<森友文書改ざん>~試される国民
籠池氏が国会で「事実は小説よりも奇なりであります。」と言ったが、このところの政局が面白い。年金生活者の特権で、色々とニュース番組を見ている。
広辞苑で「茶番」を引くと「ばからしい、底の見えすいたふるまい。茶番劇。」とある。
まさに今日本では、連日「茶番劇」が演じられ、報じられている。
そう、誰もが分かっている。マスコミでは、「誰が、いつ、何の為に」改ざんしたのかの解明が必要。ナンテ言っているが、誰もが分かっている。
それなのに、政府は相変わらずヌケヌケとワケの分からない言い訳。
昨夜(2018/03/12)のTV朝日の「報道ステーション」で、こんなコメントが紹介されていた。
「公文書管理は民主主義の基盤ですから、管理された文書の中身を変えるのは(民主主義の)基盤が揺らいでいるということなので、まさに異常事態です。政府の文書を国民は理解をして国会議員を選出する。(今回は)こういう改ざんがあったと、その過程で選挙までやっているのですから、国民は果たして現在の政権に正しい信託をしたのかという点まで問われかねない。」(公文書管理に詳しい三宅弘弁護士談)
そう、国民はだまされた事実のもとで、国会での議論を見せられ、そして投票をさせられ、政府はその投票結果を金科玉条に、憲法改定まで突き進んでいる。
そして、麻生大臣の上から目線の傲慢な記者会見は何だろう。到底国民から負託された政治家の姿ではない。国民の税金から給料を貰っている公僕の姿ではない。
それを許しているのは我々国民・・・。
最近報じられている内閣支持率。
産経新聞 支持率51.0%→45.0%、不支持率39.0%→43.8%(3月10~11日)
読売新聞 支持率54%→48%、不支持率36%→42%(3月9~11日)
NHK 支持率46%→44%、不支持率34%→38%(3月9~11日)
朝日新聞が文書改ざんを3月2日に報じてから1週間後でも、世論調査ではこんな感じ・・・
3月12日に「財務省、書き換え認める」という報道が出てからはどうだろう?国民はどう反応するのか?
今回の事件だけ捉えても、罪もない官僚に、罪人どころか死者まで出させた全ての原因を作った安倍首相。そして責任を官僚に押し付けて逃げを図る傲慢な麻生大臣。
それらを評価するのは言うまでもなく国民。
経済や就職率、株価をそれら事件に優先して評価している国民。
政府が一番気にする内閣支持率。それがこんな事件があっても一向に下がらないとすれば、日本も、憲法を変えて終身国家主席を生んだ中国のような独裁国家に突き進むしかない。
どんな政府でも、日本ではその生殺与奪の権を握っているのは我々主権者たる国民。改ざんの事実を知っていても、それを放って置いた会計検査院も、行政の一組織である検察も信用出来ない。
すべては、国民がこれらの事件をどう評価するのかにかかっている。
今後の内閣支持率の推移を見守りたい。
<付録>「まんがイラスト ぼうごなつこのページ」(ここ)より
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コメント
毎日のニュースが面白いのですが、本当は怒らないといけないのですね。だんだん総理の顔色が悪くなってきています。どう考えても幼稚な夫婦だと前から思っていたのですが、こんな政治家にくっついていた自、公民の議員たちは恥ずかしくないのでしょうか。漫画にすると面白いでしょうね。投票した国民も責任がありますが、国民にわからないように陰でこそこそ大きな悪いことを平気でする議員の頭の中を覗いて見たいものです。バレたらどうなるかと考えないのがお坊ちゃま、お嬢ちゃまなのでしょう。
国民は手も足も出せませんが、きちんと調べてすべてを国民に公表してもらいたいと願っています。(余談ですが、パソコンが壊れて買い替えたらエムズさんの左側の赤い字が青くなって読みやすくなりました)
【エムズの片割れより】
TVで誰かが言っていましたが、こんなお坊ちゃんのために、なぜこんなに国民が犠牲(時間)を払わなければいけないのか・・・
つまり、政治家も官僚も、雇っているのは国民(の税金)。その官僚が自殺者や犯罪を犯してまで、守らなければいけない人間(存在)なのかどうか。
そろそろ誰もが目を覚まさなければいけない時期。
誰もが“おかしい”と思っていること。そのおかしさを正すのは簡単。クビにすれば良いだけ。
なぜそれができないのか・・・。こんなバカ話は早く終えたいものです。
(リンクの文字が青くなるのですか~~。どうすれば??)
投稿: 白萩 | 2018年3月15日 (木) 13:32