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2017年5月19日 (金)

「良い夫婦」って?

だいぶん前だが、こんな記事があった。
「(黒木瞳のひみつのHちゃん:156) 「良い夫婦」って?
 語呂合わせで一年中、なんとかの日がある。4月15日は良い子の日。ふむふむ。4月18日は良い歯の日。ほー。4月22日は、良い夫婦の日。まさにまさに。なんとかの日を決めて、多くの人がそうであるようにと願いを込めてイベントも盛りだくさんだ。
 それにしても、良い夫婦ってなんだろう。世界で6位、約3組に1組という離婚率の日本で、離婚していない夫婦はみんな良い夫婦ということになるぞ。なんてことを苦笑しながら思う。冗談はさておき、良い夫婦とは?と真面目に考える。
 お互いを尊敬して尊重し合う。思いやりと譲り合い。そして、ライフスタイルを認め合い、時には協力する。貶(けな)しあったり足を引っ張りあったり、罵(ののし)りあったりしてはいけない。カップルであって、友人や同居人であってはいけない。愛と希望を忘れずに2人の未来図に向かって邁進(まいしん)していく。そんな理想を地でいく人たちが“良い夫婦”なのだろうなと、ぼんやり思う。
 そう考えると、うちらは“普通の夫婦”だ。26年も一緒にいるから同じ話を何度もして嫌がられるし、時には喧嘩(けんか)もするし、本気で腹が立つ時もある。今日はご飯ないの?と拗(す)ねられる時もあるし、良い夫婦の日だからといって花やケーキで食卓を飾るわけでもない。
 ちまたでよく、夫婦円満の秘訣(ひけつ)は?って質問を耳にする機会があるけれど、けっしてその答えは我慢や忍耐ではないはず。夫婦の数だけ円満の秘訣は違う。だから、こうやったら円満になるって知っていることをやればいいだけ。無駄な意地を張ってそれができなくなるから円満に戻れなくなる。
 「今度こそ別れる」と言う妻を私は何人か知っている。でも不思議なことにその夫婦たちはまだ別れていない。別れる別れる詐欺に呆(あき)れるけれど、きっとその人たちは円満になる秘訣を自(おの)ずと実践しているんだと思う。そんなことをひとり徒然(つれづれ)に思いながら、良い夫婦の日を過ごす。語呂合わせの日も捨てたもんじゃないね。」(
2017/04/26付「朝日新聞」夕刊p4より)

昔、現役の頃に結婚式に呼ばれると、挨拶で決まって「会話の多い家庭を!」と言ったものだ。それは今でも変わっていない。「良い夫婦」とは、お互い会話の多い、コミュニケーションの良い関係だと思う。
それと、カミさんが言っていたが、声を出すことは良いことらしい。内容は何であっても、声に出して話をすることが健康のために大事だという。しかし、これには相手が要る。愛犬・メイ子を相手にするのも手だが、メイ子の方が迷惑そうで・・・

いよいよ暑くなってきた。いつものメイ子のための?散歩も、暑くなる前に・・・と朝早くカミさんだけで行くことが多くなってくる。
散歩と言えば、メイ子との散歩の姿を見たカミさんの知人が「**さんはいつも楽しそうに話をしながら散歩していて、仲が良いのね」と言うそうだ。確かに、ペチャクチャやりながら歩いている。それを遠目から見たら、仲が良く見えるのだろう。しかし現実は違う。お互い罵りあっているのだ。それでも、遠くから見ると、そうは見えない。自分も、確かにカミさんの尻を蹴飛ばす時には、周囲を見回して、誰も見ていないことを確認してから、蹴飛ばす。そんな瞬間を、知り合いは目撃していないので、勘違いをしているのだ・・・

毎回、歩きながら話に出るのが「我々夫婦で、殺人をしても、たぶんバレないね。近所の人が警察から聞かれても、いつも仲良さそうに歩いていました・・・と言うだろうから・・・」
ま、メイ子も14歳半。いつまで続くか分からないが、メイ子を真ん中に、罵り合う散歩は続けることにしよう・・・。

170519honegumi <付録>「ボケて(bokete)」より

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