「立憲民主党」のツイッター、フォロワーが10万件突破
枝野幸男氏が立ち上げた「立憲民主党」の公式ツイッターのフォロワー数が、先ほど(2017年10月4日16:56)10万人を突破した。
スタートしたのが、2017年10月2日17:11だというので、ちょうど丸2日間で10万。(写真でジャスト10万人の画面は撮れなかった)
この話題を取り上げたのは、毎日新聞が早いらしい。
「ツイッター 立憲民主党フォロワー 1日余りで8万人突破
民進党前職の枝野幸男氏がリベラル勢力の結集を目指す立憲民主党の設立を2日に表明して1日余りで、同党公式ツイッターのフォロワー(読者)数が8万人を突破した。民進党が昨年3月に始めた公式ツイッターの読者数2万3000人を大きく上回っている。他の既成政党は最多の自民党で11万人、公明党7万1000人、共産党3万1000人など。
立憲民主党のツイッターは枝野氏が記者会見に臨んだ2日午後5時前から投稿を開始。枝野氏の発言や記者とのやり取りをリアルタイムで流し、報道各社のニュースや動画もアップする。投稿は70件を超え、発信のため「不眠不休に近い状態」とも。4日午前0時半現在、読者は約8万600人。
一方、先月26日に開設された希望の党の公式ツイッターの投稿は公式動画や写真など4件で読者は約2500人にとどまっている。東京都知事の小池百合子氏個人のツイッター読者は47万6000人いるが、投稿内容は都政の話題が中心で、希望の党に関するものはない。【和田浩幸】」(毎日新聞2017年10月3日ここより)
そして「ハフィントンポスト」(ここ)にも詳しい分析が載っている。
「立憲民主党のTwitter、10万フォロワーを突破 一方「希望の党」は…
どちらもできたばかりの政党だが、フォロワー数に大差。その理由は?
枝野幸男氏が10月2日に結成を表明した新党「立憲民主党」の公式Twitterアカウントが、開設から1日あまりの4日午前1時現在でフォロワー数が8万人を超えた。
一方、同じく新党で小池百合子都知事が率いる「希望の党」は、9月26日に公式Twitterアカウントを開設したが、4日午前1時現在、2500フォロワー程度にとどまっている。
他政党のTwitterアカウントと比較した場合、立憲民主党は公明党を抜き、11万フォロワーを誇る自民党に迫る次点となっている。
「立憲民主党」と「希望の党」、どちらも設立間もない政党だが、Twitterのフォロワー数には大きな差が出ている。なぜだろうか。これまでのツイートなどを分析してみた。
■ハッシュタグで「#枝野立て」も・・・ 「立憲民主党」Twitterの特徴は
「立憲民主党」のTwitterアカウントは、枝野氏が設立を表明した記者会見に臨んだ2日午後5時ごろから投稿をはじめた。一番最初のツイートは、4800回以上リツイートを超えた。
この日の会見直後から枝野氏の発言の要点を書き起こして投稿。投稿にはハッシュタグも使用し、「#枝野幸男」「#立憲民主党記者会見」のほか、支持者が考案したと思われる「#枝野立て」「#枝野立つ」も用いている。
これは、2011年東日本大震災時に官房長官として対応した枝野氏に向け、当時Twitter上で書き込まれたハッシュタグ「#枝野寝ろ」をもじった言葉だ。
アカウント開設から1日あまり、4日午前1時現在までのツイート数は75件。枝野氏の発言概要のほか、街頭演説の様子、演説を中継するニコニコ生放送のURL、報道機関のニュース記事や動画もツイートしている。
最近では、政党が広報活動の一環として、党幹部の会見動画などを党のTwitterに投稿する例が増えているが、党機関紙ではなく報道機関のニュース記事をTweetする政党アカウントは珍しい。
また、Twitterユーザーからの声援にも「ありがとうございます。大変嬉しく思います」「ありがたい言葉です。選挙は候補者だけでは行えません。是非ともよろしくお願いいたします」と、Twitterユーザーに対し"お礼"と支持の呼びかけを返信している。
同様の例は「日本のこころ」のTwitterでも見られるが、一方通行的にSNSで告知する政党のアカウントが多い中で、珍しい運用だ。
特徴は、返信内容にもあった。
「草の根」「ボトムアップ」――これは、枝野氏が新党結成の会見で用いた言葉だ。
こうしたもの以外にも、「見た目は『冴えないおじさん』かも知れませんが、知性と勇気のある立憲民主党のリーダーです」と、枝野氏の親近感をアピールする工夫もみられた。
設立間もない政党ゆえか、公示日まで一週間しかない「背水の陣」ゆえか、SNSならではの「距離の近さ」をなんとか活かそうと模索する様子が見て取れる。好意的なつぶやきには積極的に「いいね」をしている。
枝野氏個人のTwitter(約4万1000フォロワー)によると、党公式Twitterは担当者が「文字通りの不眠不休に近い状態」で運用しているという。
■ツイート数はこれまでに4件 「希望の党」のTwitterの特徴は
「希望の党」は9月26日にTwitterを開設。同日中にTwitter開設の挨拶と、党のPR動画を投稿した。一番最初のツイートのリツイート数は、10月4日午前1時現在、100リツイートほどに留まっている。
翌日27日には、結党会見の写真を投稿している。投稿ではハッシュタグ「#希望の党」を用いていた。
だが、その後は6日間にわたって投稿が途絶えた。
最新の投稿は10月3日、政党ホームページの開設を案内するもの。この日に発表された衆院選の1次公認候補発表に関する内容は、10月4日午前1時現在投稿されていない。
アカウント開設からおよそ1週間、投稿されたのは4件だった。開設1日あまりで75件を投稿した「立憲民主党」と比べると対照的だ。
ただ、小池氏がこの間何も発言していなかったわけではない。テレビをつければ、ニュースに小池氏の姿が登場しない日はなかった。
