井上陽水の「二色の独楽」
先日、井上陽水のアルバム25タイトルがハイレゾで配信されていることを知った。(2018年)9月1日配信スタートだったという。それで、まず自分の大好きな「傘がない」を購入した所、これが結構音が良い。最初のピアノのガーンという生々しさ・・・。
moraのサイトを見ると、こうある。
「マスタリングはニューヨークのスターリング・サウンド所属のテッド・ジェンセンが手掛けています。」
「テッド・ジェンセン コメント
今回は陽水さんのボーカルに最も注意を払いました。また、聴く人が彼が歌っている空間と空気感に没入し、歌の世界に包み込まれるように心がけました。この点は元の録音でも大変素晴らしかったのですが、ハイレゾの音源を使用し、最新のデジタル機器と技術でオリジナルの良さを保てたと思います。
マスタリングにおけるゴールとは、アルバムの全ての曲で同じサウンドを保ちつつ、1曲1曲の個性を犠牲にしないように努めることです。陽水さんの曲には様々なスタイル、楽器アレンジ、ムードや情景があるため手強い挑戦でしたが、皆様に気に入って頂けるよう願っております。」(moraのここより)
前に山口百恵のハイレゾの時にも書いたが(ここ)、ハイレゾ音源を買って「良い音~」と感じるのは、ハイレゾ化した事そのものよりも、アナログテープからハイレゾ化するときの、マスタリングの影響の方が大きいように思う。
それは、布施明など、特にマスタリングをしなかったハイレゾ音源が、CDとそれほど変わらない印象を自分が感じていることから来ている。
結構音が違うので、「氷の世界」や「二色の独楽」「小さな手」を買ってみたが、やはりCDとは大違い。(しかし原理的に、CD時代の44K/16bitの音源のハイレゾ化は、どのくらい違うのだろう・・・)
<井上陽水の「二色の独楽」>
「二色の独楽」
作詞・作曲:井上陽水
まわれまわれ二色の独楽よ
色をまぜてきれいになれ
女はさみしい
男は悲しい
さみしい 悲しい独楽がある
まわれよ 止るな いつまでも
止った時 春も終るよ
まわれ まわれ 二色の独楽よ
想い出色 ぬり変えるから
あの娘は ひとり
ひとりで泣いた
小さく ひよわな 独楽がある
まわれよ 止るな いつまでも
止った時 愛も終るよ
まわれ まわれ 二色の独楽よ
まわりながら動かぬ様に
きれいだよとても
生きてるんだね
はかない はかない 独楽がある
まわれよ 止るな いつまでも
止った時 唄も終るよ
徐々に自分の欲しかった音源がハイレゾ化されている。布施明、ブルーコメッツ、さだまさし、山口百恵等々。そして今回、井上陽水がハイレゾ化された。
今後、同様に「ハイレゾ解禁」が期待されるのは、中島みゆきか!?
自分的には、石川さゆり、森昌子、そして小椋佳の初期作品が欲しいが、需要からちょっと無理筋か!?
ともあれ、寝る前の暗いベッドの中で、井上陽水のハイレゾをヘッドホンでガンガン鳴らしていると、「長生き?して良かった~」と思う。
何とも安い、人生のご褒美ではある。
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コメント
懐かしい!!
いつか井上陽水のライブに行きたい!!が夢のままに年老いてしまいました。
傘がない、リンゴ売りなど当時はとても斬新に思えたものです。
若かりし日々が甦ります。少年時代、
リバーサイドホテル、恋するペリカン、いっそセレナーデも好きでした。
映画 たそがれ清兵衛の主題歌「決められたリズム」も新鮮でした。
【エムズの片割れより】
この音源、44年も前の歌ですが、素晴らしい音でよみがえっています。
しかし井上陽水の歌い方が、ものすごく変わってしまいましたね。自分はオリジナルの素直な歌い方が好きです。
投稿: りんご | 2018年10月18日 (木) 13:10
エムズ様
昔あれほど惚れ込んでいたのに風化?忘れて
ごめんなさいが
「こころもよう」です。
エムズ様のお蔭で若かりし日々を偲んで心地よい感傷に浸れるのは至福の思いです。
投稿: りんご | 2018年10月20日 (土) 12:41