コバケンが振る男声合唱「水のいのち」
今日は、府中の森芸術劇場で開催された“多摩に「水のいのち」を歌う会”演奏会に行ってきた。コバケン(小林研一郎)が振る男声合唱「水のいのち」が目玉である。
あいにく、台風24号が来ており、まだ九州の近くにいるうちに、何とか開催できて、すべり込みセーフといったところ。
13時開場というので、ほぼ13時に会場に着いた。東府中駅から延々とオジサン、おばさんの列。場所は航空自衛隊府中基地の隣。昔、仕事でこの基地に来たことがあるな。そんな事を思い出しながら着くと、入り口の広場に既に長蛇の列。既に入場が始まっていたが、開場への入場は遅々として遅い。後から後から人が来るので、30分で全員入場できるのかな?と心配したり・・・。
今日は一人だったので、会場は混んでいたが、まあまあ正面後方に席を取った。それにしても、観客が多い。チケットは定価2千円というのに・・・。
8~9割は入っていた。合唱のコンサートでは多い。出演する団体が多いせいか??もちろん観客はシニア族。
7つの団体によるそれぞれの演奏の後に、全員合唱の形でコバケン(小林研一郎)が振る男声合唱「水のいのち」がプログラム。
知らない曲は、何とも、ただ聞くだけ。しかし知っている曲は、つい評論してしまう。
「水のいのち」は別格として、今日の“儲けもの”は、「有志による混声合唱団」の「最上川舟歌」「五木の子守唄」「斎太郎節」の3つの民謡。どれも、過去に何度も聞いたお馴染みの編曲。60人ほど居ただろうか、やはり大人数の迫力は違う。
そして「男声合唱団お山の大将」による「柳川風俗詩」。多田武彦作曲のこの曲は、昔から知っている曲だが、ナマ演奏は初めて聞いた。
どの団体も20名ほどが多いが、「グリークラブ府中」という団体が何と9名。それでも迫力ある演奏を聞かせていた。特に「Set Down Servant」という黒人霊歌は、終わったときに拍手喝采を浴びていた。聞いたことが無い歌だったが、独唱があってユニークだったせいか?
さだまさしの「無縁坂」を歌った団体もあったが、ここまで良く知られて歌だと、なかなか難しい。伴奏のパートに旋律のパートが音量的に埋もれてしまい、つい“旋律ガンバレ!”と言いたくなった。
また、当然それそれの合唱団ごとに特色があった。全員そろって楽譜を見ながら演奏する団体。逆に楽譜を見ている人、持っているが見ない人、最初から持たない人のバラバラの合唱団があったが、やはり観客からすると、統一していた方が見栄えが良い。暗譜で歌うのが前提だろうが、もし一人でも楽譜を見る必要があれば、全員キチンと持って歌った方が、安心して見ていられる。ウェアの統一には気を使うだろうが、並び方、姿勢、楽譜の持ち方などもキチンとしていると、見ていて気持ちが良いもの。
そして最後の小林研一郎の指揮による、高田三郎の「水のいのち」。140人ほど居ただろうか、もの凄い迫力。コバケンの指揮も分かり易い。
前にも挙げているが(ここ)、自分の大好きな「Ⅲ.川」を聞いてみよう。
<コバケンが振る男声合唱「水のいのち」~Ⅲ.川>
休憩時間にアナウンス。台風接近のため20時以降はJRが全面運休になる、とのこと。当日の、予告の上でのJR全面運休は珍しい。会場がざわめく。全員合唱の前に帰った人も居たようだ。
コバケンは、やはりアンコールで多田武彦の「アカシアの径」(ここ)を歌ってくれた。
16時過ぎに演奏会が終わるや否や、観客は脱兎のごとく駅へ!まだ雨は小降りだが、電車に乗ったら、結構雨が強くなった。
それにしても、隣の席のおばさん二人。合唱団が歌っていないとき以外は、ずっとおしゃべり。「ああ~演奏が始まってしまう~!」と思った瞬間におしゃべりを止める。休憩時間以外は静かにして欲しいものだが、合唱団交替の時もペチャペチャ。とにかくおばさんは元気。
若い人は居るかな?と思って見回したが、残念ながら観客はシニア族だけだった。
まあ合唱団の紹介に「60歳に近い若手から米寿に近い・・・」と書いてある位なので、やはり合唱を楽しんでいるのは、シニアが多いようだ。
ともあれ、心配していた台風のスキを突いて開催できたのは良かった。観客もたぶん充分に家に着けただろう。電車も空いていたが、休日のせいか?
ともあれ、好きな男声合唱の曲をナマで聴けた貴重な時間であった。
(関連記事)
小林研一郎が歌う多田武彦の「アカシアの径」
(追:2018/10/01)
八王子 最大瞬間風速45.6メートル 史上1番目の暴風
大型で強い台風24号は1日0時現在岐阜県下呂市の東南東を北東に進んでいます。中心付近の最大風速は40メートルで、中心の南東側280キロ、北西側150キロ以内が風速25メートル以上の台風の暴風域となっています。関東地方も台風の暴風域に入り、東京都八王子市では0時11分に最大瞬間風速45.6メートルを観測して、2008年の統計開始以来の1位の記録を更新しました。最大瞬間風速40メートル以上の風では、走行中のトラックが横転するおそれがあります。屋外での活動は極めて危険ですので、不要不急の外出は控えるなど、厳重に警戒してください。(八王子日本気象協会 2018年10月01日02:00)
| 0
コメント