免許更新の「高齢者講習」に行った話
とうとう、運転免許更新のための「高齢者講習」というのに行ってきたよ。
前にショックを受けながら「免許更新~高齢者講習~とうとう自分も!」(ここ)という記事を書いたのが5月。しばらく経って、仕方なく教習所で予約を取った。なぜか1ヶ月先・・・
予約した近くの教習所は、一日3回開いているようで、各回6人だという。
受付でまず4650円也を払う。別の建屋の「高齢者講習会場」へ移動。先生は2人。受講者は男の人が2人と女の人が4人だった。
まず講師の雑談から始まって、ビデオを見る。
その後、3人ずつに分かれて、車に乗り、実車講習。自分のクラスは、男2人女1人だった。まず女性が「自分は最後が良い」と言ったので、別の男性からスタート。自分は2番目だった。
教習所を走るのは、学生時代の免許講習以来。車庫入れやS字カーブがあったが、どうって言うことはなかった。一旦停止だけは注意したつもり。高齢者用として、アクセル⇒ブレーキの反応を見るために、縁石直前で止まり、アクセルを踏んで乗り越えると同時にブレーキを踏むテスト。
男2人はそつなくこなしたが、最後の女性の運転が結構乱暴。最初からスピードを出して、急ブレーキで体がしなったほど。
これはテストでは無いが、講師のコメントは「まったく問題ないですね」。ただ、雑談で言われてしまった。「**さんは、一旦停止はほんの一瞬ですね・・・」。バレた・・・。「止まればいいんでしょ!」が・・・・
その後は、視力関係の検査。視野検査では、前の男性が左右75度位だったが、自分は右目86度、左目88度で、両目視野角度は174度だった。20代~30代の平均の値だった。どんなもんだい!!
次の視力検査は、静止視力は1.0でOK。そして次の「動体視力」が問題。真ん中のいつもの丸い輪の切れている方向を言うのだが、見えた!と思ってボタンを押すが、結果は何と0.2だって・・・。
グラフのように、20代では、1.0の人も動体は0.8。それが50代から急速に落ちて、66~70歳では0.3。71~75歳では0.1が平均だって!
よって自分の0.2は「普通」。
次の「夜間視力検査」も初めて受けた。全面明るい画面から一転して暗い画面になる。そこに置かれた丸い輪の切れている方向を言うのだが、これが見えない。やっと見えて「下!」というと、それまでの時間を計っており、36秒だという。「あまりに見えないので焦った」と言うと、「良い方ですよ。普通は60秒くらいかかるので・・」だって。
ともあれ、そんなことで、時間ぎりぎりの2時間が経つまで、講師の雑談(失礼!講義だった)で過ごして、最後に「高齢者講習終了証明書」を貰ってオシマイ。
この講習は、違反をした人が、更新の時に受ける講習も兼ねているので、全員が近くの警察署で免許が貰えるとのこと。
一つだけ覚えたのは、交差点で右折矢印の状態になったとき「Uターンも出来るようになった」んだって。これは2012年4月の改正で、それまでは、矢印が出てもUターンすると「信号無視違反」になって、悪名高い場所では、白バイが待ち構えていて、Uターンした車があると、それっと捕まえていたんだとか・・・
これは知らなかった。たぶん必要があれば、自分もやっていたかも・・・
ともあれ、暑い中、やっと終わった。でも、ガラガラの自動車教習所を見るに、やはりこれは「安全」に名を借りた教習所の救済策の臭いがする。
まあもうしばらく経ったら、免許の更新に行ってこよう。
それにしても、実車講習のとき、講師が「3人とも昭和22年生まれなんですね」だって。3人とも同じ生まれ月。おばあさんやおじいさんだと思って見ていたが、向こうから見れば、自分も立派なおじいいさんなんだなと、改めて認識。
何を言っても、もう“おじいさん”なんだな~~
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コメント
講習、お疲れ様です。
身体や視力などはまだ(さほど)衰えがないようで良かったですね。
一昔前まで戦後生まれは働き盛りだと思っていたのに、今や高齢者ですからね。
時が経ったなぁ・・・
Radikool、バージョンが4.7になりましたよ。
【エムズの片割れより】
外から見ると、自分は疑いようもない“おじいさん”なのです。トホホ・・・
投稿: マッノ | 2017年7月 8日 (土) 09:58