとはビッグニュースですね。BDをまだ買っていなかったので・・・
情報をありがとうございます。
それと、4Kのウィーン・フィルの第九は素晴らしかった!一緒に、ブラームスの1番を収録したと聞いたので、その放送も楽しみです。
4KのPCM 2chでも音は良いですよね。NHKに、PCM2chは何Khz/何bit相当の音なのか、問い合わせましたが、返信がありません。
投稿: classical.s | 2018年12月18日 (火) 19:33
BS2kの音声は、MPEG-2 AAC 48kHzです。
BS4Kは、MPEG-4 AAC 48kHzです。
同じAAC(圧縮音声)でもBS4Kの方が良く聴こえます。
BS4Kには、MPEG-4 ALS(24bit,48kHz)というハイレゾ音声規格があるのですが、まだ放送されていないです。
【エムズの片割れより】
情報をありがとうございます。
そうですか、AACで、やはり4Kでも圧縮されていましたか・・・
4Kは伝送が広帯域なので、リニア(PCM)を期待していたのですが残念!
でも、なぜか良く聞こえる・・・
プラシーボ効果でしょうかね。
投稿: classical.s | 2018年12月18日 (火) 23:20
音質ですが、NHKの「クラシック倶楽部」の同じ番組でBS-PとBS4Kと比較してみましたが、何故かBS4Kの方が高音質に感じます。圧縮方式の違いでしょうか?
尚、MPEG-4 AACの音声に対応しているAVアンプ等はほとんどないので、各社4KチューナーはPCM(48kHz)に変換して出力しています。私の機器はアップスケール機能があるので、192kHzで聴いています。効果は?ですが・・・
【エムズの片割れより】
8Kは「22.2ch音声」と言いますが、一般家庭でそれを実現するのは難しいでしょう。それより、ハイレゾで送ってもらった方が有り難いのですが・・・ね。
それと4K放送で、モスキートノイズが気になります。背景が動いている時のテロップの周囲のノイズ。これだけは期待値以下でした。
投稿: classical.s | 2018年12月20日 (木) 05:53