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2018年9月14日 (金)

立川の「南極・北極科学館」に行く

今日は、カミさんが立川のオーロラを見に行きたいというので、国立極地研究所「南極・北極科学館」に行ってきた。前にテレビで立川の紹介の番組があり、そこで立川にオーロラのシアターがあるのを知ったという。
HPを見ると、駐車場が無いというので、道路を挟んで前にある立川市役所の北側広場の駐車場に車を駐めた。市役所が駅からこんなに遠いのだと知った。

この辺りは、米軍立川基地の跡地だけあって、どの建物(施設)も大規模。この研究所も広い。その一角にある「南極・北極科学館」。平日の午前中なので、誰もいないだろう、と思っていたが、中学生の一群、そしてバスによるシルバー族の一群と一緒になってしまった。

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受付で女性が事務をとっていたが、入場料無料なので、そのまま展示室へ。平屋の展示室には、大きな雪上車が目を引く。中に入ってみると、通信機や温度計と一緒に、左右にベッドがある。それにしても車内は天井が低いので、長期の生活はツライだろう。

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オーロラシアターは、天幕のシアターだった。小さなテントの中に、椅子が6個ほど。実施に南極で撮影したオーロラをプラネタリウムのように上映していた。案内板には「2010年7月に開館して以来の設備を、2017年1月にリニューアルした」とあった。

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一緒にテントに入った中学生は、相変わらずふざけていて騒がしい。女の子は必死にメモを取っているが、男の子は、友だちとふざけていて、まだまだ子ども。
雪上車の裏には、昭和基地に行った犬の写真があった。タロ、ジロの名前は、有名。映画「南極物語」にもなった。第6次からはペットとして連れて行ったとのこと。

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そして歴代観測船の模型。さすがに初代「宗谷」は小さい。最初に建てた建物は木造のプレハブだったとか。確かミサワホーム製。重機も何も無いところから建てたので、人力で可能なように、木造プレハブだったとか。これが我が国のプレハブ住宅第1号だそうだ。

自分が興味を持ったのが、氷床コアの掘削用ドリル。これで3000mを超える穴を掘ってアイスコアを掘り出すと言うからスゴイ。前に見た映画「南極料理人」でこの場面が良く出た。

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外に出ると、絵はがきが展示されていた。カミさんがオーロラの絵はがきが欲しいと言っていたが、売店はお休み。残念。

帰り道、大きな建物を横切れるらしいので入ってみた。国文学研究資料館という。中央の大きな通路に、ちょうどランチ前だったので、弁当屋さんが店開き。
入り口に板本の実物があった。「江戸時代の板本を展示しています。手に取って、ご自由にご覧下さい」とある。手に取ってみると、紙が薄い。それに手彫りの版木で刷ったにしては、精細。今、藤沢周平の小説を読んでいるが、この版木の彫り師が良く出てくる。
それで刷った本の出来映えにはビックリ。江戸時代の出版物の質の高さを思い知った。

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カミさんは、オーロラシアターが一番良かったと、再度見に行っていたが、自分は板本のホンモノの方が印象に残った。

帰りは、立川市役所のレストランでランチして、伊勢丹で買い物をしてから帰った。
探せば、近くに色々ある見学場所だが、ある平日の、ブラブラ小見学であった。

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