森山良子の「人間はだれも」
森山良子の「カレッジ・フォーク・アルバム」というLPが発売されたのは1969年6月5日だという。今日はその中から「人間はだれも」という歌を紹介しよう。
<森山良子の「人間はだれも」>
「人間はだれも」
作詞:松岡正剛
作曲:小室 等
私があなたを みつめていても
あなたは ほんとは
夜を見ていたいのね
私があなたと 旅に出たくても
あなたは ほんとは
どこもいくところがないのね
人間はだれも
生まれてくるときひとり
死ぬときもひとり
私が私をのぞいてみても
私は本当は
そっぽを向きたいのね
私が私に話しかけたくても
私は本当は
何も話すことがないのね
人間はだれも
生まれてくるときひとり
死ぬときもひとり
私はひとりなのは
それはずっと昔からなのね
このアルバムの歌を聞くと、心は直ぐに学生時代の下宿に飛ぶ。当時大学4年生。このLPは仲間で評判になり、自分も借りてオープンデッキに録音した。LPそのものはお金が無くて買えなかった。でも当時は、録音の音で充分だった。
中古のこのLPを手に入れたのは2011年1月だった。ふと気になってCDを探したが、なかなか無い。それでLPを買った。
それが先日、ハイレゾで発売になったのを知った。初期の全12枚である(ここ)。
このうち、デビューからの6枚は、2014年4月に「クリプトン HQM STORE」から発売されており(ここ)、自分も当時「ふたつの手の想い出」の音源を買った。アルバムは@3780円したので買わなかった。このサイトも2017年7月で終了したので、今回の発売は、その代替かも知れない。
今回は、上のアルバムのWAV音源を買ってみた。「HQM STORE」のときは、FLACだけだったが、今回はWAVも扱っている。クリプトンと同じ音源か、再ハイレゾ化したのかは分からない。
CD音源と比べると、ギターと歌声だけの音源は、その差が小さい。バックにストリングスが入ると、さすがハイレゾ!と思うのだが・・・
さて、この「人間はだれも」は、Netで検索してもほとんど情報は得られない。この歌も既に過去の歌になっているのかも知れない。
歌詞は何とも哲学的?? 例によって、歌詞についてのコメントは差し控える。
50年近く経っても、聞くと学生時代の下宿部屋が心に浮かぶ歌ではある。
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