なにがあったのか。
この間、「希望の党」をきっかけに、政局は大きく動いた。衆院解散翌日の9月29日、小池知事から"合流"する民進党所属の衆院選候補予定者について、政策が一致しなければ公認から「排除いたします」という発言が飛び出した。
それ以前にも、小池氏は「(民進離党組の)全員を受け入れることはさらさらない」と述べ、候補者を選別する考えを鮮明にしていた。
政党を結成する以上、憲法観や安全保障政策など国家の根幹に関わる政策について、公認予定者の考え方を一致させようとする戦略からだろう。
ただ、これに反発したのが、衆院解散直後に「希望の党」への"合流"を決めた民進党、とくに同党のリベラル派だった。「排除」発言前日の9月28日、前原誠司代表は党両院議員総会でこう語っていた。
「他党に合流するのではなく、我々が新たなプラットフォームをつくる」
前原氏は、民進がこれまで積み上げた理念や政策が「希望の党」に継承されると、仲間たちに説明した。
ところが翌日、小池氏から飛び出したのが「排除」発言だった。
結果として、小池氏の発言に反発したリベラル派が民進党から分裂し、枝野氏が率いる「立憲民主党」が誕生する契機となった。
10月4日午前1時現在、「希望の党」のTwitterでは、小池代表の発言内容は投稿されていない。
小池氏自身は、個人のTwitterアカウントを保有しており、フォロワー数は47万を誇る。自民党と袂を分かった2016年の都知事選、2017年夏の都議選でも活用していた。
だが、10月4日午前1時現在、小池氏が「希望の党」についてTwitterで言及していない。また、「希望の党」の公式アカウントをフォローしていない。
Twitterのフォロワー数と政党支持率に必ずしも相関関係があるわけではないが、衆院選(10日公示22日投開票)を控え、各政党がSNSでどんな広報活動をするのか(あるいは、しないのか)が注目される。」(2017/10/04付「ハフィントンポスト」(ここ)より)
「#枝野寝ろ」は懐かしい。東日本大震災の直後の2011年3月20日に「海外メディアが伝える枝野官房長官の働きぶり」(ここ)という記事を書いた。
その時の再来か??
ツイッターという言葉は、特に米トランプ大統領が登場してから、毎日のように聞かれる。自分はほとんど使っていないが、今回、通知の設定を初めてしてみた。すると、寝ていてもスマホが“親切に”知らせてくれる。それで慌てて通知設定を止めた。
さて、今回の衆院選のひとつの指標かも知れない「立憲民主党」のフォロワー数。
今日の20:30現在、10万5千である。対して自民党は、11万2千。たぶん明日の朝までには抜くだろう。
日本が、“保守政治家だけの国”にならないために、枝野さんには何とか頑張って欲しいものだ。
<付録>「まんがイラスト ぼうごなつこのページ」(ここ)より
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コメント
「枝野寝ろ」はなつかしいですね。
頑張って欲しいです。
【エムズの片割れより】
この頃、悪い夢を見ます。
仮に安倍首相が退陣したとしても、“次の次(小池首相) ”を密約させられた石破さんあたりが、希望との大連立を画策し、一気に9条を含む憲法改定に進んで、2~3年後には日本が戦争の出来る普通の国になってしまうのではないか・・・と。
投稿: Tamakist | 2017年10月 5日 (木) 21:40
台風がくるので、期日前投票に行ってきました。済ませて建物の外に出ると、NHKです、アンケートをお願いします、と用紙一枚差し出されました。いくつかの項目の中にしてほしい政策があり、1)消費税 2)社会福祉 3)忘れました 4)憲法 5)6)とあり、改憲問題が4番目だったことに驚きました。たしかに1)と2)は大事な項目ですが、日本を取り巻く世界をみると、与党の改憲の考え方にこわさを覚えます。
立憲民主党支持です。枝野氏の憲法9条の考え方に大いに賛成です。出来立ての新党ながら、結構票が入るではないかと思うのですが、石破さんこわいな〜。
【エムズの片割れより】
カミさんが、昼に近くのスーパーに行ったら、立憲の候補者が雨の中で演説。手を振ったら、「待っていて下さい」と本人を連れて来て握手。「もう投票しました」と言ったら、「厳しいので友人10人に声を掛けて下さい」と言われたとか・・・。
八王子は、自民は萩生田候補。立憲は厳しいようです。
天気が心配です。お天気次第では投票率が下がって、立憲は厳しい!?
投稿: patakara | 2017年10月19日 (木) 12:38
ああ、またあの「ございます」大臣の顔を見なければならないのかと思うとうんざりです。
お手てつないで、あちこちに恥をさらさないでいてほしいですね。日本の恥です。さっそく森友、加計問題を解明させて下さい。
【エムズの片割れより】
直ぐに、立憲や山尾さんがモリカケ疑惑解明に向かって欲しいですが、さてさて・・・
投稿: 白萩 | 2017年10月23日 (月) 10:31
いくらなんでも議席数を2/3を確保するなんて!1これでは改憲問題、共謀罪、安全保障問題ほか諸々な事柄が与党の案がすんなり通ってしまうのではと危惧してしまいます。与党が傲り高ぶらず、国民の声をきちんと聞いてほしいです。こうなると与党の中の公明党がしっかり手綱を握ってほしいものです。
立憲民主党の躍進は本当に良かったです。しかし与党が2/3を占めるなんて悪夢もいいとこです。
【エムズの片割れより】
安倍首相の「国民は(バカだから)何でも直ぐに忘れるさ」といううそぶきが、聞こえてきそうですね。
投稿: patakara | 2017年10月23日 (月) 11:13