愛犬・メイ子の「突発性前庭疾患」~老犬病の始まり!?
昨夜は、愛犬・メイ子(ヨークシャテリア、14歳)の「突発性前庭疾患」の発病、及びV字回復で、カミさんと二人でアタフタしてしまった。これはその備忘録。
話は外れるが、自分はメガネを掛けて60年近くなる。何せ小学校5年生以来なので。その間、体育の時間以外でメガネを壊したことはない。常に掛けているので当たり前!?
それが、今の近近と遠近の二つのメガネを持つようになってから、近くに使わないメガネを置くようになっている(ここ)。
しかし、掛けていない方のメガネは、必ず机の上に置くようにして、用心していた。それが、何と初めて足で踏んづけて壊してしまった。
昨日、映画を見に行って、帰ってから新聞を読みながらウトウトした。その際に、新聞に近近メガネを置いたらしい。カミさんに呼ばれて居間に降りた後、部屋に戻って新聞を踏んづけて向こう側に行こうとした時に、四角い箱のような物を踏ん付けた。
何とそれが、新聞の下にあったメガネ。右側のツルが、見事に80度位上に曲がっている!
ヤバ~、と思うや、直ぐに車に乗って近くにある「眼鏡市場」の店に・・。
店に入るや、「いや~、足で踏ん付けちゃって・・。素人が触ると危険なので・・」と言うと、店員さんが「これは誰がやっても折れるかも!?それを覚悟でやりますか?」「折れても仕方がないので、やってみて!」
男性店員さんが、店の奥でチャレンジ。「やっぱり折れた」と言うかと、ドキドキして待つが、10分ほど黙って作業をしている。ウン、未だに折れていないということは、直るかも・・・。
そして「直りました。結構強いです。二度目になると折れますが、大丈夫でしょう」
「ありがとうございます!助かった~~。店が近くにあって良かった!それで修理費は?」「もちろん要りません」・・・
他店で買ったメガネなのに、何も言わずに修理してくれる「眼鏡市場」は良い店だ。
ヤレヤレと家に戻ると、カミさんが「メイ子が脳梗塞かも?」と言う。見ると、歩く時にヨロヨロと歩く。顔が右上を向いており、左後ろの足に力が入らないらしく、体が左側にグシャリと潰れる。「これは神経だな。ダメでも、とにかく病名を知るだけで良いので病院に連れて行こう」と直ぐに車で、行き付けの獣医さんの元へ。
発病からまだ1時間弱。
獣医さんが見るや「これは前庭疾患と言って、老犬になると、耳の奥にあるバランスを保器官がやられている。まだ眼震が出ていないので、今日は早めに注射を打ちましょう。これはトシなんですよ。これは急に来るんだよね。歩けても、このようにグルグル旋回運動になる。直るかどうか分からないが、まだ早いのでまず注射を打って、薬を3日位飲んでみて、少しでも元に戻ればラッキー。治らない子も居るが、食べることは出来る。やはりトシなんですよ。突発性前庭疾患だが、まだ眼震まで来ていない。悪くなると、自分の意志とは関係無く目が左右に動いてしまうが、これから来るかも知れない。老齢による前庭疾患。歩くのはこれから難しい。ジャンプも出来ないし、散歩も難しい。しかし生活にはそれほど支障は出ない。足がもつれることはあるが・・。元に戻るかと言うと疑問なところはある。人間でいうとバリアフリーにして欲しい。高い所は怖い。転げ落ちたら、どこかを打って、そのまま、という事があるので、全部下。高い所はダメ。7~8歳で来る子もいるし、12~3歳で来る。この病気は人間で言うとメニエール病のようなもの。目が回っている状態。耳の奥の器官が炎症を起こしたり、突発的にダメになる。神経の問題。食べるのは問題ない。嗅覚は最後まで残るから。おしっこや排便などは今まで通り。この病気で亡くなることはない。心臓の薬を飲んでいるが、この病気はそれとは関係無い。ステロイドと抗生剤と胃の薬の3種類出すので、4日間飲ませて下さい。」
