「線虫によるガン診断」九州大学・広津崇亮氏の話
体に負担が無い方法で、病気を見付けられるのは有り難い。
もうだいぶ前だが、NHKラジオ深夜便で「線虫は素晴らしい!~九州大学大学院理学研究院助教…広津崇亮」(2017/08/10放送)という番組があった(自分はその録音を昨夜聞いた・・・)。線虫によるガン診断の話である。
この話については、2年ほど前に「尿1滴でがん診断、「線虫」の嗅覚で実現」(ここ)という記事を書いた。その開発者の話である。
研究の内容については、前の記事に詳しいので、ここには書かないが、その後、2016年にベンチャー企業の「株式会社HIROTSUバイオサイエンス」(ここ)という会社を立ち上げたとのこと。その部分を少し聞いてみよう。
<「線虫によるガン診断」九州大学・広津崇亮氏の話>
上の話にもあるように、日立製作所と組んで、2020年1月に「ガンがあるか無いか」の実用化を目指しており、2022年までに、「ガンの種類~特に膵臓ガン」を見分けられる実用化を目指しているとのこと。
現在、全国20カ所の病院と臨床研究を進めているというが、非常に安価な検査方法なのに加え、95%という精度で、ガンが見付けられるというので、早期発見に期待が大きい。
話は飛ぶが、不整脈で3ヶ月に1回、近くの大学病院に通っているが、毎回血液検査をする。それが1~2時間後には、詳しいデータが医師の手元に届いている。
特に午前中の血液検査の混雑は大変。血を採る場所の後には、何やら装置が動いている。相当な自動化装置で処理しているのだろうと、いつも不思議に思っていたが、Netで「生化学自動分析装置」について、あちこち読んでしまった。
なるほど、試薬を入れて色の変化で判断しているらしい。前にそれに使う試験管の製作は難しいと聞いたことがあるが、なるほど・・・
ガンの早期発見については、当サイトでもいつも考えてしまう。個人の死生観にもつながる。自分はどうもガンの発見には後ろ向き。人間ドックもとっくに止めてしまったし、胸のレントゲン検査についても、今年8年ぶりに受けたほど。また当分受けない。
治るガンなら早く見付けたいが、“がんノイローゼで早期死亡”が予想される自分としては、あまり見付けたくない。
もし尿で簡単にガンが見付かるようになったとしても、果たして自分がそれを受けるかどうか・・・。なかなか難しいテーマではある。
●メモ:カウント~1070万
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