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2017年8月15日 (火)

グレープの「精霊流し」~“灯籠流し”と勘違い

今日8月15日は、終戦記念日でお盆。昔、お袋が行灯を出して飾っていたことを思い出す。

昨日(2017/08/14)のTV朝日「モーニングショー」で、「驚き“精霊流し”知っている!?日本中の勘違いの理由」という番組を放送していた。
「灯籠(とうろう)流し」との勘違いの話である。地元以外では、「精霊流し」のイメージとして「灯籠流し」と勘違いしている人が多いそうだ。

「精霊流し」とは、「初盆を迎えた故人の家族らが提灯などで飾られた精霊船に故人の霊を乗せて西方浄土に送り出す行事」だそうだ。
さだ「20歳の時に同じ年の一番仲が良かった従兄弟を長崎の海で事故で亡くした。それで彼のことを歌にして残したいというのと、あのにぎやかな祭りをどう表現しようかと思ってて・・・」
170815sada 長崎市内でカフェ「自由飛行館」を経営しているさだまさしさんの妹の佐田玲子さん(60)に聞くと「違いがあまりにも大きすぎて、あの(曲の)精霊流しをご存知の方が初めて長崎で精霊流しをご覧になった時、「さだまさしの嘘つき~!」っておっしゃったことがあるんですけど、あれは、いわゆる船を流す側、身内ですよね。(精霊船を)流す側の気持ちを歌った歌なんですよ。ですから、しめやかな歌なんですね。私たち送る側は、すごく粛々とした気持ちで流している。流して初めてその船の悲しさとか初めて分かるんですね。」

170815torou Netでググってみると、灯籠流しは全国で行われているが、精霊流しは、長崎県の各地、熊本県の一部及び佐賀市だけらしい。

そしてグレープの「精霊流し」は1974年4月の発売だが、1974年8月発売のアルバムバージョンでは、冒頭に精霊流しの爆竹の音が入っている。

<グレープの「精霊流し」>


「精霊流し」
  作詞・作曲:さだまさし

去年のあなたの想い出が
テープレコーダーから こぼれています
あなたのためにお友達も
集まってくれました
二人でこさえたおそろいの
浴衣も今夜は一人で着ます
線香花火が見えますか 空の上から
約束通りに あなたの愛した
レコードも一緒に流しましょう
そしてあなたの 舟のあとを
ついてゆきましょう
私の小さな弟が
何にも知らずに はしゃぎまわって
精霊流しが華やかに始まるのです

あの頃あなたがつま弾いた
ギターを私が奏いてみました
いつの間にさびついた糸で
くすり指を切りました
あなたの愛した母さんの
今夜の着物は浅黄色
わずかの間に年老いて 寂しそうです
約束通りに あなたの嫌いな
涙は見せずに 過ごしましょう
そして黙って 舟のあとを
ついてゆきましょう
人ごみの中を縫う様に
静かに時間が通り過ぎます
あなたと私の人生をかばうみたいに

ちょうど1年前「さだまさしの「椎の実のママへ」~伯母の思い出」(ここ)という記事を書いた。
さだまさしが従兄弟を亡くしたときの話である。その事情を念頭に聞くと、この歌の背景が良く分かる。

毎年書くが、今日のこの日は我が家にとって特別な日。親父の命日。もう21回目となった。
真夏のそれは暑い日だった。しかし今年は、涼しい。東京は、8月に入って連続15日雨を観測しているとか・・・
今年は、異常気象?
雨がしとしと降るお盆は、何か合わないが、21年前を思い出す8月15日ではある。

(メモ)
昨夕(2017/08/14)、床の新聞を取ろうと思ってかがんだら、腰がイタ!ぎっくり腰!そのまま床に転がって、助けを呼ぶ為の1m先の受話器も取れない。別に重い物を持った訳でもないし、ただかがんだだけなのに・・・・
しかし、急性のせいか、治りは早い。昨夜は杖にかじりついてトイレに行ったが、24時間後の今夕は、歩いて階段を下りた。
それにしても、これではぎっくり腰は避けようがないな・・
⇒丸2日で9割方復活。急性は治り方も急性。

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