メイ子の住み家は(ここ)に挙げたことがある。出窓にいつも駆け上がって“住んで”いる。しかし、もうダメだ。早速、ヒーターなどを降ろして床に新しい寝床を作る。
よろよろしながらも、いつもの寝場所に行きたいらしく、階段を外されてもジャンプをしようという雰囲気・・・。
しかし、時間と共にヨロヨロが少しずつ良くなって行くように見える。
発病が17時、病院で注射を打ったのが18時。そして何と21時に“復活”したのだ。
カミさんの声で行ってみると、何と、メイ子が階段を外された出窓に飛び乗って、座っているという。スゴイ。ジャンプが戻った。試しに、メイ子を床に置くと、ほとんどよろけずに歩く。ステロイド注射はスゴイ。何よりも、発病から時間が経っていなかったのが良かったみたい・・・
さすがに、夜のエサは食べなかったが、ほとんど元の状態。
今日は、完全復活。何よりも、テレビで動物が見えると、出窓からダッシュして、テレビの前で吠える。ウルサイ吠え声も、この時ばかりは嬉しい。
カミさんが獣医さんに電話で現状を伝えると、喜んでくれて「飲み薬は2日間で止めて、次に何かあった時のために、2日分は冷蔵庫に保管しておくと良い」とのアドバイス。
ともあれ、お父さん犬と同じ病気にかかってしまったが、メイ子は復活した。でも、もう14歳。老犬病の域に達したことは確か。
次に、同様な病状が出たら、とにかく開いている病院を探して、即ステロイドの注射をやってもらおう。薬では弱い。これは昔、自分が突発性難聴でステロイド治療を体験したこと(ここ)と同じなので・・・
(2017/04/09追)
今朝、7時過ぎに再発。9日目の再発。出窓に上る階段から落ちた。即、前に貰っていたステロイドの飲み薬を飲ませる。同時に、かかりつけの獣医さんに電話で相談。「薬を飲んだのなら、午後3時位まで様子を見て、状況が変わらなかったら連れてくるように」とのアドバイス。
薬を飲んでから1時間弱で復活。普通の状態に戻った。注射も飲み薬も、効き目は変わらないようだ。
(2017/04/12メモ)
朝、10時。散歩の途中で、突然左側に傾斜。直ぐに前提疾患の再発と判断して、抱いて家に戻り、ステロイドの飲み薬を飲ませるが、歩かせると普通・・・!! メイ子が我々をおちょくったのか、はてまた、発症したが回復したのかは不明。今後は、慌てて飲ませるのではなく、症状をよく観察してから飲ませることに・・・。
(2017/05/28メモ)
メイ子の耳が遠くなっている。カミさんが出かけると、メイ子は必ず玄関、または階段の下の階で待っている。それが、2階から階段を降りて行っても、メイ子が気付かない。「メイ子!」と呼びながら降りて行っても、気が付かない。色々実験をした結果、メイ子の後から近付くと、数十センチでも反応が無い事が分かった。つまり聞こえていない。少しずつ大きな声で呼ぶと、段々と耳が動き、最後には振り向く。かなりの音量でないと聞こえないようだ。
通りで、誰かがピンポンをしても、玄関に行かなくなった。
それにバカ食いをするようになっている。決まって翌日は下痢。満腹神経も弱っている!?老いだ・・・・
(2017/06/09追)
最近食欲がすごい!メイ子を抱くと、重いなと感じていたが、今日測ったら体重が2.9キロだった!! ずっと2,4キロくらいで推移してきたが、復活!?
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コメント
何はともあれ、とにかく、よかったですね。
ほっとなさったことでしょう。
【エムズの片割れより】
ありがとうございます。
人さまに読んで頂く内容では無かったのですが・・・
投稿: Tamakist | 2017年4月 2日 (日) 11:09