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2018年5月 6日 (日)

秋葉原~小石川後楽園を歩く

昨日(2018/05/05)は、秋葉原に用があったので、久しぶりに少し都内を歩いてみた。昔、秋葉原には良く行った。中学生の時から部品買いに行き、大学の時は、オープンデッキなどのオーディオ製品を買いに行った。当時良く行ったのがテレビ音響という店。この店はテレオンとして、まだあるという。
レコードをよく買いに行ったのが、万世橋の東芝万世橋ビルの隣にあった石丸電気。ビル全体がレコード・CD売り場だった。メモによると、自分がここで最後にCDを買ったのが、1998/06/16らしい。東京の本社に行くたびに、帰りに寄ったもの。その後は、地元のレコード屋に移り、2003年からはAmazonを利用し始めた。そして2006年からはヤフオクで中古を買い始め、2010年頃からはもっぱらレンタルを利用して、ほとんど新品のCDは買わなくなった。
そんな石丸電気だが、その場所は様変わりして、普通のビルに変わっていた。Netで見ると、この店は2011年3月27日に閉店したという。もちろん駅前の商店街も大きなビル群に変わり、昔の雑沓は夢のよう。
休日の朝なのに、若者が溢れていた。昔の秋葉原電気街の雰囲気はもうどこにも無い。

天気は快晴。それほど気温も高くなかったので、散歩がてら少し歩く気になった。この界隈で寄れるところは・・・・と。
お茶の水、飯田橋方面に何か無いかと探すと、「東京都水道歴館」というのが見付かった。秋葉原から徒歩13分という。外堀通りを歩き出す。昌平坂から直ぐに湯島聖堂。ここには前に来た。このblogを検索すると2008年6月27日(ここ)(このblogは自分の備忘録なのであ~る)。ちょうど10年前か・・・
180506suido4 それにしても近い。そして医科歯科大の前を通って、順天堂大の後に「東京都水道歴館」はあった。そう有名でもないので、誰も居ないだろうと思ったら、結構散策の人が居て、館内で10数人は見掛けた。中は、東京の水源開発の歴史など。
今、藤沢周平の時代小説を読んでいるせいか、江戸時代の民家が面白かった。便所には「あけはなし無用」の貼り紙。

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そして次に向かったのが小石川後楽園。スマホで見ると、徒歩20分ほど。駅で言うと、お茶の水から水道橋を過ぎて、飯田橋駅の近くなのに、ほんの1キロ程度なのだ。
道端にあった元町公園にちょっと寄って、水道橋駅から後楽園の前を通る。東京ドームホテルのデカイこと。
1805064 そしてトヨタ自動車本社ビルの隣にある後楽森ビルが、自分にとって因縁の場所。準現役時代、ここにある会社が入っていて、何度通ったことか。悪い思い出の塊。最後に行ったのは、2006年頃だったか・・・。入居の会社パネルを見ると、もうその会社の名は無かったが、1Fのスターバックコーヒーはまだあった。それで、験(げん)直しにコーヒーを一杯飲んでやった。

そしてその裏手が小石川後楽園。さすがに人が多い。入場料は300円だが、65歳以上は150円とのこと。

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そして園内に入ると、目の前に高層ビルと東京ドームの白い姿。色気がないが、都心の公園、仕方がないか・・・。右手方向から園内を一回り。

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池の周りで、カメラを構えている一群がいる。「何を撮っているんですか?」と聞くと、カワセミだという。一日に数回カワセミが来る。止まる場所も決まっているので、一日中カメラを構えているのだとか・・・。ヒマなんですよ、とうそぶいていた。

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松原という広場に来ると、人だかり。見ると江戸の芸をやっていた。背後で悲鳴!「大丈夫ですか?」との声。振り返ると、数人の女性が、初老の男性をベンチに寝かしているところ。
180506kouraku0 少し経つと、女性が電話で場所を教えていた。救急車の手配だろうか。男は自分も含めて遠巻き・・・。まるで、大相撲の「女性は降りて下さい」の光景。やはり女性だな・・・・
救急隊が来たのは、自分が園を出る頃。20分ほど経った頃だった。大都会の真ん中にしては遅い!?

さて、菖蒲田からブラブラ歩いて行くと、円月橋、そして涵徳亭があった。園の出口で、菖蒲の無料配布をしていたので、カミさんへのお土産にひとつ貰った。菖蒲湯でもする?

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ほんの20~30分の散歩だった。園を出てからまたブラブラと飯田橋駅まで歩いてから帰宅。しめて1万1千歩程度。
風は涼しかったが、やはり初夏。園内の歩道は木々に囲まれ、薄暗くて涼しかったが、炎天下の道路を歩くのは少々暑い。

それにしても、地図を片手にウォーキング姿の人が多かった。自分も、気候を見ながら、東京の散策でも??休日は都心も空いている・・・。しかし駅間の距離が近いのにはビックリ。前は、一駅でも歩く事はなかった。必ず一番近い駅に行って電車に乗ったもの。しかし、最近はできるだけ歩くように、1時間でも歩く事を考えていると、都内の駅の間の近い事・・・・。
これからも電車に頼らず、都心をブラブラするのも良いのかも・・・
ともあれ、カミさんに“不在が喜ばれた”一日ではあった。

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コメント

エムズの片割れさんのエッセイ いいですね~
読み進んでいくだけで、情景が浮かんできます。 それにカメラアングルも 素晴らしくて
都心近くに こんな素敵な リフレッシュ出来そうなオアシスがあったなんて、知りませんでした。
もっとも、関西人の私にとって、花の東京のど真ん中 は、歌でしか知りませんし、月に一回程度 出張で隅田川沿いの変な角の生えた本社ビルに来て、夜は各地の支店の連中と六本木のミスタージェームスで、飲めもしないバーボンとポップコーンでウエスタンに酔いしれた思い出だけです。40年も昔の おとぎ話です。

【エムズの片割れより】
恐れ入ります。こんな駄文で宜しければ、中国に行った時の写真も載せてありま~す。

投稿: あこがれ | 2018年5月 7日 (月) 21:30

「カミさんに不在が喜ばれた」そうです!奥様孝行をされたのです。これが逆だったら「あいつ、どこをウロツイテいるんだ、俺をほったらかしにして!」と鬼のような顔になりませんか。私も亭主をホッタラカシニして神田神保町をうろつくのが夢なのですが、夢で終わりそうです。本当に男に生まれたかったと思います。出来の悪い亭主を持った妻の嘆きです。沢山歩いて健康になって奥様を喜ばせてあげて下さい。

【エムズの片割れより】
貴重で丁寧なアドバイスをありがとうございます。
カミさんが「そうでしょう!」と泣いて喜ぶことでしょう。ちなみに、今日も明日も、カミさんは嬉々としてお出掛けです。

投稿: 白萩 | 2018年5月 9日 (水) 17:05

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